Interstage Application Server J2EE ユーザーズガイド
目次 索引 前ページ次ページ

第5部 JMS編> 第41章 JMSアプリケーションの開発> 41.4 サンプルアプリケーション

41.4.17 サンプルSenderSessionBean

 サンプルSenderSessionBeanについて説明します。

(1)概要

 サンプルSenderSessionBeanは、クライアントアプリケーションによって画面から入力されたデータをテキストメッセージとして送信する、メッセージ送信アプリケーションです。

 サンプルプログラムの構成を以下に示します。

image

<samples>
   *<J2EE>
       *<EJB>
           *<Queue>
               *<Sender>
                   *<server>                             … サーバアプリケーション
                   *   * SenderSessionBean.java          … ソースコード(Enterprise Bean)
                   *   * SenderSessionBeanHome.java      … ソースコード(Homeインタフェース)
                   *   * SenderSessionBeanRemote.java    … ソースコード(Remoteインタフェース)
                   *   * ejb-jar.xml                     … deployment descriptor定義ファイル
                   *   * SenderSessionBean.jar           … EJBアプリケーション(ejb-jarファイル)
                   *<client>                             … クライアントアプリケーション
                       * SenderClient.java               … ソースコード
                       * SenderClient.bat                … サンプル起動バッチファイル
                       * queue.xml                       … サンプル用deployment descriptorファイル

image image

<samples>
   *<J2EE>
       *<EJB>
           *<Queue>
               *<Sender>
                   *<server>                             … サーバアプリケーション
                   *   * SenderSessionBean.java          … ソースコード(Enterprise Bean)
                   *   * SenderSessionBeanHome.java      … ソースコード(Homeインタフェース)
                   *   * SenderSessionBeanRemote.java    … ソースコード(Remoteインタフェース)
                   *   * ejb-jar.xml                     … deployment descriptor定義ファイル
                   *   * SenderSessionBean.jar           … EJBアプリケーション(ejb-jarファイル)
                   *<client>                             … クライアントアプリケーション
                       * SenderClient.java               … ソースコード
                       * SenderClient                    … サンプル起動シェルスクリプト
                       * queue.xml                       … サンプル用deployment descriptorファイル

(2)サーバアプリケーションの実行

1. 配備(Deployment)

 J2EE管理ツールを使用して、EJBアプリケーション(ejb-jarファイル)を配備します。
 J2EE管理ツールの使用方法については、“J2EE管理ツール”を参照してください。

2. JMSの環境設定

 ConnectionFactory定義の定義名を“TestQueueConnectionFactory”、種類を“QueueConnectionFactory”として登録します。
 Destination定義の定義名を“TestQueue”、種類を“Queue”として登録します。
 なお、Destination定義の登録時に指定したグループ名、チャネル名でイベントチャネルを生成しておく必要があります。イベントチャネルの生成については、“イベントチャネル運用マシンの環境設定”を参照してください。

3. IJServerの起動

 J2EE管理ツールを使用して、IJServerを起動します。

 注)Interstageが停止中の場合は、Interstageを起動してください。

(3)クライアントアプリケーションの実行

1. コンパイル

 clientディレクトリ配下のファイルをftpコマンドなどを使用して開発環境へ複写します。(複写は必ずバイナリモードで行ってください。)

 サンプルのSenderSessionBeanを呼出すクライアントアプリケーションをコンパイルします。
 クライアントアプリケーションが格納されているディレクトリへ移動して、以下のコマンドを実行します。

 javac -d . SenderClient.java

 注)クライアントアプリケーションをコンパイルする場合、配備時に生成されるクライアント配布物をCLASSPATHに設定してください。

2. 実行

image

 クライアントアプリケーションが格納されているディレクトリへ移動して、以下のバッチを実行します。

 SenderClient

image image

 クライアントアプリケーションが格納されているディレクトリへ移動して、以下のシェルを実行します。

 ./SenderClient

データ“x”または“X”を入力するとクライアントアプリケーションが終了します。


目次 索引 前ページ次ページ

All Rights Reserved, Copyright (C) 富士通株式会社 2006