Interstage Application Server セキュリティシステム運用ガイド |
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第2部 認証とアクセス制御 | > 第5章 Interstage HTTP Serverの認証とアクセス制御の設定 |
オンライン照合機能の運用では、一般的な運用に加え、Interstage HTTP Serverとディレクトリサーバ間でSSLを使用したセキュアな通信を行うことができます。
運用方法に応じて、以下の手順で設定します。
オンライン照合機能の運用で使用するディレクトリサーバは、InfoDirectory(ディレクトリサービス)を対象としています。
オンライン照合機能を使用するには、Interstage HTTP Serverと同じマシン上に、クライアントAPIライブラリ(InfoDirectory SDK)が必要です。クライアントAPIライブラリは、以下の製品に同梱されています(Windows(R)システムおよびSolaris OEシステムのWeb-J Editionでは、別途、必要です)。
ディレクトリサーバの環境設定を行います。ディレクトリサーバの環境設定については、“ディレクトリサーバの環境設定”を参照してください。
以下に示すシステム構成において、Interstage HTTP Serverとディレクトリサーバ間でSSLを使用したセキュアな通信を行う場合、ディレクトリサーバのSSL環境とは別にInterstage HTTP ServerのSSL環境を構築する必要があります。
Interstage HTTP Server側のSSL環境構築手順について以下に示します。
Solaris OEシステムまたはLinuxシステムでは、スーパユーザ権限以外のユーザが上記の操作を行ってください(セキュリティ上の配慮によりWWWサーバのプロセスをスーパユーザ権限以外で設定する必要があるため)。
また、このユーザ、グループを“(3)環境定義ファイルの編集”でInterstage HTTP Server環境定義ファイルに設定してください。
Interstage HTTP Serverの環境定義ファイル(httpd.conf)において、以下に示すディレクティブを使用して、それぞれの運用に応じたLDAP認証を設定します。
以下のような設定でオンライン照合機能の運用を行う場合
ディレクトリサーバのホスト名“hostname”
ポート番号“389”
BaseDN名“o=FUJITSU,c=jp”
# モジュールの追加(コメントを削除) LoadModule mod_ldap_module modules/mod_ldap.dll AddModule mod_ldap.c # ディレクトリ <Directory "C:/INTERSTAGE/F3FMihs/htdocs/manuals"> # BindDN名 AuthLDAPBindDN cn=is-apache # BindDN名に対応するパスワード AuthLDAPBindPassword is-apache # LDAP認証を行うか # AuthLDAPEnabled on(default)|off # 認証画面のタイトル AuthName "Security-Zone" # 基本認証 AuthType Basic # ディレクトリサーバのホスト名 AuthLDAPHost hostname # ディレクトリサーバのポート番号 AuthLDAPPort 389 # ディレクトリサーバでユーザ情報を格納したツリーの名前 AuthLDAPbasedn o=FUJITSU,c=jp # 認証許可ルール Require valid-user </Directory> |
以下のような設定でオンライン照合機能の運用を行う場合
ディレクトリサーバのホスト名“hostname”
ポート番号“389”
BaseDN名“o=FUJITSU,c=jp”
# モジュールの追加(コメントを削除) LoadModule mod_ldap_module libexec/mod_ldap.so AddModule mod_ldap.c # ディレクトリ <Directory "/opt/FJSVihs/htdocs/manuals"> # BindDN名 AuthLDAPBindDN cn=is-apache # BindDN名に対応するパスワード AuthLDAPBindPassword is-apache # LDAP認証を行うか # AuthLDAPEnabled on(default)|off # 認証画面のタイトル AuthName "Security-Zone" # 基本認証 AuthType Basic # ディレクトリサーバのホスト名 AuthLDAPHost hostname # ディレクトリサーバのポート番号 AuthLDAPPort 389 # ディレクトリサーバでユーザ情報を格納したツリーの名前 AuthLDAPbasedn o=FUJITSU,c=jp # 認証許可ルール Require valid-user </Directory> |
以下のような設定でSSL通信を併用したオンライン照合機能の運用を行う場合
ディレクトリサーバのホスト名“hostname”
ポート番号“636”
BaseDN名“o=FUJITSU,c=jp”
秘密鍵管理環境のスロット情報ディレクトリ“C:\INTERSTAGE\ID\Mgr\etc\ssl\slot”
証明書/CRL管理環境の運用管理ディレクトリ“C:\INTERSTAGE\ID\Mgr\etc\ssl\envdir”
トークンラベル“token01”
ユーザPIN“userpin”
# モジュールの追加(コメントを削除) LoadModule mod_ldap_module modules/mod_ldap.dll AddModule mod_ldap.c # ディレクトリ <Directory "C:/INTERSTAGE/F3FMihs/htdocs/manuals"> # BindDN名 AuthLDAPBindDN cn=is-apache # BindDN名に対応するパスワード AuthLDAPBindPassword is-apache # LDAP認証を行うか # AuthLDAPEnabled on(default)|off # 認証画面のタイトル AuthName "Security-Zone" # 基本認証 AuthType Basic # ディレクトリサーバのホスト名 AuthLDAPHost hostname # ディレクトリサーバのポート番号 AuthLDAPPort 636 # ディレクトリサーバでユーザ情報を格納したツリーの名前 AuthLDAPbasedn o=FUJITSU,c=jp # 認証許可ルール Require valid-user # SSLの使用有無 AuthLDAPSecure on # 秘密鍵管理環境のスロット情報ディレクトリ AuthLDAPSlotPath "C:\INTERSTAGE\ID\Mgr\etc\ssl\slot" # 証明書/CRL管理環境の運用管理ディレクトリ AuthLDAPCertPath "C:\INTERSTAGE\ID\Mgr\etc\ssl\envdir" # トークンラベル AuthLDAPTknLbl token01 # ユーザPIN AuthLDAPTknPwd userpin </Directory> |
以下のような設定でSSL通信を併用したオンライン照合機能の運用を行う場合
ディレクトリサーバのホスト名“hostname”
ポート番号“636”
BaseDN名“o=FUJITSU,c=jp”
秘密鍵管理環境のスロット情報ディレクトリ“/home/slot”
証明書/CRL管理環境の運用管理ディレクトリ“/home/sslcert”
トークンラベル“token01”
ユーザPIN“userpin”
証明書/鍵管理環境を構築したユーザ“user1"
証明書/鍵管理環境を構築したグループ“group1"
# モジュールの追加(コメントを削除) LoadModule mod_ldap_module libexec/mod_ldap.so AddModule mod_ldap.c # 証明書/鍵管理環境を構築したユーザの設定 User user1 # 証明書/鍵管理環境を構築したグループの設定 Group group1 # ディレクトリ <Directory "/opt/FJSVihs/htdocs/manuals"> # BindDN名 AuthLDAPBindDN cn=is-apache # BindDN名に対応するパスワード AuthLDAPBindPassword is-apache # LDAP認証を行うか # AuthLDAPEnabled on(default)|off # 認証画面のタイトル AuthName "Security-Zone" # 基本認証 AuthType Basic # ディレクトリサーバのホスト名 AuthLDAPHost hostname # ディレクトリサーバのポート番号 AuthLDAPPort 636 # ディレクトリサーバでユーザ情報を格納したツリーの名前 AuthLDAPbasedn o=FUJITSU,c=jp # 認証許可ルール Require valid-user # SSLの使用有無 AuthLDAPSecure on # 秘密鍵管理環境のスロット情報ディレクトリ AuthLDAPSlotPath "/home/slot" # 証明書/CRL管理環境の運用管理ディレクトリ AuthLDAPCertPath "/home/sslcert" # トークンラベル AuthLDAPTknLbl token01 # ユーザPIN AuthLDAPTknPwd userpin </Directory> |
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