PRIMECLUSTER導入運用手引書 4.2 (Linux版)
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第5部 保守編> 第9章 PRIMECLUSTERシステムの保守> 9.3 ソフトウェアの保守> 9.3.2 修正の適用手順概要

9.3.2.2 ローリングアップデートによる修正適用手順

ローリングアップデートによる修正適用手順を説明します。ここでは2ノード構成の 1:1運用待機システムを例にとって説明しています。

◆操作の流れ

◆操作手順

  1. 待機ノード(node1)の停止

    待機ノード(node1)へ修正を適用するため、RMSを停止してから、ノードを停止します。

    この停止に伴い、切捨ての状態遷移が発生し、組込みを行うまで二重化運用状態でなくなることに注意してください。

  2. 待機ノード(node1)のシングルユーザモードでの起動

    シングルユーザモードで起動します。

  3. 修正適用

    修正を適用します。

  4. 待機ノード(node1)の再起動

    ノードを再起動します。

  5. 待機ノード(node1)の組込み

    停止に伴い修正を適用したノード(node1)が、クラスタシステムから切捨て状態となっているため、組込み操作を行ってください。

  6. クラスタアプリケーションの切替え

    運用ノード(node0)へ修正を適用するため、hvswitch によりクラスタアプリケーションを切り替えます。

  7. 運用ノード(node0)の停止

    切替えが完了してから、RMS を停止し、ノードを停止します。

  8. 運用ノード(node0)のシングルユーザモードで起動

    シングルユーザモードで起動します。

  9. 修正適用

    修正を適用します。

  10. 運用ノード(node0)の再起動

    適用した修正をシステムへ反映するために、再起動を行ってください。

  11. 運用ノードの組込み

    停止に伴い修正を適用したノード(node0)が、クラスタシステムから切捨て状態となっているため、組込み操作を行ってください。

  12. 切戻し

    必要に応じて、切戻し操作により運用待機の配置を導入時に定義した状態に戻します。


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