Interstage Shunsaku Data Manager 導入・運用ガイド - Microsoft(R) Windows(R) 2000/ Microsoft(R) Windows Server(TM) 2003 - - UNIX共通 -
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付録A 動作環境ファイルの実行パラメタ> A.1 システム用動作環境ファイルの実行パラメタ

A.1.2 システム用動作環境ファイルの実行パラメタの意味

システム用動作環境ファイルの実行パラメタの意味を説明します。

Conductor

conductorのサーバ情報を指定します。以下の順番で指定します。

本パラメタは省略できません。

Sorter

sorterのサーバ情報を指定します。以下の順番で指定します。

複数のsorterを配置する場合には、本パラメタを複数行記述する必要があります。
本パラメタは省略できません。

Director

directorのサーバ情報を指定します。以下の順番で指定します。

複数のdirectorを配置する場合には、本パラメタを複数行記述する必要があります。 255個までのdirectorを定義することができます。
本パラメタは省略できません。

Searcher

searcherのサーバ情報を指定します。以下の順番で指定します。

複数のsearcherを配置する場合には、本パラメタを複数行記述する必要があります。1つのdirectorに登録できるsearcher数の上限は20です。
本パラメタは省略できません。

AlternativeSearcher

代替searcherのサーバ情報を指定します。以下の順番で指定します。

複数の代替searcherを配置する場合には、本パラメタを複数行記述する必要があります。1つのdirectorに登録できるsearcher数の上限は、director識別子を省略した代替searcherを含めて20です。
本パラメタを省略した場合、searcherに異常が発生したときには、縮退運用となります。

CharacterCode

検索対象となるデータの文字コードを指定します。
本パラメタを省略した場合、UTF-8を指定したものとみなされます。

設定

意味

UTF-8

UTF-8の場合

SHIFT-JIS

Shift-JISの場合(日本語)

EUC

EUC-JPの場合(日本語)

GB18030

GB18030の場合(中国語)

GB2312

GB2312の場合(中国語)

big5

Big5の場合(中国語)

KSC5601

KSC5601の場合(ハングル文字(韓国語))

検索用データは、CharacterCodeで指定した文字コードで登録してください。

ANKmix

検索対象文字列の半角英字について大文字・小文字の取扱いを指定します。
0:区別する
1:区別しない
本パラメタを省略した場合、0を指定したものとみなされます。

検索キーワード

検索対象文字

0:区別する

1:区別しない

ab

ab

AB

×

aB

×

Ab

×

AB

ab

×

AB

aB

×

Ab

×

○:ヒットする
×:ヒットしない

KNJmix

検索対象文字列の全角英字について大文字・小文字の取扱いを指定します。
0:区別する
1:区別しない
本パラメタを省略した場合、0を指定したものとみなされます。

検索キーワード

検索対象文字

0:区別する

1:区別しない

ab

ab

AB

×

aB

×

Ab

×

AB

ab

×

AB

aB

×

Ab

×

○:ヒットする
×:ヒットしない

SkipChar

検索対象外として取り扱う文字(スキップキャラクタ)を二重引用符(" ")で囲んで指定します。
SkipCharに指定する文字は複数指定可能です。複数指定する場合は、個々の文字列をカンマ(,)で区切って指定します。
SkipCharには、制御文字を除く文字、改行および水平タブを指定します。
本パラメタを省略した場合、すべての文字が検索対象となります。

以下の文字をSkipCharに指定する場合の例を示します。
指定する文字:半角空白、全角空白、水平タブ、@(半角文字)、@(全角文字)および改行

CharacterCodeで定義した文字コード

UTF-8

SHIFT-JIS

EUC

中国語

ハングル文字(韓国語)

GB18030

GB2312

big5

KSC5601

半角空白

\s

\s

\s

\s

\s

\s

\s

全角空白

\S

\S

\S

\S

\S

\S

\S

水平タブ

\t

\t

\t

\t

\t

\t

\t

@(全角文字)

\EF \BC \A0

\81 \97

\A1 \F7

\A3 \C0

\A3 \C0

\A2 \49

\A3 \C0

@(半角文字)

\40

\40

\40

\40

\40

\40

\40

改行

\n

\n

\n

\n

\n

\n

\n

記述例は以下のようになります。

CharacterCodeで定義した文字コード

記述例

UTF-8

\s,\S,\t,\EF \BC \A0,\40,\n

SHIFT-JIS

\s,\S,\t,\81 \97,\40,\n

EUC

\s,\S,\t,\A1 \F7,\40,\n

中国語

GB18030

\s,\S,\t,\A3 \C0,\40,\n

GB2312

\s,\S,\t,\A3 \C0,\40,\n

big5

\s,\S,\t,\A2 \49,\40,\n

ハングル文字(韓国語)

KSC5601

\s,\S,\t,\A3 \C0,\40,\n

空白(\s)および全角空白(\S)をスキップキャラクタとした場合の違い

検索キーワード

検索対象文字列

SkipCharに\s、\Sを指定しない場合

SkipCharに\s、\Sを指定した場合

富士通太郎

富士通太郎

富士通 太郎

×

富士通太郎

×

富士通 太郎

富士通太郎

×

富士通 太郎

富士通太郎

×

富士通太郎

富士通太郎

×

富士通 太郎

×

富士通太郎

○:ヒットする
×:ヒットしない

ExtendedQuery

互換形式のクエを使用するかどうかを指定します。互換形式のクエリとは、6.0系と同様のエスケープ文字指定やトリプルドット検索を使用する場合を指します。
0:互換形式のクエリを使用しない
1:互換形式のクエリを使用する

本パラメタを省略した場合、0を指定したものとみなされます。

SeparateChar

検索式にワード検索を指定する場合に、区切り文字全体を二重引用符(" ")で囲んで指定します。
SeparateCharに指定する文字は複数指定可能です。複数指定する場合は、個々の文字列をカンマ(,)で区切って指定します。
SeparateCharには、制御文字以外のASCII文字、改行および水平タブを指定します。
以下の文字をSeparateCharに指定する場合は、エスケープ文字を付加してSeparateCharを表現してください。エスケープ文字は“\”です。

区切り文字

指定方法

半角空白

\s

改行

\n

水平タブ

\t

カンマ

\,

二重引用符

\"

\マーク

\\

本パラメタを省略した場合、以下の“省略時の区切り文字”に記述している文字が区切り文字となります。

省略時の区切り文字

\t

\n

\s

!

\"

#

$

%

&

'

(

)

*

+

\,

-

.

/

:

;

<

=

>

?

@

[

\\

]

^

_

`

{

|

}

~

SearcherFailureEscalation

複数のsearcherを配置しているサーチサーバにおいて、searcherの異常を検出した場合に、directorが異常とみなす範囲を指定します。

0:対象searcherのみを異常とみなす
1:対象searcherを配置しているサーチサーバを異常とみなす

サーチサーバを異常とみなす指定の場合、配置しているsearcherすべてを異常とみなします。代替searcherが指定されている場合、異常とみなしたsearcherは切替えを行います。代替searcherが指定されていない場合、縮退運用となります。
本パラメタを省略した場合、0を指定したものとみなされます。

別のdirectorに接続しているsearcherを同じサーチサーバに配置している場合、本パラメタで1を指定しても別directorに接続しているsearcherは、異常とみなす範囲には含まれません。

MonitoringStyle

モニタリングの出力形式を指定します。

0:shuncstate、shunostate、shundstate、shunsstateコマンドでw、p、i、cのいずれのオプションも指定しない場合は、wオプションを指定したものとみなされます。
1:shuncstate、shunostate、shundstate、shunsstateコマンドでw、p、i、cのいずれのオプションも指定しない場合は、V6.0系の出力形式で情報を表示します。

本パラメタを省略した場合、0を指定したものとみなされます。

モニタリングの出力形式については、“第6章 モニタリング・ロギング”を参照してください。

SearchAttribute

属性値の検索を行うかどうかを指定します。

0:属性値の検索を行う
1:属性値の検索を行わない

本パラメタを省略した場合、0を指定したものとみなされます。

属性値の検索を行う場合の留意事項については、“アプリケーション開発ガイド”の“XML形式に関する留意事項”を参照してください。

DegradableSearcherCnt

サーチサーバの異常時に縮退可能なsearcher数を指定します。
指定できる範囲は0〜19です。0を指定した場合は、searcherに異常が発生しても縮退運用となりません。

本パラメタを指定すると、システム用動作環境ファイルに指定したすべてのdirectorに対して本機能が有効になります。なお、複数のdirectorがあり、配下のsearcher数が異なる場合は、director用動作環境ファイルでdirector単位に指定してください。

また、本パラメタをシステム用動作環境ファイル、director用動作環境ファイルの両方で省略した場合、本機能は動作しません。

本パラメタの指定値を超えた場合の対処方法については、“トラブルシューティング集”の“searcherのフェイルオーバからの復旧”を参照してください。

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