PowerSORT Workstation V5.0 使用手引書 |
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第3章 PowerSORTのbsortコマンドを使用する | > 3.2 bsortコマンドオプション |
キーフィールドを指定します。
1つのキーフィールドは、位置、長さ、データ形式および操作で構成されます。
複数のキーフィールドを指定した場合、指定した順に比較が行われます。複数のキーフィールドを指定する場合は、キーフィールドをコンマ( , )で区切って指定します(-key-def,key-def)。また、1つ前のキーフィールドの指定に続けて指定(-key-def key-def)したり、キーフィールドオプションを複数指定することもできます(-key-def -key-def)。
キーフィールドの指定を省略すると、レコード全体をキーフィールドとみなしてコードの昇順に並べます。キーフィールドを省略して降順に並べる場合は、降順オプション(-r)を使用します。
-key-def [ ,key-def ...] |
pos.len typ opt |
キーフィールドの位置を指定します。
バイナリファイルとテキストファイル固定フィールド指定の場合は、レコードの先頭を0としたバイト位置を指定します。テキストファイル浮動フィールド指定の場合は、0から数えたフィールド番号を指定します。
キーフィールドの長さをピリオド( . )に続けて指定します。
テキストファイル浮動フィールド指定の場合、指定したフィールド長よりも実際のフィールドが長いときは、ここで指定した長さで処理します。指定したフィールド長よりも実際のフィールドが短い場合は、実際のフィールド長で処理されます。
typ に符号なし2進数を指定する場合は、len にはマスク値を10進数で指定します。フィールド値とマスク値の論理積をキー値にします。例えば、符号なし2進数を指定する場合、フィールド値が0x8e、マスク値が3(0x03)のとき、キー値は0x02になります。
指定可能なデータ形式ごとの長さについては、キーフィールドに指定可能なデータ形式を参照してください。
キーフィールドのデータ形式をlenに続けて指定します。
指定可能なデータ形式については、キーフィールドに指定可能なデータ形式を参照してください。
キーフィールドの操作をtyp に続けて指定します。
複数の操作を指定する場合は、続けて記述します。バイナリファイルの場合は、a、m、rおよびwが指定できます。テキストファイルの場合は、全てのキーフィールドの操作が指定できます。aとrを両方とも省略した場合は、aを指定したものとして動作します。指定可能な操作を以下に示します。
opt |
意味 |
---|---|
a |
昇順に並べます。rとは排他関係にあります。 |
b |
キーフィールドの先頭の空白とタブを無視します。 |
d |
空白と英数字だけを比較の対象とします。 |
i |
制御文字コードを無視します。 |
j |
英小文字を英大文字として比較します。 |
m |
漢字ソートマージ機能を使用します。 |
n |
符号を含んだ数字の文字列を算術的な値で比較します。 |
N |
英字と数字の連結データ(例えば、data123など)を英字と数値に分けて評価し並べます。 |
r |
降順に並べます。aとは排他関係にあります。 |
w |
複数バイトから成る文字が混在していても文字ごとに比較して並べます。 |
キーフィールドのデータ形式に照合順序変更を指定した場合、キーフィールドの操作にaまたはr以外を指定することはできません。
レコードの先頭から10バイトのASCIIコードのフィールドを昇順に並べる場合は、次のように指定します。
-0.10asca |
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