Interstage Application Server 高信頼性システム運用ガイド
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第4章 クラスタサービスの環境設定手順> 4.5 Interstageの環境設定

4.5.17 Interstage JMSを使用する場合

 Interstage JMSを使用する場合、メッセージの送受信に使用する静的イベントチャネルの運用を行うために、ノーティフィケーションサービスの環境設定を行う必要があります。ノーティフィケーションサービスの環境設定は、運用形態により設定方法が異なります。

 ユニットの作成、静的イベントチャネルの作成で指定するオプションの詳細については、“J2EEユーザーズガイド"の"イベントチャネル運用マシンの環境設定"を参照してください。
 Interstage JMSを使用する場合、以下の手順で環境を作成する必要があります。

1) 環境の設定

 運用ノード(ノード1)でInterstage JMSの環境定義を行います。詳細については、"J2EEユーザーズガイド"の"JMSアプリケーション運用マシンの環境設定"を参照してください。

2) JMS不揮発化ファイルの設定

 Durable Subscription機能を使用する場合は、jmssetupclusterコマンドを使用して、JMS不揮発化ファイルを共用ディスク上に作成します。

 jmssetupcluster $SWITCH

$SWITCH:共用ディスク上のディレクトリ

3) ノード切り替え

 クラスタサービスの切り替えを行い、ノード2を運用ノードに、ノード1を待機ノードにします。

4) 環境の設定

 運用ノード(ノード2)でInterstage JMSの環境定義を行います。この時、待機ノード(ノード1)と同一の環境設定を行う必要があります。ConnectionFactory定義、Destination定義を待機ノード(ノード1)と同一のJNDI名、オプションを指定して登録してください。

5) JMS不揮発化ファイルの設定

 Durable Subscription機能を使用する場合は、jmssetupclusterコマンドを-w指定で実行します。

 jmssetupcluster $SWITCH -w

$SWITCH:共用ディスク上のディレクトリ


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