PRIMECLUSTER導入運用手引書 4.2 (Linux版)
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付録F PRIMECLUSTER対応製品用リソースの登録

F.1 クラスタサービスインスタンスへの関連付け

以下の製品は、PRIMECLUSTER対応製品用のクラスタサービスインスタンスへの関連付けを行う必要があります。

上記の製品以外は、以下のクラスタサービスインスタンスへの関連付けの手順は不要です。

以下に、PRIMECLUSTER対応製品用のクラスタサービスインスタンスへの関連付けの手順を説明します。

◆操作手順

  1. システム管理者権限でログインします。

    クラスタシステムのいずれかのノードにシステム管理者権限でログインします。

    手順2.は、CUIでuserApplicationを設定し、userApplication設定時に、IPアドレス引継ぎの設定を行った場合のみ実施してください。GUIでuserApplicationを設定した場合、およびuserApplication設定時にIPアドレス引継ぎの設定を行わなかった場合は、手順2.は不要です。
  2. IPアドレス引継ぎのリソースを登録します。

  3. リソースをクラスタサービスインスタンスに関連付けます。

    以下のリソースをクラスタサービスインスタンスに関連付けます。

    1. clgettreeコマンドを以下の形式で実行し、クラスタサービスインスタンスに関連付けるリソースのリソースIDを確認します。IPアドレス引継ぎのリソースのリソースクラスは、"IP_Address"です。Interstage Traffic Directorのリソースのリソース名は、"FJSVndbs"です。

      # /etc/opt/FJSVcluster/bin/clgettree

      例) 後述する"[clgettreeコマンドの実行例]"の場合、IPアドレス引継ぎおよびInterstage Traffic Director のリソースのリソースIDは以下となります。

      ノード

      IPアドレス引継ぎの

      リソースのリソースID

      Interstage Traffic Director

      リソースのリソースID

      narcissus

      27

      40

      sweetpea

      28

      41

      [clgettreeコマンドの実行例]

      # /etc/opt/FJSVcluster/bin/clgettree
      Cluster 1 /
                   Domain 2 RC9
                   Shared 7 SHD_RC9
                            SHD_Host 29 192.168.246.1 UNKNOWN
                                    IP_Address 27 hme0:1 UNKNOWN narcissus
                                    IP_Address 28 hme0:1 UNKNOWN sweetpea
                   Node 3 narcissus ON
                            Psd 21 hme1 ON
                            Psd 22 hme2 ON
                            Ethernet 25 hme0 ON
                                    IP_Address 27 hme0:1 UNKNOWN
                            DISK 19 c0t0d0 UNKNOWN
                            SytemState2 40 FJSVndbs UNKNOWN
                   Node 5 sweetpea ON
                            Psd 23 hme1 ON
                            Psd 24 hme2 ON
                            Ethernet 26 hme0 ON
                                    IP_Address 28 hme0:1 UNKNOWN
                            DISK 20 c0t0d0 UNKNOWN
                            SytemState2 41 FJSVndbs UNKNOWN
    2. clrepparentコマンドを以下の形式でuserApplicationを構成するノード数回、実行し、IPアドレス引継ぎ、およびInterstage Traffic Directorのリソースをクラスタサービスインスタンスに関連付けます。

      # /etc/opt/FJSVcluster/sys/clrepparent -s IPアドレス引継ぎ,Interstage Traffic DirectorのリソースのリソースID(※1) -t クラスタサービスインスタンスのリソースID(※2)

      (※1) 前述のclgettreeコマンドで取得した、各ノードのIPアドレス引継ぎおよびInterstage Traffic Director のリソースのリソースIDを指定します。
      (※2)
      clgettreeコマンドを以下の形式で実行し、各ノードのクラスタサービスインスタンスのリソースIDを確認します。クラスタサービスインスタンスのリソースクラスは、"AndBinding"です。クラスタサービスインスタンスが属しているノード名は、リソースクラスが"AndBinding"の行の末尾に表示されます。
        # /etc/opt/FJSVcluster/bin/clgettree -s
      以下の例の場合、ノードnarcissusのクラスタサービスインスタンスのリソースIDは、"101"、ノードsweetpeaのクラスタサービスインスタンスのリソースIDは、"102"、となります。
        # /etc/opt/FJSVcluster/bin/clgettree -s
        Standby 68 Service1 STOP AVAILABLE
           AndBinding 101 Instance1_Of _narcissus STOP STOP(RUN) narcissus
           AndBinding 102 Instance1_Of _sweetpea STOP STOP(RUN) sweetpea

      例) ノードnarcissusのクラスタサービスインスタンスのリソースIDが"101"、ノードsweetpeaのクラスタサービスインスタンスのリソースIDが"102"、各ノードに、以下のリソースが登録されている場合。

      ノード

      IPアドレス引継ぎの

      リソースのリソースID

      Interstage Traffic Director

      リソースのリソースID

      narcissus

      27

      40

      sweetpea

      28

      41

      # /etc/opt/FJSVcluster/sys/clrepparent -s 27,40 -t 101
      # /etc/opt/FJSVcluster/sys/clrepparent -s 28,41 -t 102

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