PRIMECLUSTER Global Disk Services 説明書 4.2 (Linux版)
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付録H 共用ディスク装置のリソース登録> H.5 コマンドリファレンス

H.5.2 cldelrsc(8) − リソースの削除

■形式

/etc/opt/FJSVcluster/bin/cldelrsc -r rid

 

■機能説明

本コマンドは、リソースデータベースのリソースを削除します。
以下のリソースクラスのリソースが削除できます。

リソースクラス名

意味

DISK

共用ディスク装置のデバイスのリソース

SHD_DISK

共用ディスク装置のデバイスの共用リソース

Ethernet

ネットワーク装置のリソース

削除を行うリソースは、clgettree(1)コマンドで確認してください。

共用ディスク装置のデバイスの、DISKクラスのリソースを削除し、SHD_DISKクラスの共用リソースのみが残る場合は、共用リソースも削除してください。

本コマンドは、クラスタシステムの任意の 1 ノードで、システム管理者権限で実行してください。

 

■オプション

-r rid
削除を行うリソースのリソースIDをridに指定します。リソースのリソースIDはclgettree(1)コマンドで確認してください。

 

■戻り値

0 :
正常終了
0以外:
異常終了

 

■注意

リソースを削除する共用ディスクがGDSのクラスに登録されている場合は、まずその共用ディスクをGDSのクラスから削除してから、リソースを削除してください。

 

■使用例

例として、ノード node1 および node2 で共用している共用ディスクのデバイス /dev/sdc のリソースを削除する手順を示します。

1. clgettree(1)コマンドを使って、/dev/sdc のリソースのリソースIDを確認します。以下の例では、node1の/dev/sdcの リソースのリソースIDは 18、node2 の /dev/sdc のリソースのリソースIDは 19 です。

# /etc/opt/FJSVcluster/bin/clgettree
Cluster 1 cluster
        Domain 2 PRIME
                Shared 7 SHD_PRIME
                        SHD_DISK 14 SHD_Disk14 UNKNOWN
                                DISK 15 sdb UNKNOWN node1
                                DISK 16 sdb UNKNOWN node2
                        SHD_DISK 17 SHD_Disk17 UNKNOWN
                                DISK 18 sdc UNKNOWN node1
                                DISK 19 sdc UNKNOWN node2
                Node 3 node1 ON
                        DISK 15 sdb UNKNOWN
                        DISK 18 sdc UNKNOWN
                Node 5 node2 ON
                        DISK 16 sdb UNKNOWN
                        DISK 19 sdc UNKNOWN


2. cldelrsc(8)コマンドを使って、共用ディスクのデバイス/dev/sdc のリソースを削除します。

# /etc/opt/FJSVcluster/bin/cldelrsc -r 18
# /etc/opt/FJSVcluster/bin/cldelrsc -r 19



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