PRIMECLUSTER導入運用手引書 4.2 (Linux版) |
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付録F PRIMECLUSTER対応製品用リソースの登録 |
以下の製品は、PRIMECLUSTER対応製品用のクラスタサービスインスタンスへの関連付けを行う必要があります。
Interstage Traffic Director
上記の製品以外は、以下のクラスタサービスインスタンスへの関連付けの手順は不要です。
以下に、PRIMECLUSTER対応製品用のクラスタサービスインスタンスへの関連付けの手順を説明します。
システム管理者権限でログインします。
クラスタシステムのいずれかのノードにシステム管理者権限でログインします。
手順2.は、CUIでuserApplicationを設定し、userApplication設定時に、IPアドレス引継ぎの設定を行った場合のみ実施してください。GUIでuserApplicationを設定した場合、およびuserApplication設定時にIPアドレス引継ぎの設定を行わなかった場合は、手順2.は不要です。
IPアドレス引継ぎのリソースを登録します。
clgettreeコマンドを以下の形式で実行し、IPアドレス引継ぎを行う全てのノード上のPublicLANリソースのリソースIDを確認します。PublicLANのリソースのリソースクラスは、"Ethernet"です。
# /etc/opt/FJSVcluster/bin/clgettree
例) 以下の場合、ノードnarcissusのPublicLANリソースのリソースIDは"25"、ノードsweetpeaのPublicLANリソースのリソースIDは"26"です。
# /etc/opt/FJSVcluster/bin/clgettree
Cluster 1 /
Domain 2 RC9
Shared 7 SHD_RC9
Node 3 narcissus ON
Psd 21 hme1 ON
Psd 22 hme2 ON
Ethernet 25 hme0 ON
DISK 19 c0t0d0 UNKNOWN
SytemState2 40 FJSVndbs UNKNOWN
Node 5 sweetpea ON
Psd 23 hme1 ON
Psd 24 hme2 ON
Ethernet 26 hme0 ON
DISK 20 c0t0d0 UNKNOWN
SytemState2 41 FJSVndbs UNKNOWN
clcreate-iprscコマンドを以下の形式で実行し、IPアドレス引継ぎのリソースを登録します。
# /etc/opt/FJSVcluster/sys/clcreate-iprsc -p PublicLANのリソースのリソースID...(※1) 引継ぎIPアドレス(※2)
(※1)"PublicLANのリソースのリソースID..."は、前述のclgettreeコマンドで確認した全てのノード上のPublicLANリソースのリソースIDを指定します。1つのノード内で複数のPublicLANリソースで1つのIPアドレス引継ぎを設定している場合は、使用している1つのPublicLANリソースのリソースIDを指定してください。
(※2) userApplication設定時に指定した引継ぎIPアドレスを指定します。
例) PublicLANのリソースのリソースIDが"25","26"、引継ぎIPアドレスが"192.168.246.1"の場合
# /etc/opt/FJSVcluster/sys/clcreate-iprsc -p 25,26 192.168.246.1
リソースをクラスタサービスインスタンスに関連付けます。
以下のリソースをクラスタサービスインスタンスに関連付けます。
IPアドレス引継ぎのリソース(※)
(※)手順2.でIPアドレス引継ぎのリソースを登録した場合のみ、クラスタサービスインスタンスに関連付けてください。
"Interstage Traffic Director"のリソース
clgettreeコマンドを以下の形式で実行し、クラスタサービスインスタンスに関連付けるリソースのリソースIDを確認します。IPアドレス引継ぎのリソースのリソースクラスは、"IP_Address"です。Interstage Traffic Directorのリソースのリソース名は、"FJSVndbs"です。
# /etc/opt/FJSVcluster/bin/clgettree
例) 後述する"[clgettreeコマンドの実行例]"の場合、IPアドレス引継ぎおよびInterstage Traffic Director のリソースのリソースIDは以下となります。
ノード |
IPアドレス引継ぎの リソースのリソースID |
Interstage Traffic Director リソースのリソースID |
narcissus |
27 |
40 |
sweetpea |
28 |
41 |
[clgettreeコマンドの実行例]
# /etc/opt/FJSVcluster/bin/clgettree
Cluster 1 /
Domain 2 RC9
Shared 7 SHD_RC9
SHD_Host 29 192.168.246.1 UNKNOWN
IP_Address 27 hme0:1 UNKNOWN narcissus
IP_Address 28 hme0:1 UNKNOWN sweetpea
Node 3 narcissus ON
Psd 21 hme1 ON
Psd 22 hme2 ON
Ethernet 25 hme0 ON
IP_Address 27 hme0:1 UNKNOWN
DISK 19 c0t0d0 UNKNOWN
SytemState2 40 FJSVndbs UNKNOWN
Node 5 sweetpea ON
Psd 23 hme1 ON
Psd 24 hme2 ON
Ethernet 26 hme0 ON
IP_Address 28 hme0:1 UNKNOWN
DISK 20 c0t0d0 UNKNOWN
SytemState2 41 FJSVndbs UNKNOWN
clrepparentコマンドを以下の形式でuserApplicationを構成するノード数回、実行し、IPアドレス引継ぎ、およびInterstage Traffic Directorのリソースをクラスタサービスインスタンスに関連付けます。
# /etc/opt/FJSVcluster/sys/clrepparent -s IPアドレス引継ぎ,Interstage Traffic DirectorのリソースのリソースID(※1) -t クラスタサービスインスタンスのリソースID(※2)
(※1) 前述のclgettreeコマンドで取得した、各ノードのIPアドレス引継ぎおよびInterstage Traffic Director のリソースのリソースIDを指定します。
(※2)clgettreeコマンドを以下の形式で実行し、各ノードのクラスタサービスインスタンスのリソースIDを確認します。クラスタサービスインスタンスのリソースクラスは、"AndBinding"です。クラスタサービスインスタンスが属しているノード名は、リソースクラスが"AndBinding"の行の末尾に表示されます。# /etc/opt/FJSVcluster/bin/clgettree -s以下の例の場合、ノードnarcissusのクラスタサービスインスタンスのリソースIDは、"101"、ノードsweetpeaのクラスタサービスインスタンスのリソースIDは、"102"、となります。# /etc/opt/FJSVcluster/bin/clgettree -sStandby 68 Service1 STOP AVAILABLEAndBinding 101 Instance1_Of _narcissus STOP STOP(RUN) narcissusAndBinding 102 Instance1_Of _sweetpea STOP STOP(RUN) sweetpea例) ノードnarcissusのクラスタサービスインスタンスのリソースIDが"101"、ノードsweetpeaのクラスタサービスインスタンスのリソースIDが"102"、各ノードに、以下のリソースが登録されている場合。
ノード |
IPアドレス引継ぎの リソースのリソースID |
Interstage Traffic Director リソースのリソースID |
narcissus |
27 |
40 |
sweetpea |
28 |
41 |
# /etc/opt/FJSVcluster/sys/clrepparent -s 27,40 -t 101
# /etc/opt/FJSVcluster/sys/clrepparent -s 28,41 -t 102
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