PowerSORT Workstation V5.0 使用手引書
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目次
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1.6 PowerSORTの入出力環境
PowerSORTの入出力の対象となるファイル種別について説明します。
■対象となるファイル種別
PowerSORTでは、以下のファイルを使用できます。
◆テキストファイル
文字列データと改行コードおよびEOFコードで構成されたシステムの標準ファイルシステム上の文書ファイルです。
◆バイナリファイル
文字列や16進データによる、長さが一定のレコード(固定長レコード形式)で構成されているシステムの標準ファイルシステム上のファイルです。
◆富士通COBOL順編成、索引、相対ファイル
富士通のNetCOBOL、PowerCOBOL97、COBOL97およびCOBOL85などでサポートしているファイル形式で、それぞれに固定長レコード形式、可変長レコード形式があります。PowerSORTはBSAMに対応した富士通COBOL順編成ファイルにも対応しています。BSAMに対応した富士通COBOL順編成ファイルについては富士通COBOLファイルシステム(BSAM対応順ファイル)についてを参照してください。
◆Micro Focus COBOL順編成、索引、相対ファイル
Micro Focus COBOLでサポートしているファイル形式で、それぞれに固定長レコード形式、可変長レコード形式があります。
◆Btrieveファイル
Btrieveで取り扱うファイルで、固定長レコード形式と可変長レコード形式があります。
◆RDMファイル
PowerRW+でサポートしているファイル形式で、固定長レコード形式で構成されているファイルです。
■入力と出力のファイル種別の組合せについて
入力と出力のファイル種別は、以下の組合せの範囲で異なるファイル種別を指定できます。
レコード形式は、入力ファイルのレコード形式が出力ファイルのレコード形式となり、変更することはできません。
入力ファイル種別 |
出力ファイル種別 |
テキストファイル |
テキストファイル |
バイナリファイル |
バイナリファイル
富士通COBOL順編成、索引、相対ファイル
Micro Focus COBOL順編成、相対ファイル
Btrieveファイル
RDMファイル |
上記以外のファイル |
バイナリファイル(入力ファイルのレコード形式が固定長レコード形式の場合のみ)
富士通COBOL順編成、索引、相対ファイル
Micro Focus COBOL順編成、相対ファイル
Btrieveファイル
RDMファイル(入力ファイルのレコード形式が固定長レコード形式の場合のみ) |

- データが圧縮されたMicro Focus COBOLファイルシステムの索引ファイルを入力ファイルに指定することはできません。
- 出力ファイルにMicro Focus COBOLファイルシステムの索引ファイルを指定することはできません。
- Btrieveファイルは、bsortコマンドでは出力ファイルとして指定することはできません。
- PowerSORT Workstationでは、ファイル種別によらず、取り扱えるファイルサイズ(複数のファイルを指定している場合はその合計)の上限は4ギガバイトです。
- PowerSORTはBSAMに対応した富士通COBOL順ファイルを処理することが可能です。BSAMに対応した富士通COBOL順ファイルを処理する場合は、入出力ファイルのファイルシステムに"富士通COBOLファイルシステム(BSAM対応順ファイル)"を指定してください。
- "富士通COBOLファイルシステム(順ファイル)"で扱える最大ファイルサイズは1ギガバイトです。"富士通COBOLファイルシステム(BSAM対応順ファイル)"では、ファイルサイズが1GBを超えるファイルを扱うことができます。扱うことのできる最大ファイルサイズについては、お使いの富士通COBOLファイルシステムのマニュアルを参照してください。
- 入出力ファイルのファイルシステムに"富士通COBOLファイルシステム(BSAM対応順ファイル)"を指定した場合、富士通COBOLファイルシステムの仕様によりレコード排他処理が行われません。
- お使いの富士通COBOLファイルシステムがBSAMに対応しているかの確認、およびBSAMについての詳細は、お使いの富士通COBOLファイルシステムのマニュアルを参照してください。
- お使いの富士通COBOLファイルシステムがBSAMに対応していない場合、入出力ファイルのファイルシステムに"富士通COBOLファイルシステム(BSAM対応順ファイル)"を指定しても"富士通COBOLファイルシステム(順ファイル)"として動作します。
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