ETERNUS SF AdvancedCopy Manager 導入手引書 13.0 -Linux- |
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本章ではAdvancedCopy Managerのマネージャーのインストール方法について説明します。
インストール先のシステム環境が以下のいずれかである事を確認します。以下のシステム以外ではAdvancedCopy Managerのマネージャーのインストールができませんので、注意してください。
Red Hat Enterprise Linux AS (v. 3 for x86)
Red Hat Enterprise Linux ES (v. 3 for x86)
Red Hat Enterprise Linux AS (v. 4 for x86)
Red Hat Enterprise Linux ES (v. 4 for x86)
Red Hat Enterprise Linux AS (v. 4 for Itanium)
以下のソフトウェアと共存できません。
システム環境が V 3の場合
Softek AdvancedCopy Manager-M
Softek AdvancedCopy Manager-A
Symfoware Server クライアント機能 V6.0以降
Symfoware Server Standard Edition V6.0以降
Symfoware Server Connection Manager V6.0以降
システム環境が v 4 for x86の場合
Softek AdvancedCopy Manager-M
Softek AdvancedCopy Manager-A
Symfoware Server クライアント機能 V7.0以降
Symfoware Server Standard Edition V7.0以降
Symfoware Server Connection Manager V7.0以降
システム環境が v 4 for Itaniumの場合
Softek AdvancedCopy Manager-M
Softek AdvancedCopy Manager-A
Symfoware Server クライアント機能 V7.0以降
Symfoware Server Connection Manager V7.0以降
AdvancedCopy Managerのマネージャーは内部的にSymfowareのコンポーネントを同梱しています。インストール先システムにSymfowareが未導入であれば問題はありませんが、既にSymfowareが導入されている場合は導入済のSymfowareの状態を確認する必要があります。
AdvancedCopy Managerのマネージャーを導入しようとしているサーバにSymfoware Serverが既に導入されている場合は、Symfoware Serverが以下のレベルである事を確認してください。
システム環境が v 3の場合
Symfoware Server Enterprise Edition V6.0以降
システム環境が v 4 for x86の場合
Symfoware Server Enterprise Edition V7.0以降
システム環境が v 4 for Itaniumの場合
Symfoware Server Enterprise Extended Edition V7.0以降
上記以前のレベルのSymfoware Serverが導入されている場合は、Symfoware Serverをアンインストール後、上記レベル以降のSymfoware Serverをインストールしてください。
AdvancedCopy Managerのマネージャーを動作させる上で、必須となるソフトウェアが導入されている事を確認します。
Web画面を使用する場合は、以下のWebサーバが導入されている事を確認します。未導入の場合は、導入してください。Web画面を使用せずにコマンドのみで運用する場合は、導入されていなくても構いません。
Apache 1.3.23以降
AdvancedCopy Managerのマネージャーを運用する為には、以下のデータベース領域が必要となります。
リポジトリ
AdvancedCopy Managerが管理するデバイスの情報を管理するリポジトリです。
このリポジトリには、バックアップ管理、レプリケーション管理の情報も格納されています。
リポジトリは、以下のディレクトリ内にデータベース領域が必要となります。
DBファイル用ディレクトリ
RDBディクショナリ用ディレクトリ
RDBログファイル用ディレクトリ
リポジトリデータ格納DBスペース用ディレクトリ
種類 |
ファイルシステム上に必要な空き容量 |
---|---|
DBファイル用ディレクトリ |
200(MB) |
RDBディクショナリ用ディレクトリ |
50(MB) |
RDBログファイル用ディレクトリ |
50(MB) |
リポジトリデータ格納DBスペース用ディレクトリ |
以下の見積り式を参照(最低65(MB)) |
新規に作成するデバイスに上記ディレクトリを格納する場合は、以下のことに注意してください。
ファイルシステムを作成すると、ファイルシステムとしての動作に必要な管理ブロックが確保されます。そのため、ファイルシステムの空き容量は定義したデバイスのサイズより小さくなります。
なお、管理ブロックの容量は、ファイルシステム種別や作成時に指定するオプションによって変化します。
ファイルシステム作成後は、dfコマンドなどでファイルシステムの容量を確認し、表2.1に記載されている空き容量を確保できていることを確認してください。
容量(MB)={ [(サーバ数×6+デバイス総数×11)/40]×17+ 512 } / 1024 |
サーバ数:Storage管理サーバと、管理するStorageサーバの総数です。
デバイス総数: AdvancedCopy Managerで管理対象とするデバイス(*1)数の総数です。各Storageサーバに接続されている全デバイス数ではありませんので、注意してください。
(*1)管理対象のStorageサーバのOS種別により、"デバイス"は以下の意味となります。
StorageサーバのOS種別 |
"デバイス"の意味 |
---|---|
Windows |
パーティション |
Solaris |
スライス |
HP-UX |
LUN |
Linuxオペレーティング環境 |
パーティション |
AIX |
LUN |
なお、管理対象となるStorageサーバがSafeDISKまたはPRIMECLUSTER Global Disk Servicesによるミラーリングを行っている場合には、デバイス数はミラースライスの総数となります。
4つのディレクトリは同じパーティション上に作成することが可能ですが、信頼性、更新時性能等を考慮して、別のパーティション上に用意することをお勧めします。
見積りの因子は、Storageサーバが複数ある場合にはすべてのStorageサーバでの数の総和とし、クラスタ運用を行う場合は、論理的なサーバだけでなく、物理的なサーバの数も考慮してください。
[ ]内、計算結果の小数点以下は切り上げてください。
算出した容量が65(MB)に満たない場合は、65(MB)を容量として採用してください。
将来的に、見積もり計算式に使用した値よりも増える可能性のある場合には、算出した容量よりも大きな容量をあらかじめ確保しておくことをお勧めします。
AdvancedCopy Manager インストールガイドを参照して下さい。
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