PowerSORT Workstation V5.0 使用手引書
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第1章 PowerSORTの概要

1.8 環境設定

ここでは、PowerSORTが使用する作業域(メモリ)および一時ファイル量の見積もりについて説明します。

■PowerSORTが使用する作業域(メモリ)の見積もり

PowerSORTは、指定された範囲内の作業域を使用して処理を行ないます。指定が省略された場合は、次のように作業域の大きさを決定します。

割り当てた作業域内にすべての入力レコードが読み込めた場合、一時ファイルを使用せずに作業域内だけでソート処理を完了します(これをインコアソートといいます)。インコアソートは、一時ファイルへの入出力がないことなどから一般に処理時間が短くなります。このため、入力レコードの量に合わせて適切な作業域の大きさを指定することで、処理時間の短縮が可能です。ただし、作業域の大きさの指定には次のような注意が必要です。

[参照]

■PowerSORTが使用する一時ファイル量の見積もり

PowerSORTは、ソート処理を行う際に一時ファイルを作成します。作成する一時ファイル量の概算式を以下に示します。なお、PowerSORTの作業域が入力データ量に対して充分与えられなかった場合、オプション機能を使用している場合または漢字ソートマージ機能を使用している場合には、以下の概算式を超えることがあるため、一時ファイルを作成するフォルダには、充分な空きスペースのあるドライブおよびフォルダを指定してください。

一時ファイル量=(管理領域+キー長+レコード長)*レコード件数

[参照]


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