PRIMECLUSTER Global Disk Services 説明書 4.2 (Linux版)
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第1章 機能> 1.3 運用管理性を向上させる機能

1.3.3 名前の管理

Linuxシステムでは、通常ディスクの名前は、sdXといった命名規約が使われていて、管理者は通し番号でディスクを区別しています。


従来のように、小規模なディスク構成で、かつ特定のサーバからのみディスクが接続されている環境では管理できましたが、多数のディスクが接続された環境や、複数のサーバからディスクが共用されるSANにおいては、通し番号では管理しきれません。

GDSでは、物理ディスクや論理ボリュームといったオブジェクトに対して、管理者が自由に名前を付けることができます。ハードウェア構成を連想させる名前やデータの内容を表す名前など、管理者が覚えやすい名前を設定することができます。

一度付けられた名前は、物理的な構成が変更されても変わることはありません。つまり、名前を意識しているアプリケーションには一切変更を加える必要がなくなります。

[図:自由なデバイス名]



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