Interstage Application Server J2EE ユーザーズガイド

4.5.2 JMSリソースの参照

　JMSリソースの参照は、以下の手順で行います。

1. InitialContextクラスオブジェクトを作成します。
2. lookup()メソッドを使用して、javax.jms.TopicConnectionFactoryクラスオブジェクト、またはjavax.jms.QueueConnectionFactoryクラスオブジェクトを獲得します。
   また、JMSのDestinationを参照する場合は、javax.jms.Topic、またはjavax.jms.Queueを獲得します。
   lookup()メソッドの引数には、"java:comp/env/" にJMSリソースのJNDI名（jms/xxxx）を付加した名前を指定します。
   なお、JMSリソースのJNDI名は、deployment descriptorファイル、またはWebアプリケーション環境定義ファイルで指定した名前と同じ名前を指定します。

　JNDI名が“jms/Topic”のJMSリソースを参照する設定例を以下に示します。

【設定例】

// JMSリソース(javax.jms.Topic)のlookup処理
javax.jms.Topic topic = null
try {
    InitialContext nctx = new InitialContext(); 
    topic = (javax.jms.Topic) nctx.lookup("java:comp/env/jms/Topic");
} catch(NamingException ex) { }