ETERNUS SF AdvancedCopy Manager 運用手引書 テープバックアップ連携編 13.0 -Microsoft(R) Windows(R) 2000/Microsoft(R) Windows Sever(TM) 2003-, -Solaris-, -HP-UX-, -Linux-, -AIX-
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付録B クラスタサービス停止時のテープからのリストア

本章では、Storageサーバのクラスタサービスが停止している場合のリストアについて説明します。

B.1 概要 

リストア先のボリュームがクラスタリソース登録されている場合、リストアを実施するには、Storageサーバのクラスタサービスを停止した状態でないとリストアができません。さらに、リストア対象のバックアップデータがテープに存在する場合は、“物理IPアドレスファイル”の指定が必要です。

B.2 リストアの手順 

AdvancedCopy Managerテープバックアップで、リストア先のボリュームがクラスタリソース登録されている場合のテープからのリストアは、以下の手順となります。

  1. Storageサーバ上に、“物理IPアドレスファイル”を作成します。ファイル名およびファイルのパスは、任意です。

    以下にファイルの例を示します。

    STGSRV_PHYS_IP=10.124.6.236

    項目の意味は以下のとおりです。

    項目

    意味

    STGSRV_PHYS_IP

    リストアしたいStorageサーバのノードの物理IPアドレスを指定します。
  2. 両ノードのクラスタサービスを停止します。
  3. リストアしたいStorageサーバのノードにログインします。
  4. リストアは、「リストア実行コマンド(acmrestore)」を-fオプション指定で実行します。

    以下に、コマンド実行例を示します。

    [Solaris/Linux/HP-UX/AIXの場合]

    # /opt/FJSVswstc/bin/acmrestore -g 2 -m TAPE -f /home/acm/serverA_physIP /dev/sfdsk/CLS1/dsk/vol1
    /dev/sfdsk/CLS1/dsk/vol1 acmrestore completed
    #

    [Windowsの場合]

    C:\> C:\Win32app\AdvancedCopyManager\bin\acmrestore -g 2 -m TAPE -f D:\serverA_physIP g1d1p2
    g1d1p2 acmrestore completed
    C:\>

  5. クラスタサービスを開始します。

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