Interstage Application Server 移行ガイド
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第4章 Interstage Application Server V4からの移行> 4.6 InfoDirectoryディレクトリサービスの移行

4.6.4 GUIを使用した証明書管理環境の移行

 InfoDirectory管理ツールに同梱されている証明書管理ユーティリティおよびInfoDirectory管理ツールの証明書管理機能を使用して、移行前に運用していた証明書と鍵をPKCS12形式でエクスポートし証明書環境にインポートします。以下に手順を示します。

■SMEE3を使用する場合

  1. 移行前に使用していた証明書管理環境から、証明書と鍵情報をPKCS#12形式で取り出します。証明書管理環境ユーティリティを使用して行うことができます。ユーティリティの各ダイアログで入力する値は、資源退避のときに控えた値を使用します。
  2. 移行先の証明書管理環境に、1.で取り出したPKCS#12ファイルを登録します。詳細は、“InfoDirectory使用手引書 証明書管理環境の設定"を参照してください。

■SMEE2を使用する場合

 証明書管理ユーティリティをSMEE2のモードにして動作させる必要があります。取り出したPKCS12形式のデータを登録する際に、証明書管理ユーティリティの動作モードをSMEE2に変更し、その後PKCS12形式のデータのインポートを行います。

  1. 移行前に使用していた証明書環境から、証明書と鍵情報をPKCS#12形式で取り出します。証明書管理環境ユーティリティを使用して行うことができます。

    ユーティリティの各ダイアログで入力する値は、資源退避のときに控えた値を使用します。
  2. 移行先の証明書管理環境に1.で取り出したPKCS#12ファイルを登録します。詳細は“InfoDirectory使用手引書 証明書環境設定"を参照してください。


 SMEE2で動作させる必要がある場合、以下のファイルを編集してください。

ファイル名:C:\INTERSTAGE\ID\MGR\etc\ssl\smee.cfg
変更内容 :後ろから2カラム目の3を2に変更します。
変更前:

 C:\Interstage\ID\Mgr\etc\ssl\envdir,〜\certs, 〜\crls,〜\ssl\slot,3,xxxxxxxxx

変更後:

 C:\Interstage\ID\Mgr\etc\ssl\envdir,〜\certs, 〜\crls,〜\ssl\slot,2,xxxxxxxxx

ファイル名:/opt/FJSVdirs/etc/ssl/smee.cfg
変更内容 :後ろから2カラム目の3を2に変更します。
変更前:

 /opt/FJSVdirs/etc/ssl/envdir,〜/certs, 〜/crls,〜/ssl/slot,3,xxxxxxxxx

変更後:

 /opt/FJSVdirs/etc/ssl/envdir,〜/certs, 〜/crls,〜/ssl/slot,2,xxxxxxxxx


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