Interstage Application Server J2EE ユーザーズガイド
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第3部 EJB編> 第18章 アプリケーションを開発・テストする

18.3 EJBアプリケーションの開発

 EJBアプリケーションの開発は、以下の手順で行います。

  1. Homeインタフェース/Remoteインタフェース/LocalHomeインタフェース/Localインタフェース/Enterprise Beanクラスの開発
     
    以下にSession Bean、Entity Bean、Message-driven Beanを構成する各クラスファイルについて説明します。
     
    −Homeインタフェース(Message-driven Beanでは不要)
     Session Bean、Entity Beanへのアクセスインタフェースです。EJBアプリケーションの生成の制御手段を定義します。
     
    −Remoteインタフェース(Message-driven Beanでは不要)
     Session Bean、Entity Beanへのアクセスインタフェースです。ユーザのビジネスメソッドを呼び出すためのインタフェースを定義します。
     
    −LocalHomeインタフェース(Message-driven Beanでは不要)
     Session Bean、Entity Beanへのアクセスインタフェースです。EJBアプリケーションの生成の制御手段を定義します。同一JavaVM内で呼び出されるインタフェースです。
     
    −Localインタフェース(Message-driven Beanでは不要)
     Session Bean、Entity Beanへのアクセスインタフェースです。EJBアプリケーションの生成の制御手段を定義します。同一JavaVM内で呼び出されるインタフェースです。
     
    −Enterprise Beanクラス
     目的とする処理を実行するサーバプログラムです。ユーザの業務用メソッド(ビジネスメソッド)を実装します。

    −Primary Keyクラス(Session Bean,Message-driven Beanでは不要)
     Entity Beanクラスのインスタンスの一意性を表すためのクラスです。
    EJBアプリケーションの作成にあたって、当社の統合開発支援ツールApworksを使用すると、EJBアプリケーションを構成する各クラスファイルのひな形が自動生成され、ビジネスメソッドの処理を記述するだけで、EJBアプリケーションが完成します。

     Homeインタフェース、Remoteインタフェース、およびEnterprise Beanクラスの詳細は、“Session Bean編”、“Entity Bean編”および“Message-driven Bean編”を参照してください。
     
  2. deployment descriptorの編集
     
  3. ソースコードのコンパイル
     
  4. EJBアプリケーションのパッケージ
     

 Apworksを利用してEJBアプリケーションを開発する場合の詳細は、Apworksの"Apdesigner プログラマーズガイド"または"コンポーネントデザイナ ユーザーズガイド"(注:Plus Developerでは提供していません)を参照してください。を参照してください。
 他社の開発ツールを利用して開発する場合は、利用する開発ツールのマニュアルを参照してください。

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 プログラムとして作成した以下のクラスファイルは、jarファイルに格納しパッケージ化します。このjarファイルが最小の流通単位となります。

 jar ファイルは、さらに以下のファイルを含みます。これらはEJBアプリケーション作成時にApworksにより自動的に作成されます。

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 EJBアプリケーションをサーバ間で連携する場合は、サーバごとにEJBアプリケーションをパッケージ化してください。


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