PowerSORT Workstation V5.0 使用手引書
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第6章 C言語プログラムからPowerSORTを使用する> 6.4 BSORT関数で使用する構造体

6.4.21 BSRCON構造体

BSRCON構造体は、個々の再編成フィールドを定義するための構造体です。

typedef struct {
  union {
    unsigned long    rcon_position;
    BSPTR_UCHAR    rcon_literal;
  } pos;
  unsigned long    rcon_length;
  unsigned char    rcon_consinf;
  unsigned char    reserve[3];  /* reserved */
} BSRCON;

■BSRCON構造体メンバ

unsigned long  pos.rcon_position

再編成フィールドの位置を設定します。
バイナリファイルとテキストファイル固定フィールド指定の場合は、レコードの先頭を0としたバイト位置を指定し、テキストファイル浮動フィールド指定の場合は、0から数えたフィールド番号を指定します。
このフィールドに指定する再編成フィールドの位置は、PowerSORTが入力するレコードのフィールド位置です。pos.rcon_literalとは共用体で定義されています。自己規定値を指定したいときは、pos.rcon_literalに設定します。

BSPTR_UCHAR  pos.rcon_literal

自己規定値のアドレスを設定します。
テキストファイル固定フィールド指定の場合は、自己規定値にレコード分離文字を含むことはできません。テキストファイル浮動フィールド指定の場合は、自己規定値にフィールド分離文字列およびレコード分離文字を含むことはできません。pos.rcon_positionとは共用体で定義されています。入力レコード中のフィールドを指定したい場合は、pos.rcon_positionに設定します。

unsigned long  rcon_length

再編成フィールドまたは自己規定値の長さを指定します。
テキストファイル浮動フィールド指定の場合、指定したフィールド長よりも長いフィールドが現れた場合は、指定したフィールド長で処理します。指定したフィールド長よりも短いフィールドが現れた場合は、実際のフィールド長で処理します。
rcon_consinfにBS_RECENDを指定する場合は、0を指定してください。

unsigned char  rcon_consinf

入力レコード中のフィールドを再編成フィールドにするか、または自己規定値を再編成フィールドにするかを設定します。
テキストファイル浮動フィールド指定の処理で自己規定値を指定した場合、PowerSORTがフィールド分離文字列を追加して再編成します。

定義値

意味

BS_FIELD

入力レコード中のフィールドを再編成フィールドに指定します。

BS_LITERAL

自己規定値を再編成フィールドに指定します。

BS_RECEND

指定位置からレコードの最後までを再編成フィールドに指定します。


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