Interstage Application Server セキュリティシステム運用ガイド
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第2部 認証とアクセス制御> 第3章 Interstageの認証とアクセス制御機能> 3.4 各サービスの認証とアクセス制御機能

3.4.1 WWWサーバの認証とアクセス制御

 WWWサーバでは、認証の種類で説明した以下の認証方法を使用できます。

WWWbサーバ

認証方法

ユーザ認証
(基本認証)

IPアクセスコントロール

クライアント認証
(証明書認証)


InfoProvider Pro

Interstage HTTP Server

×

 ○:使用可能
 ×:使用不可

 ユーザ認証、IPアクセスコントロールおよびクライアント認証は、単独または併用して使用できます。
 ただし、InfoProvider Proでは、資源に対してユーザ認証とクライアント認証の両方を指定している場合、クライアント認証でアクセスが許可されると、ユーザ認証は行われません。

 なお、オンライン照合機能により、ユーザ認証に用いるユーザ名/パスワードおよびグループ情報をディレクトリサーバに格納し、オンラインでユーザ名/パスワードの照合を行うこともできます。

■WWWサーバのオンライン照合

 ユーザ認証に用いるユーザ名/パスワードおよびグループ情報をディレクトリサーバに格納し、管理する機能です。

 WWWサーバは、LDAP(Lightweight Directory Access Protocol)V3を用いてディレクトリサーバとの通信を行い、オンラインでユーザ名/パスワードの照合を行います。
 この機能を使用することにより、ディレクトリサーバがユーザ名/パスワードの一括管理を行い、WWWサーバ間共通のユーザ名/パスワードの使用が可能となります。

 オンライン照合機能を使用する場合、WWWサーバのユーザ認証は使用できません。

◆SSLを使用した通信

 WWWサーバとディレクトリサーバ間でSSLを用いたセキュアな通信を行うことができます。
 使用するSSLライブラリとSSLのプロトコルバージョンを以下に示します。

WWWサーバ

SSLライブラリ

SSLのプロトコルバージョン


InfoProvider Pro

SMEE2(SMEE 2.2.x以前)

2.0

Interstage HTTP Server

SMEE3(SMEE 3.x以降)

2.0


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