SSF/Backup Facility 導入手引書 |
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第8章 オプション製品の追加導入 |
Networkerの導入手順を以下に示します。
SPシリーズでLT160のみを使用して、1台のテープライブラリでダイレクトバックアップとNetWorkerを使用する場合は、LT160の論理ライブラリの設定を行う必要があります。
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SPシリーズでLT270のみを使用して、1台のテープライブラリでダイレクトバックアップとNetWorkerを使用する場合は、LT270の論理ライブラリの設定を行う必要があります。
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SPシリーズ上でNetworkerを使用するためには、事前に、X-Windowsの自動起動設定を有効にしておく必要があります。
以下のコマンドを実行し、X-Windowsを自動起動に設定します。
# mv /etc/rc2.d/_S99dtlogin /etc/rc2.d/S99dtlogin <Return> |
サーバとデバイス ドライバ ソフトウェア(SCSI ストレージ デバイスを使用するNetWorker で必要)の各パッケージを、ローカルCD-ROM デバイスからインストールします。この例では、インストールを実行した時に、太字で示したコマンドに対して受け取るメッセージのみを示してあります。
NetWorker ソフトウェアのインストールスクリプトは、インストール時に/etc/rpc および /etc/syslog.conf ファイルを変更します。
以下のコマンドを実行し、現在のファイルをバックアップします。
# cp /etc/rpc /etc/rpc.old <Return> |
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# pkgadd -d /cdrom/nw_722_sol/NW722_J <Return> |
次のパッケージを利用できます: 1 LGTOclnt NetWorker for Solaris (Backup/Recover) Client (sparc) 7.2.2.Build.422 2 LGTOdrvr NetWorker for Solaris (Backup/Recover) Device Drivers (sparc) 7.2.2.Build.422 3 LGTOjaman NetWorker for Solaris (Backup/Recover) Japanese Man (EUC) (sparc) 7.2.2.Build.422 4 LGTOjapn NetWorker for Solaris (Backup/Recover) Japanese Locale (sparc) 7.2.2.Build.422 5 LGTOman NetWorker for Solaris (Backup/Recover) Man (sparc) 7.2.2.Build.422 6 LGTOnode NetWorker for Solaris (Backup/Recover) Storage Node (sparc) 7.2.2.Build.422 7 LGTOserv NetWorker for Solaris (Backup/Recover) Server (sparc) 7.2.2.Build.422 パッケージ (複数可) を選択してください (すべてのパッケージを 処理するには 'all' を入力してください)。 (default: all) [?,??,q]: all <Return> .... Directory to use for client, licensing and server information [/nsr]? /nsr <Return> .... Enter the first NetWorker server's name [no more]: <Return> ← リターンのみ Allowing access to all NetWorker servers. Start NetWorker daemons at end of install [yes]? no <Return> .... このパッケージには、パッケージのインストール処理中にスーパーユーザーの アクセス権で実行するスクリプトが含まれています。 <LGTOclnt> のインストールを継続しますか [y,n,?] y <Return> .... このパッケージには、パッケージのインストール処理中にスーパーユーザーの アクセス権で実行するスクリプトが含まれています。 <LGTOdrvr> のインストールを継続しますか [y,n,?] y <Return> .... このパッケージには、パッケージのインストール処理中にスーパーユーザーの アクセス権で実行するスクリプトが含まれています。 <LGTOjaman> のインストールを継続しますか [y,n,?] y <Return> .... このパッケージには、パッケージのインストール処理中にスーパーユーザーの アクセス権で実行するスクリプトが含まれています。 <LGTOjapn> のインストールを継続しますか [y,n,?] y <Return> .... このパッケージには、パッケージのインストール処理中にスーパーユーザーの アクセス権で実行するスクリプトが含まれています。 <LGTOman> のインストールを継続しますか [y,n,?] y <Return> .... Start NetWorker daemons at end of install [yes]? no <Return> .... このパッケージには、パッケージのインストール処理中にスーパーユーザーの アクセス権で実行するスクリプトが含まれています。 <LGTOnode> のインストールを継続しますか [y,n,?] y <Return> .... Enter device name ([Return] if no more): <Return> Start NetWorker daemons at end of install [yes]? no <Return> .... このパッケージには、パッケージのインストール処理中にスーパーユーザーの アクセス権で実行するスクリプトが含まれています。 <LGTOserv> のインストールを継続しますか [y,n,?] y <Return> .... 次のパッケージを利用できます: 1 LGTOclnt NetWorker for Solaris (Backup/Recover) Client (sparc) 7.2.2.Build.422 2 LGTOdrvr NetWorker for Solaris (Backup/Recover) Device Drivers (sparc) 7.2.2.Build.422 3 LGTOjaman NetWorker for Solaris (Backup/Recover) Japanese Man (EUC) (sparc) 7.2.2.Build.422 4 LGTOjapn NetWorker for Solaris (Backup/Recover) Japanese Locale (sparc) 7.2.2.Build.422 5 LGTOman NetWorker for Solaris (Backup/Recover) Man (sparc) 7.2.2.Build.422 6 LGTOnode NetWorker for Solaris (Backup/Recover) Storage Node (sparc) 7.2.2.Build.422 7 LGTOserv NetWorker for Solaris (Backup/Recover) Server (sparc) 7.2.2.Build.422 パッケージ (複数可) を選択してください (すべてのパッケージを 処理するには 'all' を入力してください)。 (default: all) [?,??,q]: q <Return> # |
NetWorkerサーバ、クライアントのインストール後パッチの適用をお願いします。適用手順等の詳細はパッチが格納されているディレクトリのREADMEをご確認ください。
# cd / <Return> |
NetWorker製品を購入すると、製品パッケージとは別にEnabler Certificateを受け取ります。
Certificateのイネーブラコードを使用して、購入したNetWorker製品を有効にしてライセンス登録する必要があります。
製品をインストールした後、次のステップにしたがってイネーブラ コードを入力してください。
# nwadmin & <Return> |
[サーバ]画面の表示を表形式に変更し、[サーバ]リソースを出力します。
出力結果を参考に製品に添付されているライセンス・パスワード申請書に必要事項を記入し、以下のパスワード発行センターまでFAXでお送りください。
ソフトウェアを有効にしてから45 日以内にソフトウェアをライセンス登録します。
パスワード発行センターではすべて記入されたライセンス登録用紙を受け取ると、ユニークな認証コードを返送します。
ソフトウェアを永久的に有効にするため、[登録]画面の[認証コード]フィールドに認証コードを入力します。
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テープドライブの制御に、Solaris OS標準のstドライバを使用します。
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テープライブラリとの接続に、GP7B8FC1(GP7B8FC1-F)、PW008FC2(PW008FC2-F)、またはPW008FC3(PW008FC3-F)ファイバチャネルカードを使用する場合、/usr/kernel/drv/lus.confファイルを編集し、known-scsi-adaptersエントリを追加する必要があります。
GP7B8FC1(GP7B8FC1-F)ファイバチャネルカードの場合 |
pci10cf,105c:126-32C |
PW008FC2(PW008FC2-F)ファイバチャネルカードの場合 |
pci10cf,1178:126-32C |
PW008FC3(PW008FC3-F)ファイバチャネルカードの場合 |
# vi /usr/kernel/drv/lus.conf <Return> |
上記の太字で示す部分を追記してください。
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jbconfigコマンドでテープライブラリの種類を設定する必要があります。テープライブラリの種類、テープドライブの種別を以下のように設定してください。
テープライブラリの種類 |
Autodetected SCSI Jukebox |
テープドライブの種別 |
LTO Ultrium(Ultrium1テープドライブの場合) |
jbconfigコマンドを実行し、オートチェンジャ(ジュークボックス)のコンフィグレーションを行う必要があります。
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テープライブラリを使用するにあたって、ロードタイムアウトを300秒(5分)に設定する必要があります。設定は、Ultrium1テープドライブはNSR_DEV_LOAD_TIME_LTO_ULTRIUM、Ultrium2テープドライブはNSR_DEV_LOAD_TIME_LTO_ULTRIUM_2、Ultrium3テープドライブはNSR_DEV_LOAD_TIME_LTO_ULTRIUM_3環境変数で行います。
NSR_DEV_LOAD_TIME_LTO_ULTRIUM=300 export NSR_DEV_LOAD_TIME_LTO_ULTRIUM NSR_DEV_LOAD_TIME_LTO_ULTRIUM_2=300 export NSR_DEV_LOAD_TIME_LTO_ULTRIUM_2 NSR_DEV_LOAD_TIME_LTO_ULTRIUM_3=300 export NSR_DEV_LOAD_TIME_LTO_ULTRIUM_3 |
# shutdown -y -g0 -i6 <Return> |
テープライブラリにテープ暗号化装置を接続して運用する場合、ブロックサイズを256KBに変更する必要があります。設定は、Ultrium2テープドライブはNSR_DEV_BLOCK_SIZE_LTO_ULTRIUM_2、Ultrium3テープドライブはNSR_DEV_BLOCK_SIZE_LTO_ULTRIUM_3環境変数で行います。
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以下に設定例を示します。
# /etc/init.d/networker stop <Return> |
NSR_DEV_BLOCK_SIZE_LTO_ULTRIUM_3=256 |
# /etc/init.d/networker start <Return> |
nsrd: media notice: setting (LTO Ultrium-3) block size to (256 KB) |
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NetWorkerのインストールはシングル構成への導入「8.1.1.1 インストール」と同じですので、そちらを参照してください。
NetWorkerのインストール後、NetWorkerのデーモンを停止します。NetWorkerデーモンの停止は、/usr/sbin/nsr_shutdownコマンドを使用します。
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# mv /etc/rc2.d/S95networker /etc/rc2.d/FJSVclntw.S95networker <Return> |
# su <Return> |
CD-ROM媒体をCD-ROM装置にセットし、pkgadd(1M)コマンドを実行し、パッケージをインストールしてください。
# pkgadd -d /cdrom/cdrom0/Package FJSVclntw <Return> |
: This package's default installation information is following: Program install directory:/opt Do you want to change the install directory? [y,n,?,q] <Return> ← リターンのみ ## processing package information. ## processing system information. : : |
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PRIMECLUSTER Wizard for NetWorkerが提供する、clntwparamコマンドを使用して、以下の2つを設定します。設定は、各ノードでそれぞれ行う必要があります。
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NetWorkerインストール時に指定した/nsrの実体がある場所を絶対パス名でLocal_Pathパラメタに設定します。
# /etc/opt/FJSVclntw/bin/clntwparam Local_Path /var/opt/nsr <Return> |
上記では、/var/opt/nsr をNetWorkerのインストール先絶対パスとして指定する場合の例を示しています。
NetWorkerがサーバクラスタ形態で動作する場合に共用するデータベース領域が配置される場所を絶対パス名でVirtual_Pathパラメタに設定します。
# /etc/opt/FJSVclntw/bin/clntwparam Virtual_Path /sp/nbu/nsr <Return> |
上記では、/sp/nbu/nsr をNetWorkerの共用データベース領域として指定する場合の例を示しています。
nwclntwaddコマンドを使用して、ローカルディスクに作成したNetWorkerデータベース(/nsr配下)を共用ディスクのVirtual_Pathにコピーします。
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ここでいうGDS ボリュームは、以下の用途で使用するために割当てたボリュームを指しています。
# sdxvolume -N -c class0001 -v volume0013 <Return> |
# mount /dev/sfdsk/class0001/dsk/volume0013 /sp/nbu <Return> |
# /etc/opt/FJSVclntw/bin/nwclntwadd <Return> |
# umount /sp/nbu <Return> |
ここでいうGDS ボリュームは、以下の用途で使用するために割当てたボリュームを指しています。
# sdxvolume -F -c class0001 -v volume0013 <Return> |
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NetWorkerのサーバのユーザアプリケーションを作成します。
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プライマリノードにおいて、NetWorker から使用するテープライブラリの設定を行います。設定手順は「8.1.1.3 NetWorker から使用するテープライブラリの設定」を参照してください。
NetWorkerの設定を行います。
以下の点に注意してNetWorkerの設定を行ってください。NetWorkerの設定手順については、NetWorkerのマニュアルを参照してください。
NetWorkerのクライアント定義などの各種設定は運用側から行い、待機側で行う必要はありません。環境定義後、クラスタシステムの切替えを行い、運用側で定義した設定が待機側から有効になっていることを確認します。確認後は、再度クラスタシステムの切替えを行います。
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ログファイル(/var/opt/FJSVclntw/logs/FJSVclntw.log)に数行のトレース情報出力後、「INFO:GdCheck: Beginning of process watch.」と出力されれば、正常に運用が開始されています。
クラスタ切替えを行い他のクラスタノード上で同様の動作確認を行ってください。
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動作確認完了後、NetWorkerのライセンス登録を行ってください。
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