Interstage Application Server インストールガイド −Solaris(TM) オペレーティングシステム −
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第1章 インストール> 1.8 GUIインストーラからのインストール

1.8.1 標準インストール

 GUIインストーラからアプリケーションサーバ機能の標準インストールを行う場合の作業について説明します。

 以下の手順でインストールしてください。

1) isinstallerの実行

 サーバパッケージ1枚目のCD-ROM媒体をCD-ROM装置にセットし、X端末(CDE)よりisinstallerを実行し、インストーラを起動してください。

 このとき、CD-ROM上にディレクトリを移動した状態で実行しないでください。CD-ROM上に移動した状態で実行した場合、CD-ROMの入れ替えができない場合があります。また、ファイルマネージャからの実行もCD-ROMの入れ替えができない場合がありますので、行わないでください。この場合、isinstallerコマンドを実行した画面で、CD-ROM上からディレクトリを移動するか、インストールを中断し、インストールした全てのパッケージをアンインストールし、再度正しい手順でインストールを行ってください。


# /cdrom/cdrom0/isinstaller <RETURN>


isinstaller実行後、表示される以下の画面で「インストール」を選択してください。なお、以下の画面が表示されるまで、しばらく時間がかかる場合があります。

2) サーバタイプの選択

 “サーバタイプの選択”画面では「アプリケーションサーバ機能をインストール」を選択します。

3) インストールタイプの選択

 “インストールタイプの選択”画面では「標準」を選択します。

4) インストール内容の確認

 設定された内容で問題なければ「変更しない」を選択し、「次へ」を実行します。「次へ」を実行するとそのままインストールが開始されます。
 表示内容を変更したい場合、「変更する」を選択したあと、「次へ」を実行してください。

5) 設定内容を変更する場合

 4)インストール内容の確認でインストール内容を変更する場合、“設定内容の変更”画面より変更を行ってください。

 変更する場合、変更したい機能を選択すると右画面に関連する設定項目が表示されます。情報を確認し内容を変更します。変更可能な内容は以下のとおりです。

1 Interstage Application Server情報の設定
・インストールディレクトリ(2バイト以上200バイト以内で指定してください。)
・定義ファイルディレクトリ(2バイト以上200バイト以内で指定してください。)
・テンポラリファイルディレクトリ(2バイト以上100バイト以内で指定してください。)
・インストール対象ホスト名(1バイト以上256バイト以内で指定してください。)

2 基本機能情報の設定
・CORBAサービスのポート番号
・サンプルのインストールの有無

3 Webサーバ情報の設定
・Interstage HTTP Serverのポート番号
・前回の設定ファイルの使用(前回インストール時のファイルが残っている場合、選択できます。)

4 JDK/JRE情報の設定
・JDK/JREの選択

5 J2EE共通情報の設定
 ・J2EE共通ディレクトリの入力(2バイト以上256バイト以内で指定してください。)

6 Interstage管理コンソール情報の設定
・Interstage管理コンソールのポート番号
・SSL暗号化コミュニケーションの使用の有無
・メッセージマニュアルの使用の有無
・Solaris OEのLANG選択(Solaris環境の場合、サーバに設定された情報が設定されます。)

6) インストール内容の確認

 設定された内容で問題なければ、「次へ」を実行します。「次へ」を実行するとそのままインストール処理が開始されます。

7) インストール

 「インストール内容の確認」で「次へ」を実行するとCD-ROMの入れ替えが表示されますので、該当のCD-ROMを挿入し、「はい」を実行してください。CD-ROMの資材をローカルディスク上に格納している場合は、「いいえ」を実行して、格納ディレクトリの指定を行ってください。
 CD-ROMに格納されている資材がインストールされると、再度画面が出力されます。その場合、該当のCD-ROMを格納し再度「はい」を実行してください。

8) インストール完了

 インストール完了後、インストールログおよびインストールシェルスクリプト、アンインストールシェルスクリプトを保存する場合、「次へ」を実行してください。そのまま完了する場合は、「終了」を実行してください。インストール資材をアンインストールする場合を考慮して、保存することをお勧めします。

9) ファイルの保存

 インストールログ、インストールシェルスクリプト、アンインストールシェルスクリプトを保存する場合、それぞれ保存する資材をチェックし、出力先ディレクトリを設定後、「終了」を実行します。

・出力ディレクトリを/tmp/logとした場合

[出力形式をテキストファイルで選択した場合]

/tmp/log/product_isas2.log       * インストールログファイル
/tmp/log/isinstaller/setupinstall.sh  * インストールシェルスクリプト。このインストールシェルスクリプトを実行することで今回GUIインストーラでインストールした状態でのインストールが可能となります。
/tmp/log/isinstaller/setupuninstall.sh * アンインストールシェルスクリプト。GUIインストーラでインストールしたパッケージをアンインストールすることができます。
/tmp/log/isinstaller/response     * インストールシェルスクリプトおよびアンインストールシェルスクリプトで使用する応答ファイルです。同時に出力されたsetupinstall.sh,setupuninstall.shを使用する場合に必要となる資材です。

出力されたインストールシェルスクリプトよりインストールを実行する場合、“出力インストールシェルスクリプトでのインストール”を参照してください。

[出力形式をZipファイルで選択した場合]

/tmp/log/isinstaller_ホスト名.zip
上記ファイルを展開すると[出力形式をテキストファイルで選択した場合]で示した資材が含まれます。

10) システムのリブート

 システムをリブートします。

# cd / <RETURN>
# /usr/sbin/shutdown -y -i6 -g0 <RETURN>

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