Interstage Application Server J2EE ユーザーズガイド
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第3部 EJB編> 第20章 EJBサービスで使用できる時間監視機能

20.4 クライアントにサーバメソッドが復帰するまでの待機時間の監視機能

 CORBAサービスでは、アプリケーションの稼働状況を監視するためのタイムアウト監視機能を備えており、クライアント/サーバアプリケーションの動作中に、クライアントでサーバメソッドが発行されてから、そのメソッドがクライアントに復帰するまでの時間を監視します。

 EJBサービスでは、この機能を使用することができます。

 この機能の詳細は、“CORBAアプリケーションのタイマ監視”を参照してください。

 クライアントにサーバメソッドが復帰するまでの待機時間が設定値を超えた場合、クライアントとサーバの通信が切断され、クライアントのシステムログに以下のメッセージが出力されます。

OD: エラー: od10925:クライアントでタイムアウトが発生しました。

 クライアントへは、以下の例外が通知されます。

java.rmi.MarshalException: CORBA COMM_FAILURE

 クライアントにサーバメソッドが復帰するまでの待機時間が設定値を超えた後、クライアントからサーバに処理の要求を行う場合は、createメソッドからやり直してください。

 また、Session Beanが残存する可能性があるため、セションタイムアウトを使用して、Session Beanを消去するようにしてください。

■ クライアントにサーバメソッドが復帰するまでの待機時間の設定方法

 CORBAサービスの動作環境ファイル(config)のperiod_receive_timeoutに待機時間を設定します。詳細は、“チューニングガイド”の“CORBAサービスの動作環境ファイル”を参照してください。


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