Interstage Application Server 移行ガイド
目次 索引 前ページ次ページ

第5章 Interstage Application Server V6からの移行> 5.8 Interstage シングル・サインオンの移行> 5.8.5 Javaアプリケーションの移行

5.8.5.1 Interstage Application Server Web-J Edition, Plusからの移行

 V6.0 Interstage Application Server Web-J Edition, PlusからのJavaアプリケーションの移行手順について説明します。

■移行手順

 移行は以下の手順で行います。

  1. Javaアプリケーション資源のバックアップ
  2. パッケージのアンインストールとインストール
  3. Javaアプリケーション資源のリストア
  4. アプリケーションの再配置

1)Javaアプリケーション資源のバックアップ

 以下に示すJavaアプリケーション資源をバックアップします。

  1. Javaソースファイル
  2. Javaクラスファイル
  3. Javaアプリケーション
    ・Java Archive(jar)ファイル
    ・Web Archive(war)ファイル
    ・Enterprise Archive(ear)ファイル
  4. ログイン構成ファイル
  5. トラストストアファイル
  6. セキュリティポリシーファイル
  7. サービスIDファイル
  8. その他のファイル(起動シェルや、Javaアプリケーションが使うデータファイルなど)

 以下に資源のバックアップの例を示します。


 バックアップ先パスがX:\Backup\ssoatzag\javaapiの場合の操作例を以下に示します。

  1. copyコマンド(またはエクスプローラ)を使用して、Javaアプリケーション資源をバックアップ用ディレクトリにコピーします。
    Javaアプリケーション資源の格納ディレクトリがC:\Interstage\F3FMsso\ssoatzag\sample\javaapiの場合
      xcopy C:\Interstage\F3FMsso\ssoatzag\sample\javaapi X:\Backup\ssoatzag\javaapi /E


 バックアップ先パスが/backup/FJSVssoaz/javaapiの場合の操作例を以下に示します。

  1. cpコマンドを使用して、Javaアプリケーション資源をバックアップ用ディレクトリにコピーします。
    Javaアプリケーション資源の格納ディレクトリが/home/jaas/sample/javaapiの場合
      cp -pr /home/jaas/sample/javaapi/* /backup/FJSVssoaz/javaapi

2)パッケージのアンインストールとインストール

 現在インストールされているパッケージをアンインストール後、本バージョンのパッケージをインストールします。

3) Javaアプリケーション資源のリストア

 以下に示すバックアップしたJavaアプリケーション資源をリストアします。

  1. Javaソースファイル
  2. Javaクラスファイル
  3. Javaアプリケーション
    ・Java Archive(jar)ファイル
    ・Web Archive(war)ファイル
    ・Enterprise Archive(ear)ファイル
  4. ログイン構成ファイル
  5. トラストストアファイル
  6. セキュリティポリシーファイル
  7. サービスIDファイル
  8. その他のファイル(起動シェルや、Javaアプリケーションが使うデータファイルなど)

 以下に資源のリストアの例を示します。


 バックアップ先パスがX:\Backup\ssoatzag\javaapiの場合の操作例を以下に示します。

  1. copyコマンド(またはエクスプローラ)を使用して、バックアップ用ディレクトリにJavaアプリケーション資源をもとのディレクトリにコピーします。
    Javaアプリケーション資源の格納ディレクトリがC:\Interstage\F3FMsso\ssoatzag\sample\javaapiの場合
      xcopy X:\Backup\ssoatzag\javaapi C:\Interstage\F3FMsso\ssoatzag\sample\javaapi /E


 バックアップ先パスが/backup/FJSVssoaz/javaapiの場合の操作例を以下に示します。

  1. cpコマンドを使用して、バックアップ用ディレクトリのJavaアプリケーション資源をもとのディレクトリにコピーします。
    Javaアプリケーション資源の格納ディレクトリが/home/jaastest/sample/javaapiの場合
      cp -pr /backup/FJSVssoaz/javaapi/* /home/jaastest/sample/javaapi

4)アプリケーションの再配備

 アプリケーションがJ2EEアプリケーションの場合で本バージョンのIJServerで実行するためには、アプリケーションを再配備してください。詳細は“J2EEアプリケーションの移行”を参照してください。
 クラスパス、JavaVMオプションおよびJavaVMのバージョンの指定は、Interstage管理コンソールの[システム] > [ワークユニット] > [IJServer] > [環境設定]タブをクリックして[ワークユニット]の設定で行います。なお、V6.0ではJSSEライブラリを、IJServerディレクトリ配下のextディレクトリへコピーして使用していましたが、本バージョンでもコピーするようにしてください。


目次 索引 前ページ次ページ

All Rights Reserved, Copyright(C) 富士通株式会社 2006