Interstage Application Server J2EE ユーザーズガイド |
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第1部 J2EE共通編 | > 第4章 JNDI | > 4.3 JDBC(データベース)を参照する場合の環境設定 |
本章では、Microsoft(R) SQL Server(TM) 2000 Driver for Java(TM) Database Connectivity(JDBC)を、Microsoft(R) JDBCドライバと略して記します。
また、本章ではMicrosoft(R) JDBCドライバを使用してSQL Serverに接続する場合の環境設定について説明しています。Interstage JDBCドライバを使用する場合は、“Interstage JDBCドライバを使用する方法”の“SQL Serverに接続するために必要な環境設定”を参照してください。
SQL Serverを使用する場合は、以下の環境設定が必要です。
Microsoft(R) SQL Server(TM) 2000には同梱されていません。Microsoft Corporationのホームページより、Microsoft(R) JDBCドライバ Service Pack2以降をダウンロードしてください。
インストールについては、Microsoft Corporationのホームページに記載されているインストール方法を参照してください。
設定する環境変数の設定項目と、動作環境ごとの設定方法は以下のとおりです。
以下の項目を設定してください。
Microsoft(R) JDBCドライバを動作させるために必要な、以下を設定してください。
設定項目 |
パス名 (注1) |
---|---|
クラスパス |
JDBCドライバインストールディレクトリ\lib\msbase.jar |
JDBCドライバインストールディレクトリ\lib\mssqlserver.jar |
|
JDBCドライバインストールディレクトリ\lib\msutil.jar |
注1)SolarisまたはLinuxの場合、“\”を“/”に読み替えてください。
設定項目 |
設定値 |
---|---|
クラスパス |
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IJServerでWebアプリケーション、またはEJBアプリケーションを運用する場合は、以下のように設定してください。
Interstage管理コンソールを使用する場合の詳細については、Interstage管理コンソールのヘルプを参照してください。また、isj2eeadminコマンドを使用する場合の詳細は“リファレンスマニュアル(コマンド編)”の“isj2eeadmin”を参照してください。
設定項目 |
設定方法 |
---|---|
クラスパス |
以下のいずれかを使用して、設定してください。
以下にクラスパスを設定してください。
クラスローダの分離をしないIJServerの場合、システム環境変数に設定しても有効となります。IJServerで使用するクラスパスの設定方法の詳細は“IJServerで使用するクラスの設定について”を参照してください。 Webアプリケーションのディレクトリ構成である“WEB-INF/lib”に、クラスパスに設定するJDBCドライバを格納しないでください。格納した場合、以下の機能が使用できない場合があります。
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クライアント環境でJ2EEアプリケーションクライアントを動作させる場合は、環境変数に設定してください。以下に、設定例を記載します。
【Windows(R)上の環境設定でシステム環境変数に設定する場合の例】
[コントロールパネル]−[システム]−[詳細]の環境変数ボタンをクリックしてください。
Windows(R) 2000の場合の説明です。使用するOSにより操作方法は異なります。なお、Windows(R) 98、Windows(R) Meの場合は、Autoexec.batを編集してください。
【コマンドでシステム環境変数に設定する場合の例】
クライアント機能を使用している場合の、Sun Microsystems社のホームページからダウンロードしたproviderutil.jar、fscontext.jarを利用する場合の設定例です。
File System Service Providerに、データソースを登録します。Interstage管理コンソールまたはisj2eeadminコマンドを使用して、Interstageにデータソースを登録する場合には、Interstageへのデータソース登録と同時に、File System Service Providerにデータソースを登録するように指定できます。
この場合、本作業は必要ありません。詳細は、Interstage管理コンソールのヘルプ、または“リファレンスマニュアル(コマンド編)”の“isj2eeadmin”を参照してください。
File System Service Providerにデータソースを登録する場合には、以下に格納されているサンプルソースを参考にしてデータソース登録アプリケーションを作成し、データソースを登録してください。
サンプルソースはOracle用になっているため、Microsoft(R) JDBCドライバ用に修正して使用してください。データソース登録アプリケーションの詳細については、Microsoft(R) JDBCドライバのマニュアルを参照してください。
File System Service Providerにデータソースを登録した場合、PROVIDER_URLで指定した場所に“.bindings”というファイルが、作成されます。
Interstage管理コンソールでデータソースを定義します。詳細は、Interstage管理コンソールのヘルプを参照してください。また、isj2eeadminコマンドを使用して変更することもできます。詳細は“リファレンスマニュアル(コマンド編)”の“isj2eeadmin”を参照してください。
Interstageのクライアント機能をインストールしている場合は、J2EEリソースアクセス定義を使用します。詳細は、"J2EEリソースアクセス定義"を参照してください。
Interstage管理コンソールで定義する定義項目、または表示される定義項目は以下のとおりです。
定義項目 |
定義例 |
意味 |
定義名 |
ISDS |
J2EEアプリケーションでデータソースをlookupする時の名前 |
ユーザID |
j2ee |
J2EEアプリケーションで使用するデフォルトのユーザ名 |
パスワード |
j2ee |
J2EEアプリケーションで使用するデフォルトのパスワード |
クラス名 |
com.sun.jndi.fscontext.RefFSContextFactory |
File System Service Providerのクラス名 |
PROVIDER_URL |
file:///C:\Interstage\J2EE\var\jndi |
File System Service Providerにデータソースを登録したURL |
データソース名 |
DS1 |
JDBCドライバに登録したデータソースの名前 |
接続ホスト |
host1 |
SQL Serverデータベースが存在するホスト名 |
接続ポート番号 |
10326 |
SQL Serverデータベースと通信するポート番号 |
データベース名 |
DB1 |
SQL Serverのデータベース名 |
.bindingsファイル |
作成する |
File System Service Providerにデータソースを登録する場合の指定 |
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