PRIMECLUSTER Global Disk Services 説明書 4.2 (Linux版) |
目次
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Advanced Copy function
富士通ストレージシステム ETERNUSのコピー機能。ECおよびOPCの総称名。
詳しくは、富士通ストレージシステム ETERNUSのマニュアルを参照してください。
array disk
「ディスクアレイ」を参照。
active slice
スイッチスライスのこと。
active disk
スイッチグループに接続されているディスクのうち、運用状態のディスク。
object
SDXオブジェクトのこと。クラス、グループ、ディスク、ボリューム、スライスの総称。
SDXオブジェクトとシャドウオブジェクトの総称。
backup object configuration
クラス内のオブジェクト構成を構成テーブル形式で構成ファイルに出力すること。
restore object configuration
構成ファイルに退避しておいた構成テーブルの記述に従って、クラスのオブジェクト構成を作成すること。
offline backup
ボリュームを使用しているアプリケーションを停止してから、ボリュームのバックアップを採取すること。
online snapshot
ボリュームを使用しているアプリケーションを停止することなく、ボリュームのスナップショットを作成すること。
online disk migration
ディスクデータにアクセスしているアプリケーションを停止することなく、ディスクを入れ換えること。
online backup
ボリュームを使用しているアプリケーションを停止することなく、ボリュームのバックアップを採取すること。
lower level group
他のグループに属しているグループ。下位グループには、ボリュームを作成できません。
lower level shadow group
他のシャドウグループに属しているシャドウグループ。下位シャドウグループには、シャドウボリュームを作成できません。
keep disk
クラスへの登録やグループへの接続の際に、ディスクのフォーマットやデータを保持し続けるディスク。
shared objects
共用クラスに属するオブジェクト。
shared class
共用(shared)タイプのクラス。共用クラスに属しているオブジェクトは、複数のノードで共用できます。共用クラスには、自ノードを含む複数のノードに接続されているディスクを登録することができます。共用クラスは、クラスタアプリケーションが使用するリソースの単位でもあります。
shared disk definition file
PRIMECLUSTERシステムにおいて、各ノードと共用ディスク装置の物理的な接続構成を記述するファイル。clautoconfig(8)コマンド実行時に共用ディスク定義ファイルのフルパスを-fオプションで指定することにより、共用ディスク定義ファイルに記述されているディスク装置の情報が、PRIMECLUSTERのリソースデータベースに登録されます。詳しくは、PRIMECLUSTER Cluster Foundation 導入運用手引書および「共用ディスク装置のリソース登録」を参照してください。
class
ディスククラスのこと。
ディスククラスとシャドウクラスの総称。
cluster application
PRIMECLUSTER RMSのリソース定義において、userApplicationに分類されるリソース。複数のリソースをアプリケーション単位にグループ化する際に使用される。
詳しくは、PRIMECLUSTERのマニュアルを参照してください。
cluster system
複数のノードを専用ネットワークで接続した高可用性・高信頼性システム。
詳しくは、PRIMECLUSTERのマニュアルを参照してください。
cluster control
PRIMECLUSTERに含まれる、各種の異常の検出や状態遷移を担うコンポーネント。
詳しくは、PRIMECLUSTERのマニュアルを参照してください。
close down class
クラス内のすべてのオブジェクトを参照不可能な状態にすること。
group
ディスクグループのこと。
ディスクグループとシャドウグループの総称。
size of a group
グループの有効サイズに、占有スライス1個分のサイズを加えたサイズ。
connect group
グループを他のグループに追加すること。
前者のグループを「下位グループ」、後者のグループを「上位グループ」と呼びます。たとえば、複数のストライプグループを最上位グループであるミラーグループに接続すると、最上位グループに作成されたミラーボリュームは、ストライピングされ、かつミラーリングされた論理ディスクデバイスになります。
disconnect group
下位グループを上位グループから除去すること。
available size of a group
グループ内でボリュームとして使用可能な容量。
joined
マスタとプロキシが結合された状態。結合状態のプロキシボリュームにはアクセスできません。
current volume
/etc/fstabファイルに、ファイルシステムまたはスワップ域として記述されているマスタボリュームまたはプロキシボリューム。
current root volume
ルートファイルシステムとして現在動作しているボリューム。
configuration database
GDSで管理しているオブジェクトの構成情報を格納するデータベース。構成データベースは、占有スライスに格納されます。
configuration table
クラスのオブジェクト構成を表形式で記述したテキストデータ。
convert configuration table
構成ファイルに構成テーブルを退避したときとは異なる環境でクラスのオブジェクト構成が復元できるように、復元する環境に合わせて構成テーブルを変更すること。
configuration file
構成テーブルが記述されているテキストファイル。
just resynchronization
高速等価性回復モードが有効になっている場合に、高速に行われる等価性回復コピー処理のこと。
just resynchronization mechanism
高速等価性回復コピーを実現するための仕組み。略称はJRM。
concatenation
コンカチネートすること。
concatenation group
コンカチネーション(concat)タイプのグループ。コンカチネートされるディスクの集まり。
concatenate
複数の物理ディスクを連結すること。複数のディスクを仮想的にひとつの大容量ディスクとして使用する仕組み。
the highest level group
他のグループに属していないグループ。最上位グループには、ボリュームを作成できます。
the highest level shadow group
他のシャドウグループに属していないシャドウグループ。最上位シャドウグループには、シャドウボリュームを作成できます。
geometry
シリンダ、ヘッド、およびセクタの数やサイズなど、ディスクの物理的な特性。
system disk
動作中のLinuxオペレーティングシステムがインストールされたディスク。次のいずれかのファイルシステム(またはスワップ域)として現在動作しているスライスを含むディスク全体を指します。
/、/usr、/var、/boot、/boot/efiまたはスワップ域
system volume
次のいずれかのファイルシステム(またはスワップ域)として現在動作しているボリューム。
/、/usr、/var、/boot、/boot/efi、またはスワップ域
shadow object
GDSが管理する仮想的な資源。シャドウクラス、シャドウグループ、シャドウディスク、シャドウボリューム、シャドウスライスの総称。GDS Snapshotが導入されているノードで使用できます。SDXオブジェクトとシャドウオブジェクトを総称して「オブジェクト」と呼ぶこともあります。
shadow class
シャドウオブジェクトの集まり。ディスククラスとシャドウクラスを総称して「クラス」と呼ぶこともあります。他のドメインでSDXディスクとして管理されている物理ディスクや、ディスク装置のコピー機能によってSDXディスクのコピー先になっている物理ディスクを、シャドウクラスに登録することにより、シャドウオブジェクトとして管理しアクセスすることができます。シャドウクラスに属しているオブジェクトは、自ノードのみで使用できます。
shadow group
シャドウクラスに作成されたグループ。シャドウディスクおよび下位シャドウグループの集まり。ディスクグループとシャドウグループを総称して「グループ」と呼ぶこともあります。
shadow slice
シャドウボリュームを構成するスライス。論理スライスとシャドウスライスのことを総称して「スライス」と呼ぶこともあります。
shadow disk
シャドウクラスに登録されているディスク。SDXディスクとシャドウディスクを総称して「ディスク」と呼ぶこともあります。
shadow volume
シャドウクラスに作成されたボリューム。論理ボリュームとシャドウボリュームを総称して「ボリューム」と呼ぶこともあります。
instant snapshot
富士通ストレージシステム ETERNUSのOPC (One Point Copy)機能との連携によって、任意のタイミングで瞬時にマスタのスナップショットを作成すること。また、作成されたスナップショットのこと。sdxproxy Update -e instantコマンド、または、sdxproxy Part -e instantコマンドで作成します。
instant restore
分離されているプロキシのデータを、瞬時にマスタに上書きして、マスタのデータを復元すること。sdxproxy Restore -e instantコマンド、または、sdxproxy RejoinRestore -e instantコマンドで作成します。
higher level group
他のグループが属しているグループ。
higher level shadow group
他のシャドウグループが属しているシャドウグループ。
single slice
シングルボリュームを構成する論理スライス。シングルボリュームは、ひとつのシングルスライスからなります。シングルスライスは、シングルディスクの物理的に連続したブロックのかたまりです。
single disk
グループに属していないSDXディスクで、シングルボリュームを作成できるディスク。
single node
クラスタシステム構成ではないノード。単ノード、単一ノードと呼ぶ場合もあります。
single volume
グループに属していないシングルディスク内に作成されたボリューム。データは冗長化されません。
switch
ディスクスイッチのこと。
switch group
スイッチ(switch)タイプのグループ。スイッチされる運用ディスクと待機ディスクの集まり。
switch slice
スイッチボリュームを構成する運用状態の論理スライス。スイッチボリュームは、ひとつのスイッチスライスからなります。スイッチスライスは、スイッチグループに属している運用ディスクの物理的に連続したブロックのかたまりです。
switch volume
スイッチグループ内に作成されたボリューム。ディスクスイッチ機能によって運用ディスクと待機ディスクの役割を切り替えることができます。データは冗長化されません。
scope
クラスの属性のひとつ。クラスのオブジェクトを使用できるノード群を表します。
striping
データを一定のサイズに分割して、複数のスライスに交互に振り分けて割り当てること。I/Oを複数の物理ディスクに分散して同時に発行する仕組み。
stripe group
ストライプ(stripe)タイプのグループ。ストライピングの単位となるディスクおよび下位グループの集まり。
stripe width
ストライピングする際の、データを分割するサイズ。
stripe volume
ストライプグループ内に作成されたボリューム。ストライピングによってI/O負荷を複数のディスクに分散させることができます。データは冗長化されません。
stripe column
ストライピングする単位となるディスクおよび下位グループ。すなわち、ストライプグループに属しているディスクおよび下位グループのこと。
Storage Area Network
「SAN」を参照。
snapshot
ある瞬間のボリュームデータの複製を、別の領域に瞬時に作成すること。また、作成された複製のこと。GDSは、スライス切離し方式によるスナップショット機能を提供します。また、GDS Snapshotは、プロキシボリュームによるスナップショット機能を提供します。プロキシボリュームによるスナップショットには、等価性方式によるスナップショットと、OPC方式による瞬間スナップショットがあります。
spare disk
故障したディスクの替わりにミラーリング状態を回復させるための予備ディスク。
ミラーグループまたはその下位グループに属しているディスクにおいてI/Oエラーが検出されると、自動的にスペアディスクが接続されて、ミラーリング状態を回復します。
slice
論理スライスのこと。
論理スライスとシャドウスライスの総称。
snapshot by detaching slice
ミラーリングされているボリュームから、一時的にスライスを切り離すことによって、その時点のボリュームのスナップショットをスライスに作成すること。また、作成されたスナップショットのこと。
detach slice
ミラースライスをミラーボリュームから一時的に除去し、ミラーボリュームの構成要素としてアクセスできなくすること。
利用者によるコマンド実行時のほかに、ミラースライスでI/Oエラーが検出された場合、等価性を維持するためにGDSにより自動的に切離しが行われます。
attach slice
切り離されたミラースライスを再度ミラーボリュームに追加して、ミラーボリュームの構成要素としてアクセス可能な状態にすること。
slice number
パーティション番号のこと。
sector
「ブロック」を参照。
private slice
SDXディスクの一部で、GDSが制御用に使用する特殊なスライス。論理スライスとして利用することはできません。
soft copy
GDSのドライバによってディスクデータを複写すること。
inactive slice
ディスクスイッチを実行することによってスイッチグループの運用ディスクを切り替えたときに運用スライスになる、待機状態のスライス。待機スライスは、スイッチグループに属している待機ディスクの物理的に連続したブロックのかたまりです。
inactive disk
スイッチグループに接続されているディスクのうち、待機状態のディスク。
alternative volume
マスタまたはプロキシとして直接的または間接的に関連づけられているボリュームのこと。マスタボリュームの代替ボリュームは、プロキシボリュームです。プロキシボリュームの代替ボリュームは、マスタボリューム、および、マスタボリュームに関連づけられている他のプロキシボリュームです。
alternative root volume
ルートボリュームの代替ボリューム。
「シングルノード」を参照。
「シングルノード」を参照。
disk
SDXディスクのこと。
SDXディスクとシャドウディスクの総称。
disk array
複数の物理ディスクをまとめて、仮想的なひとつのディスクとして扱えるディスク装置。アクセスを複数の物理ディスクに分散させることによって、性能向上や高信頼化が実現できます。
通常、複数のアクセス方式が用意されており、その方式のことをRAID(Redundant Array of Inexpensive Disks)レベルと呼びます。主なRAIDレベルとして、RAID0(ストライピング)、RAID1(ミラーリング)、RAID5(パリティ付きストライピング)、RAID0+1(ストライピングセットのミラーリング)があります。
disk class
SDXオブジェクトの集まり。ディスククラスのことを「クラス」と呼ぶこともあります。物理ディスクをクラスに登録することにより、そのディスクはGDSの管理下に置かれます。クラスには、ルートクラス、ローカルクラス、共用クラスの3種類があります。
disk group
SDXディスクおよび下位グループの集まり。ディスクグループのことを「グループ」と呼ぶこともあります。同じグループに属しているSDXディスクおよび下位グループは、そのグループのタイプ属性(ミラー、ストライプ、コンカチネーション、スイッチ)に応じて、ミラーリング、ストライピング、コンカチネートまたはスイッチされる単位となります。
disk switch
運用ディスクと待機ディスクの役割を交替すること。
remove disk
ディスクをクラスから除去すること。
connect disk
ディスクをグループに追加すること。利用者はキープディスク、シングルディスク、あるいは未定義ディスクを接続することができ、スペアディスクは、必要に応じてGDSにより自動的に接続されます。
disconnect disk
ディスクをグループから除去すること。
register disk
物理ディスクを特定のクラスに追加すること。
登録が完了したディスクは、以降GDSによって管理されます。
available size of a disk
SDXディスクの領域のうち、ボリュームを作成する領域として使用可能な容量。物理ディスクのサイズをシリンダ境界に切り捨てて、占有スライスのサイズを引いたサイズ。
synchronization
正常にミラーリング状態が保たれていること。
または、マスタとプロキシのデータが一致した状態が保たれていること。
synchronized
等価性が保たれている状態。
resynchronization copying
パニックなどによってシステムがダウンした後のリブート、クラスタ制御による切替え発生時、あるいは切り離されたスライスをボリュームへ組み込む際に、ミラーリング状態を回復するために行われるミラースライス間のデータ複写処理のこと。
または、分離されているプロキシをマスタに再結合する際に、マスタとプロキシの内容が一致した状態にするために行われる、マスタとプロキシとの間のデータ複写処理のこと。
synchronization copying
ミラーリング状態を作るため、あるいはミラーリングの多重度を増やすために、ボリュームから組み込まれたミラースライスに対してデータを複写すること。
または、マスタとプロキシの内容が一致した状態にするために、マスタとプロキシとの間でデータを複写すること。
snapshot by synchronization
あらかじめ結合されて等価性が保たれているマスタとプロキシを分離することによって、その時点のマスタのスナップショットをプロキシに作成すること。また、作成されたスナップショットのこと。
domain
PRIMECLUSTERを用いて構築されたひとつのクラスタシステム。または、クラスタシステムに属していないひとつのサーバ(計算機)。
node
(ひとつのオペレーティングシステムが動作する)ひとつの計算機。
詳しくは、PRIMECLUSTERのマニュアルを参照してください。
node identifier
PRIMECLUSTERシステムにおいて、各ノードに付けられた普遍的な名前。
node name
uname -nコマンドで返される名前。
hard copy
ディスクアレイ装置のハードウェア機能によって、サーバやSANに負荷をかけずに、装置内部でディスクデータを複写すること。
background copy
瞬間スナップショットまたは瞬間リストア実行時に、見かけ上のスナップショット作成、あるいは、見かけ上のリストアが完了した後、マスタとプロキシの間で行われる実際のコピー処理のこと。通常のコピー中はコピー先のボリュームを起動できませんが、バックグラウンドコピー中はコピー先のボリュームを起動して正当なデータにアクセスすることができます。
boot disk
/boot/efiがインストールされていて、プート可能なディスク。
physical scope
物理ディスクが接続されているノード群。
physical slice
物理ディスクの一部で、物理的に連続したブロックのかたまり。ディスクパーティションのこと。開始セクタ番号やセクタ数などがパーティションテーブルに登録されています。
physical disk
ランダムにデータの入出力が可能な記憶媒体。主に、物理スライスの集まりの意味で使用します。
physical special file
物理ディスクのデバイス特殊ファイルのこと。/dev/sd[a-z]*[1-4]* など。
proxy
「プロキシオブジェクト」を参照。
proxy object
プロキシボリューム、プロキシグループの総称。
単に「プロキシ」と呼ぶ場合もあります。
proxy group
マスタグループの複製グループ。
マスタグループと同じボリューム構成で、各ボリュームがマスタグループ内のマスタボリュームのプロキシボリュームとなります。
プロキシボリュームとあわせて「プロキシ」と呼ぶ場合もあります。
restore
分離されているプロキシのデータをもとに、マスタのデータを復元すること。復元を行うと、マスタのデータはプロキシのデータで上書きされます。
break
プロキシとマスタとの関係を解消して、それぞれ独立したオブジェクトに戻すこと。
relate
ボリュームの対、または、グループの対を、マスタとプロキシとして関連付けて分離状態にすること。
join
ボリュームの対、または、グループの対を、マスタとプロキシとして関連付けて等価性維持状態にすること。
update
マスタのデータを、分離されているプロキシにコピー(上書き)すること。更新されたプロキシは、更新を開始した時点におけるマスタのイメージを持つスナップショットとなります。
rejoin
分離されているプロキシを再びマスタに結合すること。
part
プロキシをマスタから一時的に切り離して、マスタとは独立してアクセスできるようにすること。分離されたプロキシは、分離された時点におけるマスタのイメージを持つスナップショットとなります。分離しても、マスタとプロキシとしての関係は維持されます。
proxy volume
マスタボリュームの複製ボリューム。代替ボリュームと呼ぶ場合もあります。
プロキシグループとあわせて「プロキシ」と呼ぶ場合もあります。
block
ディスク容量、あるいはデータ転送時の単位。通常1ブロックは512バイト。
セクタも同義語として使用します。
parted
プロキシがマスタから分離された状態。分離状態のプロキシボリュームには、マスタとは独立にアクセスすることができます。
hot spare
ディスクに故障が発生したときに、データへのアクセスを中断させることなく、自動的にミラーリング状態を回復させる機能。
hot swap
アプリケーションを停止させることなく、故障した物理ディスク部品を交換する機能。活性交換と呼ぶ場合もあります。
volume
論理ボリュームのこと。
論理ボリュームとシャドウボリュームの総称。
start volume
ボリュームをアクセス可能な状態にすること。
stop volume
ボリュームをアクセス不可能な状態にすること。
close down volume
ボリュームを使用不可能な状態(INVALID状態)にすること。
master
「マスタオブジェクト」を参照。
master object
マスタボリューム、マスタグループの総称。
単に「マスタ」と呼ぶ場合もあります。
master group
プロキシグループの複製元となるグループ。
マスタボリュームとあわせて「マスタ」と呼ぶ場合もあります。
swap
結合されて等価性を保った状態にある、マスタを構成するスライスと、プロキシを構成するスライスを入れ換えること。
master volume
プロキシボリュームの複製元となるボリューム。
マスタグループ内のボリュームのことも、マスタボリュームと呼びます。
マスタグループとあわせて「マスタ」と呼ぶ場合もあります。
undefined disk
グループに属しておらず、シングルディスクでも、キープディスクでも、スペアディスクでもない、用途の決まっていないSDXディスク。
mirror group
ミラー(mirror)タイプのグループ。互いにミラーリングされるディスクおよび下位グループの集まり。
mirror slice
ミラーボリュームを構成する論理スライス。ミラーボリュームは、複数のミラースライスをミラーリングすることによって構成されます。ひとつのミラーボリュームに対し、ミラーグループに属している各ディスクおよび各下位グループに、それぞれひとつの論理スライスが存在します。
mirror volume
ミラーグループ内に作成されたボリューム。ミラーリングによってデータが冗長化されます。
mirroring
同じデータを複数のスライスに割り当てることによって、冗長性を維持すること。一部のスライスで障害が発生したとしても、正常なスライスが残っていれば、ボリュームへのアクセスが継続できる仕組み。
resource
PRIMECLUSTERシステムを構成するハードウェアおよびソフトウェアのうち、PRIMECLUSTERが管理するものを表す概念。PRIMECLUSTERシステムでは、共用ディスク装置のデバイスとGDSのディスククラスがリソースとして管理されます。
詳しくは、PRIMECLUSTERのマニュアルを参照してください。
resource database
PRIMECLUSTERシステムにおいてリソースの情報を管理するデータベース。リソースデータベースは、PRIMECLUSTER CFのクラスタリソース管理機構によって管理されます。詳しくは、PRIMECLUSTERのマニュアルを参照してください。
resource registration
PRIMECLUSTERシステムにおいて、ハードウェア装置をリソースデータベースに登録する機能。自動リソース登録と呼ぶこともあります。PRIMECLUSTER CFのclautoconfigコマンドを使用して実行します。詳しくは、PRIMECLUSTER Cluster Foundation 導入運用手引書および「共用ディスク装置のリソース登録」を参照してください。
root object
ルートクラスに属するオブジェクト。
root class
ルート(root)タイプのクラス。ルートクラスに属しているオブジェクトは、自ノードのみで使用できます。ルートクラスには、自ノードに接続されているディスク(システムディスクも含む)を登録することができます。
root disk
ルートファイルシステムがマウントされるディスク。
root volume
ルートファイルシステムとしてマウントされるボリューム。
local object
ローカルクラスに属するオブジェクト。
local class
ローカル(local)タイプのクラス。ローカルクラスに属しているオブジェクトは、自ノードのみで使用できます。ローカルクラスには、自ノードに接続されているディスク(システムディスクは除く)を登録することができます。
logical slice
論理ボリュームの構成要素。ひとつの物理ディスクの連続したブロック、または、複数の物理ディスクの複数ブロックから成る。ミラーボリュームはミラーリングされるひとつ以上の論理スライスによって構成されます。シングルボリューム、ストライプボリューム、コンカチネーショングループ内のボリューム、および、スイッチボリュームは、ひとつの論理スライスによって構成されます。論理スライスのことを「スライス」と呼ぶこともあります。
logical volume
物理スライス(ディスクパーティション)と同様に、ブロック型デバイスインタフェースと文字型(raw)デバイスインタフェース【Linux2.4】を利用者に提供する論理ディスクデバイス。利用者は、論理ボリュームをアクセスすることによって、物理ディスクのデータをアクセスできます。論理ボリュームには、シングルボリューム、ミラーボリューム、ストライプボリューム、コンカチネーショングループ内のボリューム、およびスイッチボリュームの5種類があります。論理ボリュームを「ボリューム」と呼ぶこともあります。
Equivalent Copy
EC機能によるコピー処理のこと。
Equivalent Copy function
Equivalent Copy機能の略で、富士通ストレージシステム ETERNUSのアドバンスト・コピー機能のひとつ。装置内でディスクデータの二重化状態を保持する機能。切離し制御をソフトウェアから実施することにより、ディスクの複製が作成されます。
詳しくは、富士通ストレージシステム ETERNUSのマニュアルを参照してください。
EC session
ホスト(サーバ)から富士通ストレージシステム ETERNUSへのEC要求のこと。
詳しくは、富士通ストレージシステム ETERNUSのマニュアルを参照してください。
emcpower disk
emcpowerドライバによって、ディスク装置のアクセスパスが多重化された仮想デバイス。複数のアクセスパスを使用できるため、ディスクアクセスの負荷分散やパス故障時の可用性向上を図ることができます。
ETERNUS3000 series
当社製ディスクアレイ装置。
詳しくは、ETERNUS3000 series のマニュアルを参照してください。
ETERNUS6000 series
当社製ディスクアレイ装置。
詳しくは、ETERNUS6000 series のマニュアルを参照してください。
単体の物理ディスクを複数まとめて、同一筐体に搭載したディスクファイル装置。
GDS Management view
GDSの構成設定から運用管理までの操作を、Web画面を利用して行うソフトウェア。
Global File Services
GFS (Global File Services)は、GFS共用ファイルシステムというファイルシステムを管理するソフトウェアです。
詳しくは、「PRIMECLUSTER Global File Services 説明書」を参照してください。
GFS Shared File System
共用ディスク装置を接続した複数のノードから一貫性/整合性を保った同時アクセスが可能であり、一部のノードがダウンしても、他のノードは処理を継続できることを特長とする共用ファイルシステム。
詳しくは、「PRIMECLUSTER Global File Services 説明書」を参照してください。
「GFS」を参照。
当社製ディスクアレイ装置。
詳しくは、GR700 series のマニュアルを参照してください。
Just a Bunch Of Disks
Just a Bunch Of Disks の略で、複数のディスク装置をそれぞれ単体ディスクとして使用する方式。関連用語として、「ディスクアレイ」を参照。
just resynchronization mechanism
高速等価性回復機構の略称。
MPHD disk
mphdドライバによって、ディスク装置のアクセスパスが多重化された仮想デバイス。ひとつのアクセスパスが故障しても運用を継続することができます。
MPLB disk
mplbドライバによって、ディスク装置のアクセスパスが多重化された仮想デバイス。複数のアクセスパスを使用できるため、ディスクアクセスの負荷分散を図ることができます。
Non-Volatile Update Region Mapの略で、高速等価性回復のために占有スライスに格納しておく、更新されたボリューム領域の情報。
One Point Copy
OPC機能によるコピー処理のこと。
One Point Copy function
One Point Copy機能の略で、富士通ストレージシステム ETERNUSのアドバンスト・コピー機能のひとつ。ある時点の装置内のディスクデータを、装置内の別領域に瞬時にコピーする機能。サーバからコピー開始指示を受けた時点で、見かけ上コピーを瞬時に完了させ、その後実際のコピー処理をバックグラウンドで実行します。
詳しくは、富士通ストレージシステム ETERNUSマニュアルを参照してください。
OPC session
ホスト(サーバ)から富士通ストレージシステム ETERNUSへのOPC要求のこと。
詳しくは、富士通ストレージシステム ETERNUSのマニュアルを参照してください。
instant snapshot created by OPC
「瞬間スナップショット」を参照。
クラスタシステムを構築するためのソフトウェア。
詳しくは、PRIMECLUSTERのマニュアルを参照してください。
PRIMECLUSTER system
PRIMECLUSTERを用いて構築されたクラスタシステム。
詳しくは、PRIMECLUSTERのマニュアルを参照してください。
Remote Equivalent Copy
REC機能によるコピー処理のこと。
Remote Equivalent Copy function
Remote Equivalent Copy機能の略で、富士通ストレージシステム ETERNUSのアドバンスト・コピー機能のひとつ。富士通ストレージシステム ETERNUSの筐体間でのECを可能にします。
詳しくは、富士通ストレージシステム ETERNUSのマニュアルを参照してください。
Remote One Point Copy
ROPC機能によるコピー処理のこと。
Remote One Point Copy function
Remote One Point Copy機能の略で、富士通ストレージシステム ETERNUSのアドバンスト・コピー機能のひとつ。富士通ストレージシステム ETERNUSの筐体間でのOPCを可能にします。
詳しくは、富士通ストレージシステム ETERNUSのマニュアルを参照してください。
storage area network
Storage Area Network の略で、複数のサーバと複数のストレージを接続するネットワーク。ファイバチャネルによる接続が一般的です。
SAN boot
内蔵ディスクではなく、SANに接続されたディスクアレイ装置からOSを起動する機能。
SDX object
GDSが管理する仮想的な資源。クラス、グループ、ディスク、ボリューム、スライスの総称。SDXオブジェクトのことを「オブジェクト」と呼ぶこともあります。
SDX disk
ディスククラスに登録されているディスク。SDXディスクは、用途に応じて、シングルディスク、キープディスク、スペアディスク、未定義ディスクと呼ばれることがあります。SDXディスクのことを「ディスク」と呼ぶこともあります。
EMC社製ソフトウェア。Symmetrix Remote Data Facilityの略。Symmetrixのハードウェアの機能により、Symmetrixの筐体間でディスクのデータを複製します。詳しくは、SRDFのマニュアルを参照してください。
「SAN」を参照。
EMC社製ストレージ装置。
詳しくは、Symmetrixのマニュアルを参照してください。
EMC社製ソフトウェア。Symmetrixのハードウェアの機能により、Symmetrixの筐体内でディスクのデータを複製します。詳しくは、TimeFinderのマニュアルを参照してください。
Web画面でシステムの運用管理を行うソフトウェア。
詳しくは、「Web-Based Admin View 操作手引書」を参照してください。
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