PRIMECLUSTER導入運用手引書 4.2 (Linux版) |
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第1部 導入準備編 | > 第2章 設計 |
構築するPRIMECLUSTERシステムに合わせ、Web-Based Admin Viewの運用形態を決めます。
システムの性能等を考慮して、適切な運用形態を選定してください。
ここでは、Web-Based Admin Viewを使用したPRIMECLUSTERシステムの運用形態と代表的なモデルの説明と、どのモデルを採用するかの指針について説明します。
Web-Based Admin Viewの運用形態については、"PRIMECLUSTER Web-Based Admin View操作手引書"の"1.2 Web-Based Admin Viewの運用形態"を参照してください。
Web-Based Admin Viewでは、クライアント、クラスタ管理サーバ、およびクラスタノードからなる論理的な3層構造アーキテクチャを採用しており、クラスタ構成に含まれる各ノード、またはクラスタ構成に含まれない各ノードにおいて以下の役割を持ちます。
運用を管理するユーザが実際の画面操作等を行う計算機で、Webブラウザの動作するパーソナルコンピュータあるいはLinux(R) Workstation (Intel製CPU搭載) を基本とします。
WWWサーバ機能を持つ運用管理のためのサーバです。物理的にクラスタノードに配置することも可能です。クラスタ管理サーバは二重化することが可能で、その場合にはプライマリクラスタ管理サーバとセカンダリクラスタ管理サーバの2つのサーバ構成になります。
運用中はクラスタ管理サーバを二重化してください。
なお、運用に応じて動的にセカンダリクラスタ管理サーバを移動させることも可能です。
Linux(R)が動作するサーバ機を使用します。
PRIMECLUSTERシステムを構成し、業務を動作させるノードです。
Linux(R)が動作するサーバ機を使用します。
Web-Based Admin Viewはクライアント、管理サーバ、および監視ノードの論理的な3層アーキテクチャを採用していますが、物理的には、2層構造をとることも可能です。
以下にWeb-Based Admin Viewを使った代表的な運用モデルを紹介します。
クラスタ管理サーバとクラスタノードを兼用し、クライアントが独立するモデルです。
このモデルは、比較的小規模で、特別にクラスタ管理サーバを設定しない場合に採用され、主に1:1運用待機/2ノード相互待機などの運用形態で使用される代表的なモデルです。
このモデルには以下の形態があります。
業務LANと運用管理クライアントのWebブラウザで使用するLANを兼用する形態です。そのネットワークを使用できる範囲や人を限定できる場合に採用します。PRIMECLUSTERインストール後は、Web-Based Admin View の設定はこの形態のようになっています。
業務LANと運用管理クライアントのWebブラウザで使用するLANを分離する形態です。運用管理クライアントを公開ネットワーク等から利用する場合にはセキュリティを考慮し、この運用形態を採用します。この形態は、PRIMECLUSTERインストール後に、Web-Based Admin View の設定を変更する必要があります。
設定はクラスタ管理サーバ上で、クラスタノード向けに使用するIPアドレスとクライアント向けに使用するIPアドレスをそれぞれ指定します。詳細は"CF、CIPの設定"を参照してください。
クライアント、クラスタ管理サーバ、クラスタノードが別々に設置されるモデルです。
このモデルは、大規模システムでPRIMECLUSTERシステムを集中管理する場合や、クラスタノードにクラスタ管理サーバとしての負荷をかけたくない場合に使用するモデルです。
業務の継続性、可用性を保証するために3ノード以上の構成ではクラスタ管理サーバを分離した3層モデルにすることを推奨します。
このモデルには以下の形態があります。
業務LANと運用管理クライアントのWebブラウザで使用するLANを兼用する形態です。そのネットワークを使用できる範囲や人を限定できる場合に採用します。PRIMECLUSTERインストール後は、Web-Based Admin View の設定はこの形態のようになっています。
業務LANと運用管理クライアントのWebブラウザで使用するLANを分離する形態です。運用管理クライアントを公開ネットワーク等から利用する場合にはセキュリティを考慮し、この運用形態を採用します。この形態は、PRIMECLUSTERインストール後に、Web-Based Admin View の設定を変更する必要があります。
設定はクラスタ管理サーバ上で、クラスタノード向けに使用するIPアドレスとクライアント向けに使用するIPアドレスをそれぞれ指定します。詳細は"CF、CIPの設定"を参照してください。
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