Apdesigner プログラマーズガイド
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第3部 Apdesigner利用編> 第10章 Javaフォームとアプレットを定義する> 10.11 アテンションを定義する

10.11.1 アテンションの使いかた

アテンションは、以下の手順で定義します。

  1. アテンション定義

    Javaフォーム定義のメニューバーから[ツール] > [アテンション定義]を選択し、アテンション定義を起動します。ここで、アテンション名を定義します。
    AWTボタン(Button)またはSwingボタン(JButton)をフォーム上に配置すると、自動的にそのBean名でアテンションが定義されます。
    アテンションをキーで発生させる場合は、定義したアテンションに対応するキーも合わせてアテンション定義で定義します。
    アテンションをボタンやメニューに関連付けた場合、ActionCommandプロパティに関連付けられます。

  2. アテンション受け取り処理の定義

    アテンションが発生したときの処理を記述します。この処理をアテンションハンドラと呼びます。アテンション定義の画面で[アテンション処理定義]ボタンを押して処理を記述します。アテンションハンドラは、フォームクラス内に以下のシグネチャをもつメソッドとして生成されます。このメソッドに対して、Javaエディタから直接処理を記述することもできます。

    public boolean processAttention_アテンション名()

    アテンションハンドラでは、アテンションを処理した場合はtrue、処理しなかった場合はfalseを復帰値と返します。

アテンションは、Beanのアクションイベント(action-actionPerformed)やキー入力イベント(key-keyTyped)ハンドラをもとに発生します。具体的には、アクションイベント(action-actionPerformed)やキー入力イベント(key-keyTyped)ハンドラの中に記述されるdefaultEventProcメソッド内の処理でアテンションを発生させています。そのため、アクションイベント(action-actionPerformed)やキー入力イベント(key-keyTyped)ハンドラをカストマイズするときに、defaultEventProcメソッドを削除するとアテンションが発生しなくなります。defaultEventProcメソッドの削除には注意してください。

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