MQ連携サービス 説明書 - for Solaris(TM) オペレーティングシステム - |
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第1章 概要 |
本節では、MQDBRIDGEシステムにおける基礎知識について説明します。
MQ連携サービスにより構築したシステムをMQDBRIDGEシステムと呼びます。
MQDBRIDGEシステムとは業務処理において、MOM(Message Oriented Middleware)システムに格納されたメッセージをTCP/IPネットワークで接続された相手システムのMOMシステムにメッセージ交換するシステムのことです。
図1.3に、MQDBRIDGEシステムの概要を示します。
MOMシステムとは、非同期メッセージ処理システムのことです。
UNIXサーバの場合、Interstageを利用した非同期メッセージ処理システムです。
MVSシステムの場合、WebSphere MQを利用した非同期メッセージ処理システムです。
MQDBRIDGEシステムは相手システムのMQDBRIDGEシステムとの間をTCP/IPネットワークを利用した通信路を確立します。この通信路をTCPコネクションと呼びます。
一つのMQDBRIDGEシステムは一つの相手システムのMQDBRIDGEシステムとの間で送信用のTCPコネクションと受信用のTCPコネクションを接続します。
MQDBRIDGEセションとは送信元システムの送信用キューと送信先システムの受信用キューとの論理的な対応関係のことです。
送信用キューに格納されたメッセージを取り出して通信ノードに相手システムへの送信を依頼するブリッジノードです。SMOMはMOMシステムの送信用キュー単位に用意します。
相手システムのMQDBRIDGEシステムから送信されてきたメッセージを通信ノードから受信して、自システムの受信用キューに格納するブリッジノードです。RMOMはMOMシステムの受信用キュー単位に用意します。
MQDBRIDGEシステム間のユーザデータの送受信を行う通信ノードです。COMは通信相手のMQDBRIDGEシステム単位に用意します。
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