Interstage Application Server J2EE ユーザーズガイド
目次 索引 前ページ次ページ

第7部 ツール編> 第48章 J2EE Deployment ツール

48.14 J2EE Deploymentツール環境設定ファイル

 このファイルは、J2EE Deploymentツールが動作するために必要な情報を定義するファイルです。

導入の際の設定に変更がなければ、環境設定ファイルを変更する必要はありません。

必要に応じてエディタなどを使って編集してください。編集した内容は、次回の起動から有効となります。

 なお、”J2EE共通ディレクトリ”のパスの詳細については、“J2EE共通ディレクトリについて”を参照して、適宜読み替えて設定してください。

■J2EE Deploymentツール環境設定ファイルの格納先

 環境ファイルの格納先とファイル名は次のとおりです。

image

C:\INTERSTAGE\J2EE\etc\isdeploy.conf

imageimage

/opt/FJSVj2ee/etc/isdeploy.conf

image
※起動時に拡張システムを指定(-Mオプション)した場合は、
/var/opt/FJSVisas/system/システム名/FJSVj2ee/etc/isdeploy.conf
となります。

■定義内容

 J2EE Deploymentツール環境設定ファイの定義内容を次に示します。

キー

説明

省略値

ui.tempDirectory

ツール実行中に、一時的に作成する作業ファイルおよび次回起動時に前回の実行状態を復元するファイルの格納場所として使用するディレクトリです。

最大使用量は次の計算式で求められます。十分な余裕のあるディレクトリを指定してください。

  • 操作するJ2EEアプリケーション(EAR/WARファイル)のサイズ × 3

このディレクトリに作成されるファイルは、ツール実行中には削除しないでください。実行していない時には、削除してもかまいません。

image

  • C:\INTERSTAGE\J2EE\var\isdeploy

imageimage

  • /opt/FJSVj2ee/var/isdeploy

image

※起動時に拡張システムを指定(-Mオプション)した場合は、
/var/opt/FJSVisas/system/システム名/FJSVj2ee/var/isdeploy
となります。

ui.web.server.kind

Webアプリケーション配備の延長で、サーブレット・ゲートウェイ環境定義ファイルの編集が行われます。サーブレット・ゲートウェイ環境定義ファイルはWWWサーバの種別ごとに異なっているため、WWWサーバの種別を指定します。

imageimage

ISHServer:Interstage HTTP Server

other:Interstage HTTP Server以外

image

ISHServer:Interstage HTTP Server

imageimage

other  海外版ではISHServer

image

ISHServer

ui.web.servletGateway.filename

WWWサーバの環境定義ファイルで指定した、サーブレット・ゲートウェイ環境定義ファイル名を絶対パスで指定します。

ui.web.server.kindの指定により、以下となります。

[ISHServerの場合]

image

  • C:\INTERSTAGE\F3FMjs2\conf\jsgw_apapi.conf

image

  • /etc/opt/FJSVjs2/jsgw_apapi.conf
    ※起動時に拡張システムを指定(-Mオプション)した場合は、
    /var/opt/FJSVisas/system/システム名/FJSVjs2/etc/jsgw_apapi.conf
    となります。

image

  • /etc/opt/FJSVjs2/jsgw_apapi.conf

[otherの場合]

image

  • C:\INTERSTAGE\F3FMjs2\conf\jsgw.conf

image

  • /etc/opt/FJSVjs2/jsgw.conf
    ※起動時に拡張システムを指定(-Mオプション)した場合は、
    /var/opt/FJSVisas/system/システム名/FJSVjs2/etc/jsgw.conf
    となります。

ui.logMaxLengh

トレースログファイルの最大サイズを100キロバイト単位で指定します。指定できる範囲は0〜10です。トレースログファイルは、ui.deploy.execModeで指定する動作モードごとに、ここで指定したサイズで、2世代分まで出力します。0を指定するとファイルを出力しません。

※情報量により、最大サイズの10%の範囲内でファイルサイズを超過することがあります。

1(100KB)

ui.dcd.create

DCDファイルを作成するかどうかを指定します。

true:作成する

false:作成しない

true

ui.ejb.default.java-compile-option

配備ウィザード、およびEJB Deploymentツールの展開ウィザードの「EJBアプリケーション - 基本動作」画面の「Java翻訳オプション」に表示するデフォルト値を指定します。

なし

ui.ejb.default.extension-folder

配備ウィザード、およびEJB Deploymentツールの展開ウィザードの「EJBアプリケーション - 基本動作」画面の「参照クラスパス」に表示するデフォルト値を指定します。

なし

ui.ejb.default.server-folder

EJB Deploymentツールの展開ウィザードの「EJBアプリケーション - 生成先設定」画面の「サーバ用ファイル」の「生成先」に表示するデフォルト値を指定します。

  • “J2EE共通ディレクトリ”\deployed\ejb

※Windows版のパスです。Windows版以外の場合は、適宣読み替えて設定してください。

ui.ejb.default.client-folder

EJB Deploymentツールの展開ウィザードの「EJBアプリケーション - 生成先設定」画面の「クライアント用ファイル」の「生成先」に表示するデフォルト値を指定します。

  • “J2EE共通ディレクトリ”\deployed\distribute

※Windows版のパスです。Windows版以外の場合は、適宣読み替えて設定してください。

ui.ejb.default.soapgw-folder

EJB Deploymentツールの展開ウィザードの「EJBアプリケーション - 生成先設定」画面の「SOAP用ゲートウェイファイル」の「生成先」に表示するデフォルト値を指定します。

  • “J2EE共通ディレクトリ”\deployed\soapgw

※Windows版のパスです。Windows版以外の場合は、適宣読み替えて設定してください。

ui.ejb.remote.install.authentication

「FTP転送」によるリモートインストールでEJBインストールサーブレットのユーザ認証を行うかどうかを指定します。

true:行う

false:行わない

詳細については、“リモートインストール”参照してください。

true

ui.ejb.remote.install.authentication.dialog

「FTP転送」によるリモートインストールでEJBインストールサーブレットのユーザ認証ダイアログを表示するかどうかを指定します。

true:表示する

false:表示しない

詳細については、“リモートインストール”参照してください。

true

ui.ejb.remote.install.host

「リモートインストール」画面のホスト名の選択に使用するホスト名または、IPアドレス、Interstage運用操作ツールのWWWサーバのポート番号および、FTPサービスのポート番号を指定する。FTPサービスのポート番号は、省略可能です。

 ホスト名:ポート番号

または

 IPアドレス:ポート番号

または

 ホスト名:ポート番号:FTPサービスのポート番号

または

 IPアドレス:ポート番号:FTPサービスのポート番号

複数指定する場合は、';'で区切って指定します。

指定された先頭のホスト名およびポート番号を「リモートインストール」画面に初期表示します。

なし

ui.ejb.remote.install.default.upload-folder

「リモートインストール」画面の「転送先ディレクトリ」に表示するデフォルト値を指定します。

なし

ui.ejb.remote.install.default.ftp.timeout

リモートインストールでFTP転送を行う場合のタイムアウト値を秒単位で指定します。0以上2147483以下の値を指定してください。

180

ui.deploy.execMode

動作モードを指定します。SERVER又はNONSERVERを指定してください。SERVERを指定するとサーバ管理モードで動作します(IJServerを使用するモード)。NONSERVERを指定すると非サーバ管理モード(IJServerを使用しないモード)で動作します。J2EE Deploymentツールには、起動モードに応じてそれぞれのモードで配備したWeb/EJBアプリケーションのみが表示されます。

SERVER

■定義例

 J2EE Deploymentツールの環境設定ファイルの定義例を次に示します。

image

# Interstage J2EE Deployment Tool Configuration file
ui.tempDirectory=d\:\\INTERSTAGE\\J2EE\\var\\isdeploy
ui.web.servletGateway.filename=d\:\\INTERSTAGE\\F3FMjs2\\conf\\jsgw.conf
ui.logMaxLength=1


image

# Interstage J2EE Deployment Tool Configuration file
ui.tempDirectory=/var/opt/FJSVj2ee/isdeploy
ui.web.servletGateway.filename=/etc/opt/FJSVjs2/jsgw.conf
ui.logMaxLength=1

image

# Interstage J2EE Deployment Tool Configuration file
ui.tempDirectory=/var/opt/FJSVj2ee/isdeploy
ui.web.servletGateway.filename=/etc/opt/FJSVjs2/jsgw_apapi.conf
ui.logMaxLength=1

■注意事項


目次 索引 前ページ次ページ

All Rights Reserved, Copyright (C) 富士通株式会社 2006