Interstage Application Server J2EE ユーザーズガイド
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第2部 Servlet/JSP編> 第14章 セションリカバリ> 14.2 運用準備

14.2.6 環境変数の設定

 Session Registry サーバでは、以下の環境変数を利用しています。これらの値をカストマイズすることで、チューニングすることが可能です。

環境変数名

説明

省略値

JAVA_HOME

JDKのインストールディレクトリへのパスを絶対パスで指定します。
インストールしたInterstage Java実行環境サーバパッケージのJDK1.3のディレクトリを指定してください。

/opt/FJSVawjbk/jdk13

JSSRS_JAVAPARAM

Java VMのヒープ領域サイズを指定します。
java.lang.OutOfMemoryErrorが多発する場合には、本環境変数で、Java VMのヒープ領域の最大サイズを増加させてください。

-Xms<初期サイズ>
 ヒープ領域の初期サイズをバイト数で指定します。
1メガバイトより大きい値にしなければなりません。
単位をキロバイトとする場合には文字 k または K を、メガバイトとする場合には、文字 m または M をサイズの後に付加します。
たとえば、-Xms32mとした場合は初期サイズを32Mバイトに設定したことになります。

-Xmx最大サイズ
 ヒープ領域の最大サイズをバイト数で指定します。
2メガバイトより大きい値にしなければなりません。
単位をキロバイトとする場合には文字 k または K を、メガバイトとする場合には、文字 m または M をサイズの後に付加します。
たとえば、-Xmx256mとした場合は最大サイズを256Mバイトに設定したことになります。

例)shシェルの場合
JSSRS_JAVAPARAM="-Xms32m -Xmx256m"
export JSSRS_JAVAPARAM

-Xms32m -Xmx256m

JSSRS_TIMEOUT

Session Registryサーバの運用コマンドの処理待ち時間を設定します。
サーバに高負荷がかかっている時などに起動、および停止コマンドを実行すると、処理を行うまでに時間がかかるため、運用コマンドは一定時間後に処理を中止します。このため、正常な起動および停止の処理にもかかわらず、エラーとなる場合があります。この変数を利用して中止するまでの待ち時間を長くすることで、運用コマンドが処理を中止するまでの待ち時間をカスタマイズことができます。

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 InterstageのCORBA環境では、以下の環境変数の設定が必要です。
 詳細は、“Interstage運用ガイド"、または“アプリケーション作成ガイド(CORBAサービス編)"を参照してください。

環境変数名

説明

OD_HOME

CORBAサービスのインストールパスを指定します。以下の値を設定してください。
OD_HOME=/opt/FSUNod

CLASSPATH

以下の値を設定してください。
CLASSPATH=$OD_HOME/etc/class/ODjava2.jar

LD_LIBRARY_PATH

以下の値を設定してください。
LD_LIBRARY_PATH=$OD_HOME/lib


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