Interstage Application Server J2EE ユーザーズガイド
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第3部 EJB編> 第16章 EJBサービスの基本機能> 16.3 Message-driven Beanの実行環境

16.3.2 Durable Subscription機能

 Message-driven Beanが起動していない状態で、Destinationに送信されたメッセージをJMSが保持します。そして、Message-driven Beanが起動した後に、メッセージを受信できる機能です。

この機能をDurable Subscription機能と呼びます。

 複数のメッセージ受信者に対して配信するPublish/Subscribeモデルで使用する機能です。

 本機能を使用する場合は、カストマイズツールのサブスクライバの永続性で“non-durable”または “durable”を設定してください。設定方法の詳細は、カストマイズツールの“Message-driven Beanタグ”を参照してください。

◆ durable Subscriber定義の登録と削除

 カストマイズツールのdurable Subscriptionの指定で"durable"を指定した場合、 "サブスクライバの識別名"を設定してください。EJBコンテナはMessage-driven Beanの初回起動時に"サブスクライバの識別名"に設定された名前でdurable Subscriberを登録します。

 一度登録されたdurable SubscriberはMessage-driven Beanが停止しても存在し、メッセージを保持します。保持されたメッセージは再度Message-driven Beanが起動されたときに配信されます。

 durable Subscriberが必要なくなった場合は、以下のコマンドにより削除してください。コマンドの詳細については、“リファレンスマニュアル(コマンド編)”の“JMS運用コマンド”を参照してください。

image
サブスクライバの識別名が"dsub"、クライアント識別子が"client1"というdurable Subscriberを削除する場合

jmsrmds -n dsub -i client1


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