SSF/Backup Facility 運用手引書 |
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付録A SPアシスタント |
SP論理ユニット制御機能では、ETERNUS ディスクアレイ内で定義された論理ユニットに対して、 SSF/Backup Facility用の領域(SP論理ユニット)を定義し、SP論理ユニットの使用用途を設定することができます。
ETERNUS ディスクアレイ内に確保されたSP論理ユニットは、下表に示す各領域として使用されます。
また、SP論理ユニット制御機能では、以下に示す2つの使用用途を定義することができます。
名称 |
説明 |
使用用途 |
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業務ボリューム |
業務サーバで使用するボリュームです。 |
||
SP論理ユニット |
SSF/Backup Facilityが使用する論理ユニット全体を示します。 |
||
SP管理ファイル |
SSF/Backup Facilityに搭載されるソフトウェアの制御情報を格納します。 テープライブラリ制御ソフトウェアの管理ファイルについてはクラスタ構成の場合のみ。 |
ファイルシステム |
|
ダイレクトバックアップ用論理ユニット |
|||
1) |
バックアップ管理ファイル |
ダイレクトバックアップの制御情報を格納します。 |
ファイルシステム |
2) |
論理ユニットプール |
ダイレクトバックアップのバックアップデータの格納先として使用します。 |
プール領域 |
ネットワーク型バックアップ用論理ユニット |
|||
1) |
バックアップ管理ファイル |
ネットワーク型バックアップの制御情報を格納します。(クラスタ構成の場合) |
ファイルシステム |
2) |
バックアッププール |
ネットワーク型バックアップのバックアップデータの格納先として使用します。 |
ファイルシステム |
以下の論理ユニットに対して、その用途を設定します。
/sp/uty/conf/diskadm/luinfo.confファイル(以降、luinfo.confファイルと呼びます)に論理ユニットとその用途を記述します。
以下の書式に従ってください。
GR (<GR name>) { |
項目 |
意味 |
GR name |
SSF/Backup Facilityに接続するETERNUS ディスクアレイの名前を指定してください。
|
volume type |
volume number で指定する論理ユニットの、ハードウェア上種類を指定します。
ダイレクトバックアップでは“1”(OLU) を指定してください。 |
volume number |
論理ユニット番号(16進数)です。論理ユニット番号とは、論理ユニットを登録した時にETERNUSmgrによって付けられる値です。 |
Usage |
バックアップ運用における使用用途を指定します。
マルチパスを作成した論理ユニットには“1”を、バックアップ論理ユニットには“2”を指定してください。 |
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|
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各項目間は、空白文字で区切ってください。なお、先頭文字が“#”で始まる行は、コメント行として扱われます。
以下に記述例を示します。
# This line is a comment |
なお、“5.1.2.3.3 論理ユニットプールを使用しないテープへのバックアップ”のみで運用するETERNUS ディスクアレイの場合は、ETERNUS ディスクアレイの名前のみ記述し、論理ユニット情報は記述する必要はありません。
以下に記述例を示します。
# This line is a comment |
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# cp /sp/uty/conf/diskadm/luinfo.conf.sample /sp/uty/conf/diskadm/luinfo.conf <Return> |
ダイレクトバックアップがETERNUS ディスクアレイにアクセスするために使用するマルチパスを、/sp/uty/conf/diskadm/devpath.confファイルに記述してください。(管理ファイル領域を構築するETERNUS ディスクアレイには5本、それ以外のETERNUS ディスクアレイはそれぞれ4本のマルチパスがあります。)
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SP論理ユニット領域の論理ユニットの指定とアクセスパスの設定を有効にするために、以下を実行してください。
# /opt/FJSVsputl/bin/chkluinfo <Return> |
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