PRIMECLUSTER導入運用手引書 4.2 (Linux版) |
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付録D メッセージ |
エラーメッセージが出力された場合、/var/log/messages ファイルからメッセージが出力された時間帯のログ解析を行い、それ以前に他のエラーメッセージが出力されているかを確認してください。もし出力されている場合は、対処方法に従って、まずそちらの対処を行う必要があります。
内容
プログラムに内部異常が発生しました。function, code1, code2, code3, code4は調査のための情報を示します。
対処法
本メッセージを控え、調査情報を採取し、当社技術員(SE) に連絡してください。調査情報の収集の詳細については、"トラブルシューティング"を参照してください。
対処法
以下のいずれかが考えられます。
メモリ資源が不足している
カーネルパラメタの設定に誤りがある
このメッセージを記録してから、問題調査に必要な情報を収集します。調査情報の収集の詳細については、"トラブルシューティング"を参照してください。
システム全体で必要となるメモリ資源の見積りを見直してください。クラスタ制御が必要とするメモリ容量については、各製品に添付されている"PRIMECLUSTER インストールガイド" を参照してください。
上記で解決しない場合は、"CF 構成の場合"のカーネルパラメータ・ワークシートを参照して、カーネルパラメタの設定が正しいことを確認してください。設定に誤りがあった場合は、設定変更後、システムを再起動します。
上記対処によってこのエラーを解決できない場合は、当社技術員(SE) に連絡してください。
code1、code2 は、エラー調査に必要な情報を示します。
対処法
以下のいずれかが考えられます。
ディスク資源が不足している
カーネルパラメタの設定に誤りがある
このメッセージを記録してから、問題調査に必要な情報を収集します。調査情報の収集の詳細については、"トラブルシューティング"を参照してください。
PRIMECLUSTER の動作に必要なディスクの空き容量があることを確認し、不要なファイルを削除して領域を確保し、システムを再起動します。PRIMECLUSTER の動作に必要なディスク容量は、各製品に添付されている"PRIMECLUSTER インストールガイド" を参照してください。
上記で解決しない場合は、"CF 構成の場合"のカーネルパラメータ・ワークシートを参照して、カーネルパラメタの設定が正しいことを確認してください。設定に誤りがあった場合は、設定変更後、システムを再起動します。
上記対処によってこのエラーを解決できない場合は、当社技術員(SE) に連絡してください。
code1、code2 は、エラー調査に必要な情報を示します。
対処法
オプションを正しく指定し、再度実行してください。
optionはオプションを示します。
対処法
システム管理者権限で、プロセスを再度実行してください。
内容
option に示された必須オプションのいずれかを指定してください。
対処法
オプションを正しく指定し、再度実行してください。
内容
コマンドに指定された2 つのオプションが矛盾しています。
対処法
どちらか一方のオプションを指定してコマンドを再実行してください。
対処法
このメッセージをコピーしてデバッグ情報を収集し、当社技術員 (SE) に連絡してください。デバッグ情報の収集については、"トラブルシューティング" を参照してください。
target はコマンド名を示します。
対処法
このメッセージを表示しているノードを再起動してリソースデータベースを再びアクティブにしてください。メッセージが再び表示される場合は、このメッセージをコピーしてデバッグ情報を収集し、当社技術員 (SE) に連絡してください。デバッグ情報の収集については、"トラブルシューティング" を参照してください。
code1 、code2 は当社技術員 (SE) に必要な情報を示します。
対処法
このメッセージをコピーしてデバッグ情報を収集し、当社技術員 (SE) に連絡してください。デバッグ情報の収集については、"トラブルシューティング" を参照してください。
code1 、code2 は当社技術員 (SE) に必要な情報を示します。
対処法
状態遷移プロシジャファイルを正しく指定し、再度実行してください。
本対処で解決できない場合は、調査用の情報を収集します。それから当社技術員(SE)に連絡してください。調査情報の収集の詳細については、"トラブルシューティング"を参照してください。
対処法
状態遷移プロシジャファイルを上書きする場合は、-oオプションを指定し、再度実行してください。
対処法
リソースクラスを正しく指定し、再度実行してください。指定できるリソースクラスは、/etc/opt/FJSVcluster/classes配下のファイル名です。
リソースクラスとして指定した文字列に誤りがないか確認してください。
対処法
状態遷移プロシジャの取出し時
状態遷移プロシジャの取出し先のディスク資源またはファイルシステムのノード資源が不足している可能性があります。df(1)等で資源を確認し、資源が不足している場合には、資源不足を解消させた後、再度実行するか、状態遷移プロシジャの取出し先を変更してください。
状態遷移プロシジャの登録時
クラスタシステムをインストールしたディスク資源またはファイルシステムのノード資源が不足している可能性があります。df(1)等で資源を確認し、資源が不足している場合は、資源不足を解消させた後、再度実行してください。
本対処で解決できない場合は、調査用の情報を収集します。それから当社技術員(SE)に連絡してください。調査情報の収集の詳細については、"トラブルシューティング"を参照してください。
code1 は調査のための情報、code2 はエラー番号を示します。
対処法
削除できる状態遷移プロシジャファイルは、利用者が定義した状態遷移プロシジャファイルのみです。
利用者が定義していない状態遷移プロシジャファイルの削除方法は、該当する状態遷移プロシジャファイルの提供元に確認してください。
対処法
クラスタアプリケーションに登録されているプロシジャリソースが、リソースデータベースに存在しません。userApplication Configuration Wizard(GUI)およびhvwでプロシジャリソースを選択する手順でクラスタアプリケーションを登録した場合、本メッセージが出力されることはありません。userApplication Configuration Wizard(GUI)およびhvwでプロシジャリソースを選択する手順でクラスタアプリケーションを登録したにも関わらず、本メッセージが出力された場合は、このメッセージを記録して、調査用の情報を収集します。その後、当社技術員(SE)に連絡してください。調査情報の収集の詳細については、"トラブルシューティング"を参照してください。
hvwでFREECHOICEによりプロシジャリソースをクラスタアプリケーションに登録した場合は、メッセージ本文に表示されたプロシジャリソースがリソースデータベースに登録されていないことをclgettreeコマンドで確認してください。clgettreeコマンドの詳細については、clgettreeのマニュアルページを参照してください。
リソースデータベースに登録されていない場合は、リソースデータベースにメッセージ本文に表示されたプロシジャリソースを登録してください。プロシジャリソースの登録方法は、"PRIMECLUSTER対応製品編"内の対象製品の章を参照し、製品に応じた設定方法に従ってください。
リソースデータベースに登録されている場合は、このメッセージを記録して、調査用の情報を収集します。その後、当社技術員(SE)に連絡してください。調査情報の収集の詳細については、"トラブルシューティング"を参照してください。
Resourceはリソースデータベースに登録されていないリソース名、ridはリソースデータベースに登録されていないリソースのリソースIDを示します。
内容
このメッセージはブラウザを起動しているクライアントシステムには表示されません。このメッセージは、CLI コマンド ( clreply ) でオペレータ介入メッセージに応答したときに標準出力に表示されます。入力にyes またはno 以外の文字列を指定した場合にこのメッセージが表示されます。
対処法
オプションを正しく指定して、再実行してください。
対処法
存在するディレクトリを指定し、再度実行してください。
対処法
故障を修正して、RMS 起動後に表示されるオペレータ介入メッセージに応答を行うか、RMSメインウィンドウまたはhvdisp コマンドで、修正したリソースが登録されているuserApplication の状態を確認してください。userApplication がFault 状態の場合は、RMS メインウィンドウまたはhvutil コマンドの-c オプションで、Fault のクリア操作を行ってください。
SysNode はリソース障害が発生したSysNode の名前を示します。userApplication は障害が発生したリソースが属するuserApplication の名前を示します。resource は障害が発生したリソースの名前を示します。
対処法
ノード起動後に表示されるオペレータ介入メッセージに応答を行うか、RMS メインウィンドウまたはhvdisp コマンドで、故障が発生したノードのuserApplication の状態を確認してください。userApplication がFault 状態の場合は、RMS メインウィンドウまたはhvutil コマンドの-c オプションで、Fault のクリア操作を行ってください。
SysNode は故障の発生したSysNode を示します。
RMS コマンド ( hvdisp ) で故障リソースの履歴機能またはオペレーション介入機能を実行して失敗すると、エラーメッセージが表示されます。このエラーメッセージを調査し、適切な修正を行ってから要求を再試行してください。
対処法
メッセージの内容および必要な対処法を確認して、再実行してください。
内容
RMS コマンドが異常終了したため、メッセージのオペレータ介入機能が失敗しました。
対処法
このエラーメッセージを調査し、適切な修正を行ってから要求を再試行してください。
number は処理に失敗したオペレータ介入メッセージを示します。action はオペレータからのメッセージに対する最初の応答状態をyes またはno で示します。command は異常終了したRMSコマンドを示します。Error message from RMS command はRMS コマンドが標準エラーに送信するエラーメッセージを示します。
対処法
このメッセージは以下の状況で生成されます。
clreply コマンドの実行時にオペレータが誤って存在しないメッセージ番号を指定しました。この問題は未処理メッセージのリストにあるメッセージ番号を指定することで解決します。
応答したメッセージはキャンセルされています。これはアプリケーションの状態が変更されたためにメッセージが古くなったことによる現象です。この場合、対処は不要です。
応答したメッセージは、オペレータ介入機能が自動的に他のメッセージに置換しています。たとえば、オペレータ介入機能メッセージ1422 がメッセージ番号1423 に置換されている場合、またはその逆などの場合があります。その場合、オペレータ介入機能は元のメッセージに応答し、メッセージを表示して、メッセージ番号が変更されていることをユーザに通知します。
number はオペレータ介入メッセージの件数を示します。
内容
SysNode で示されるノードが停止したため、オペレータ介入メッセージへの応答が失敗しました。
対処法
ノードを再起動してRMS が動作しているかどうかを確認してください。
SysNode は停止しているノードのSysNode の名前を示します。number は応答に失敗したオペレータ介入メッセージの番号を示します。action はオペレータの応答をyes またはno で示します。
対処法
以下の原因が考えられます。
状態遷移プロシジャ(procedure)がBourneシェルスクリプトでない
状態遷移プロシジャ(procedure)の各引数(code1〜code6)に対する状態遷移処理が、異常復帰した。プロシジャリソースの制御プログラムは状態遷移処理の成功、失敗を状態遷移プロシジャの終了コード(関数exit)により判断しています。
終了コード0 :状態遷移処理が正常と判断します
終了コード0以外 :状態遷移処理が異常と判断します
このメッセージを記録して、調査用の情報を収集します。調査情報の収集の詳細については、"トラブルシューティング"を参照してください。
以下の対処を行ってください。
状態遷移プロシジャを取出し、状態遷移プロシジャ(procedure)がBourneシェルスクリプトであることを確認してください。Bourneシェルでない場合は、状態遷移プロシジャの先頭行に、以下を記述し、状態遷移プロシジャを再登録してください。
#!/bin/sh
状態遷移プロシジャの取出しはclgetprocコマンド、状態遷移プロシジャの登録はclsetprocコマンドで行います。各コマンドの詳細については、マニュアルページを参照してください。
各引数(code1〜code6)に対する状態遷移処理の復帰値について確認してください。終了コード(関数exit)の処理が存在しない場合は、状態遷移プロシジャ内の最終コマンドの実行結果が復帰値となり、本現象が発生する場合がありますので、必ず終了コード(関数exit)の処理を設定してください。
上記本対処法で解決できない場合は、当社技術員(SE)に連絡してください。
procedureは異常となった状態遷移プロシジャを示します。procedureに示される状態遷移プロシジャを作成した場合は、以降の情報を参考にし、状態遷移プロシジャを修正してください。
code1、code2、code3、code4、code5、code6 は異常となった状態遷移指示を示します。code7 は調査のための情報を示します。
code1: 第1引数(状態遷移指示種別)
code2: 第2引数(クラスタサービスインスタンス種別)
code3: 第3引数(状態遷移指示タイミング)
code4: 第4引数(リソースID)
code5: 第5引数(状態遷移事象種別)
code6: 第6引数(状態遷移事象詳細)
errorはエラー原因を示します。エラー原因には、以下があります。
・procedure file exit error
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