PRIMECLUSTER Global Disk Services 説明書 4.2 (Linux版)
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第1章 機能> 1.2 可用性を向上させる機能

1.2.2 ホットスペア

■概要

ホットスペアとは、ミラーリングしているディスクが故障したときに、スペアディスク(予備のディスク)を用いて、ミラーリング状態を自動的に回復する機能です。

[図:ホットスペア]


■スペアディスクの自動接続

ミラーグループに接続されているディスクでI/Oエラーが発生すると、スペアディスクがミラーグループに自動的に接続されます。また、スペアディスクに対する等価性コピーが実行され、ミラーリング状態が回復されます。

■スペアディスクの自動切断

I/Oエラーが発生したディスクを復旧すると、スペアディスクはミラーグループから自動的に切断されます。たとえば、ディスク故障によりI/Oエラーが発生してスペアディスクが自動接続された場合、故障したディスクを交換した後、交換したディスクへの等価性回復コピー処理が完了すると、スペアディスクは自動的に切断されます。

■ホットスペアモード(スペアディスクの選択方式)

ミラーリングしているディスクでI/Oエラーが発生したとき、自動接続するスペアディスクは、I/Oエラーが発生したディスクと同じクラスに登録されているスペアディスクの中から選択されます。スペアディスクの選択方式には、筐体外優先方式と筐体内限定方式の2種類があります。デフォルトの選択方式は、筐体外優先方式です。

ホットスペアに関する留意事項
ホットスペア」を参照してください。



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