Interstage Application Server 移行ガイド |
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第4章 Interstage Application Server V7からの移行 |
ここでは、V7.0以前のWebサーバ(Interstage HTTP Server)の移行時の注意事項について説明します。
8.0では、SSLを使用したオンライン照合機能において、以下のような変更があります。
8.0におけるSSLのセキュリティ強化としてディレクトリサーバが使用するSSLプロトコルバージョンの初期設定値が変更となったため、Interstage HTTP Serverとディレクトリサーバ間でSSLを使用する場合に、Interstage HTTP Serverが指定するSSLプロトコルバージョンの省略値が以下のように変更になっています。
Interstage HTTP Serverとディレクトリサーバ間でSSLプロトコルバージョン“SSL2.0”を使用する場合は、環境定義ファイル(httpd.conf)においてAuthLDAPSecureVersionディレクティブを使用してSSLプロトコルバージョン“SSL2.0”を設定してください。
オンライン照合機能の環境設定については、“セキュリティシステム運用ガイド”の“Interstage HTTP Serverの認証とアクセス制御の設定”−“オンライン照合”を参照してください。
8.0では、接続待ちキューの最大数において、以下のような変更があります。
8.0において接続待ちキューの最大数を設定するIHSAcceptQueueディレクティブをサポートしたため、接続待ちキューの最大数の省略値が以下のように変更になっています。
V7.0以前と同様に、接続待ちキューの最大数を無制限とする場合は、環境定義ファイル(httpd.conf)においてIHSAcceptQueueディレクティブを使用して無制限“0”を設定してください。
IHSAcceptQueueディレクティブの詳細については、“Webサーバ運用ガイド(Interstage HTTP Server編)”の“IHSAcceptQueueSize”を参照してください。
8.0では、通信プロセスを実行する際のグループにおいて、以下のような変更があります。
SSL通信時のクライアント認証において、エラーメッセージihs66044を出力して権限エラーが発生するため、通信プロセスを実行する際のグループの初期値が以下のように変更になっています。
V7.0以前の環境定義ファイル(httpd.conf)を使用する場合は、Groupディレクティブの設定値を “nobody”など、“#-1”以外の適切な値に変更してください。
Groupディレクティブの詳細については、“Webサーバ運用ガイド(Interstage HTTP Server編)”の“Group”を参照してください。
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