PRIMECLUSTER導入運用手引書 4.2 (Linux版)
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第2部 導入編> 第6章 クラスタアプリケーションの構築

6.4 GFSの初期設定

GFS (Global File Services) 共用ファイルシステム をGDS (Global Disk Services)のボリューム上に作成するためには、GDSのボリュームが存在し、かつ、そのボリュームがactiveである必要があります。ボリュームがstop状態の場合は、ボリュームを起動してください。

ボリュームの起動方法については、"PRIMECLUSTER Global Disk Services 説明書"の"4.2.3 操作"または"D.4 sdxvolume − ボリュームの操作"を参照してください。

GFS共用ファイルシステをRMSクラスタ運用で使用する場合のGFSの設定は以下の流れで行います。

ここで設定するデバイス名、マウントポイントは、"GFS 共用ファイルシステム設定ワークシート"に対応します。

GFS 共用 ファイルシステム では、GFS 共用ファイルシステム 専用の管理パーティションを用意する必要があり、これには切替ファイルシステムとして使用するGDSボリュームのディスククラスと異なるボリュームを割り当てる必要があります。

◆操作手順

  1. いずれかのノードで GFS 共用ファイルシステム の管理パーティションを作成します。

    # sfcsetup -c /dev/sfdsk/class0001/rdsk/GFSctl
  2. 各ノードで GFS 共用ファイルシステム の管理パーティションへノード情報を登録します。

    primecl01# sfcsetup -a /dev/sfdsk/class0001/rdsk/GFSctl
    primecl02# sfcsetup -a /dev/sfdsk/class0001/rdsk/GFSctl
  3. 各ノードで GFS 共用ファイルシステム を活性化します。

    primecl01# sfcfrmstart
    primecl02# sfcfrmstart

    sfcfrmstartが異常終了する場合は、sfcprmdが起動されていることをpsコマンドで確認してください。sfcprmdが起動されていない場合は、そのノードで次のコマンドを実行してください。
    # service sfcfsrm start
  4. いずれかのノードで GFS 共用ファイルシステム を作成します。

    # sfcmkfs -o node=primecl01,primecl02 /dev/sfdsk/class0002/dsk/volume0001
  5. 各ノードの /etc/fstab に当該 GFS 共用ファイルシステム のマウント情報を追加します。追加するマウント情報の "mount options" フィールドに "noauto"を必ず指定してください。同じフィールドに "noatrc" を指定しないでください。

    /dev/sfdsk/class0002/dsk/volume0001 /sfcfs1 sfcfs rw,noauto 0 0
  6. 各ノードでマウントポイントを作成します。

    primecl01# mkdir /sfcfs1
    primecl02# mkdir /sfcfs1

手順4,5,6の操作については、GUI運用管理ビューを使用して設定できます。"ファイルシステムの作成"を参照してください。

下へ6.4.1 ファイルシステムの作成

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