Interstage Application Server 高信頼性システム運用ガイド
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第4章 クラスタサービスの環境設定手順> 4.5 Interstageの環境設定

4.5.16 EJBサービスを使用する場合

 EJBサービスを使用する場合、Interstageの初期化(isinitコマンド)での設定に加え、別途設定作業が必要になります。なお、EJBサービスの場合はisinitコマンドでEJBの指定が必要となります。
 手順を以下に説明します。

1) Java環境の設定

 運用ノード(ノード1)および待機ノード(ノード2)でそれぞれJava環境設定ファイルを設定する必要があります。
 また、この時Java環境設定ファイルで設定するJava(Interstage Java実行環境サーバパッケージ、Linuxの場合はJava実行環境)は、運用ノード(ノード1)および待機ノード(ノード2)で同一のディレクトリ構成としなければなりません。
 下記ファイルを編集して、Java環境を設定してください。

C:\INTERSTAGE\EJB\etc\Java_config.txt
EJBサービスインストールディレクトリ/etc/java_config.txt

2) Interstageの起動

 運用ノード(ノード1)でisstartコマンドによりInterstageを起動します。

 isstart

3) アプリケーション格納フォルダの設定

 アプリケーション格納フォルダは、Interstageのインストール時に作成されます。アプリケーション格納フォルダは、運用ノード(ノード1)と待機ノード(ノード2)で同一のディレクトリ構成としなければなりません。変更の必要があれば、ejbmakeapfolderコマンドを使用し、アプリケーション格納フォルダの作成を行ってください。
 この時、アプリケーション格納フォルダは、ローカルディスクに作成する必要があります。

 ejbmakeapfolder D:\ejb-ha\AppFolder

 ejbmakeapfolder /var/ejb-ha/AppFolder

4) Interstageの停止

 運用ノード(ノード1)においてisstopコマンドによりInterstageを停止します。この時-fを指定します。

 isstop -f

5) ノード切り替え

 クラスタサービスの切り替えを行い、ノード2を運用ノードに、ノード1を待機ノードにします。

6) Interstageの起動

 運用ノード(ノード2)でisstartコマンドによりInterstageを起動します。

 isstart

7) アプリケーション格納フォルダの設定

 アプリケーション格納フォルダは、Interstageのインストール時に作成されます。アプリケーション格納フォルダは、運用ノード(ノード1)と待機ノード(ノード2)で同一のディレクトリ構成としなければなりません。変更の必要があれば、ejbmakeapfolderコマンドを使用し、アプリケーション格納フォルダの作成を行ってください。

 この時、アプリケーション格納フォルダは、ローカルディスクに作成する必要があります。

 ejbmakeapfolder D:\ejb-ha\AppFolder

 ejbmakeapfolder /var/ejb-ha/AppFolder

8) Interstageの停止

 運用ノード(ノード2)においてisstopコマンドによりInterstageを停止します。この時-fを指定します。

 isstop -f


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