Interstage Application Server 移行ガイド
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第5章 Interstage Application Server V6からの移行> 5.8 Interstage シングル・サインオンの移行> 5.8.3 リポジトリサーバ、および認証サーバの移行

5.8.3.1 Interstage Application Server Plusからの移行

 V6.0 Interstage Application Server Plusからのリポジトリサーバ、および認証サーバの資源の移行手順について説明します。

■移行手順

 移行は以下の手順で行います。

  1. リポジトリサーバ資源のバックアップ
  2. SSOリポジトリからのデータの抽出
  3. 認証サーバ資源のバックアップ
  4. SSL通信を行うための環境のバックアップ
  5. パッケージのアンインストールとインストール
  6. SSOリポジトリの作成
  7. SSOリポジトリへのデータの移入
  8. リポジトリサーバ資源のリストア
  9. リポジトリサーバ定義ファイルの編集
  10. SSL通信を行うための環境のリストア、または環境の構築
  11. 認証サーバ資源のリストア
  12. 認証サーバ定義ファイルの編集
  13. Webサーバ(Interstage HTTP Server)定義の編集
  14. リポジトリサーバの環境設定
  15. 認証サーバの環境設定

1)リポジトリサーバ資源のバックアップ

 リポジトリサーバ移行時の手順と同様です。“リポジトリサーバの移行”を参照してください。

2)SSOリポジトリからのデータの抽出

 リポジトリサーバ移行時の手順と同様です。“リポジトリサーバの移行”を参照してください。

3)認証サーバ資源のバックアップ

 認証サーバ移行時の手順と同様です。“認証サーバの移行”を参照してください。ただし、Webサーバ(Interstage HTTP Server)の環境定義ファイルのバックアップは、リポジトリサーバ資源のバックアップに含まれるため不要です。

4)SSL通信を行うための環境のバックアップ

 認証サーバ移行時の手順と同様です。“認証サーバの移行”を参照してください。

5)パッケージのアンインストールとインストール

 現在インストールされているパッケージをアンインストール後、本バージョンのパッケージをインストールします。

6)SSOリポジトリの作成

 リポジトリサーバ移行時の手順と同様です。“リポジトリサーバの移行”を参照してください。

7)SSOリポジトリへのデータの移入

 リポジトリサーバ移行時の手順と同様です。“リポジトリサーバの移行”を参照してください。

8)リポジトリサーバ資源のリストア

 リポジトリサーバ移行時の手順と同様です。“リポジトリサーバの移行”を参照してください。

9)リポジトリサーバ定義ファイルの編集

 リポジトリサーバ移行時の手順と同様です。“リポジトリサーバの移行”を参照してください。

10)SSL通信を行うための環境のリストア、または環境の構築

 認証サーバ移行時の手順と同様です。“認証サーバの移行”を参照してください。

11)認証サーバ資源のリストア

 認証サーバ移行時の手順と同様です。“認証サーバの移行”を参照してください。ただし、Webサーバ(Interstage HTTP Server)の環境定義ファイルのリストアは、リポジトリサーバ資源のリストアに含まれるため不要です。

12)認証サーバ定義ファイルの編集

 認証サーバ移行時の手順と同様です。“認証サーバの移行”を参照してください。

13)Webサーバ(Interstage HTTP Server)定義の編集

 Webサーバ(Interstage HTTP Server)の移行作業を実施後、Interstage HTTP Serverの環境定義ファイル(httpd.conf)に設定してあるリポジトリサーバ、および認証サーバの設定を削除し、以下の設定を追加してください。なお、ポート番号は移行前に使用していたポート番号を設定してください。
 削除する設定については、旧バージョンの“シングル・サインオン運用ガイド”の“環境構築”−“認証サーバの環境構築”−“Interstage HTTP Serverの環境定義ファイルの設定”を参照してください。

 なお、Interstage HTTP Serverの環境定義の編集に失敗している場合は、[セキュリティ] > [シングル・サインオン] > [認証基盤] > [一覧]に表示されるリポジトリサーバ、または認証サーバのポート番号に“不明”と表示されます。編集内容に間違いがないか確認してください。

環境定義ファイルに追加する項目

項目名

内容

Listen

リポジトリサーバおよび認証サーバが起動するときのネットワークポート番号

LoadModule

リポジトリサーバおよび認証サーバのプログラム

AddModule

リポジトリサーバおよび認証サーバの実行に必要な項目

<VirtualHost _default_:ポート番号>
<Location>
SetHandler
</Location>
DocumentRoot
</VirtualHost>

リポジトリサーバおよび認証サーバの実行に必要な項目

Interstage HTTP Serverの環境定義ファイル(httpd.conf)の設定例


 環境定義ファイルの最終行に以下の記述を追加し、太字部分(ポート番号)を運用に合わせて変更してください。なお、以下はリポジトリサーバを運用するポート番号に“10550”、認証サーバを運用するポート番号に“443”を使用する場合を例にしています。

Listen 10550
LoadModule ssoatcsv_module "C:\Interstage\F3FMsso\ssoatcsv\lib\F3FMssoatcsv.dll"
AddModule ssoatcsv.c
<VirtualHost _default_:10550>
<Location /ssoatcsv>
SetHandler ssoatcsv-authenticate-handler
</Location>
<Location /resinfo>
SetHandler ssoatcsv-resourceinfo-handler
</Location>
<Location /roleref>
SetHandler ssoatcsv-rolerefresh-handler
</Location>
DocumentRoot "C:\Interstage\F3FMsso\ssoatcsv\pub\docroot"
</VirtualHost>

Listen 443
LoadModule ssoatcag_module "C:\Interstage\F3FMsso\ssoatcag\lib\F3FMssoatcag.dll"
AddModule ssoatcag.c
<VirtualHost _default_:443>
<Location /ssoatcag>
SetHandler ssoatcag-handler
</Location>
DocumentRoot "C:\Interstage\F3FMsso\ssoatcag\pub\docroot"
</VirtualHost>


 環境定義ファイルの最終行に以下の記述を追加し、太字部分(ポート番号)を運用に合わせて変更してください。なお、以下はリポジトリサーバを運用するポート番号に“10550”、認証サーバを運用するポート番号に“443”を使用する場合を例にしています。

Listen 10550
LoadModule ssoatcsv_module "/opt/FJSVssosv/lib/ssoatcsv.so"
AddModule ssoatcsv.c
<VirtualHost _default_:10550>
<Location /ssoatcsv>
SetHandler ssoatcsv-authenticate-handler
</Location>
<Location /resinfo>
SetHandler ssoatcsv-resourceinfo-handler
</Location>
<Location /roleref>
SetHandler ssoatcsv-rolerefresh-handler
</Location>
DocumentRoot "/opt/FJSVssosv/pub/docroot"
</VirtualHost>

Listen 443
LoadModule ssoatcag_module "/opt/FJSVssoac/lib/ssoatcag.so"
AddModule ssoatcag.c
<VirtualHost _default_:443>
<Location /ssoatcag>
SetHandler ssoatcag-handler
</Location>
DocumentRoot "/opt/FJSVssoac/pub/docroot"
</VirtualHost>

14)リポジトリサーバの環境設定

 リポジトリサーバ移行時の手順と同様です。“リポジトリサーバの移行”を参照してください。

15)認証サーバの環境設定

 認証サーバ移行時の手順と同様です。“認証サーバの移行”を参照してください。

■定義項目

 本バージョンの環境定義はInterstage管理コンソールを使用して設定します。V6.0の環境定義の項目とInterstage管理コンソールによる設定の対応については“シングル・サインオン運用ガイド”の“旧バージョンの環境定義と機能について”を参照してください。


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