Interstage Application Server 移行ガイド
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第4章 Interstage Application Server V4からの移行> 4.6 InfoDirectoryディレクトリサービスの移行

4.6.2 InfoDirectory管理ツールの移行

  1. 資源退避

     アンインストール前に以下の定義ファイルを退避します。


     「C:\INTERSTAGE\ID\MGR\etc」配下をxcopyコマンドなどを利用して退避します。
      例:「C:\INTERSTAGE\ID\Dir」配下に退避ファイルがある場合

    xcopy /E "C:\INTERSTAGE\ID\MGR\etc" "C:\backup\etc"

     「/opt/FJSVdirs/etc」配下をcpコマンドなどを利用して退避します。
      例:「/opt/FJSVdirs」配下に退避ファイルがある場合

    cp -r /opt/FJSVdirs/etc    /work/Backup/

     SSL環境がある場合、使用していたSSL環境ファイル内に記述されている以下の項目の値を控えておく必要があります。(証明書管理環境の移行時に使用します。)
     トークンラベル :[tkn_lbl=]の項目
     ユーザPIN    :[tkn_pwd=]の項目

  2. パッケージのアンインストール

     現在インストールされているInfoDirectory管理ツールパッケージをアンインストールします。

  3. パッケージのインストール

     最新のInfoDirectory管理ツールパッケージをインストールします。

  4. 定義ファイルの移行

     odsmgrupgradeコマンドを使用して、環境ファイルの移行、スキーマ定義の追加、およびSSL環境定義ファイルの移行を行います。

  5. 証明書管理環境の移行(SSL環境がある場合のみ)

    コマンドで移行を行う場合
     “セキュリティシステム運用ガイド InfoDirectoryでSSLを利用する方法 証明書/鍵管理環境の移行方法”を参照してください。

    GUIで移行を行う場合
     “GUIを使用した証明書管理環境の移行”を参照してください。


 SMEE2を使用する場合、以下の編集をしてください。

ファイル名:C:\INTERSTAGE\ID\MGR\etc\ssl\config\sslconfig.cfg
変更内容 :“ssl_loadlib”の行を最後に追加してください。

・・・
ssl_loadlib=F3FGssl4.dll

ファイル名:/opt/FJSVdirs/etc/ssl/config/sslconfig.cfg
変更内容 :“ssl_loadlib”の行を最後に追加してください。

・・・
ssl_loadlib=libssl4.so


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