Apdesigner プログラマーズガイド
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第3部 Apdesigner利用編> 第10章 Javaフォームとアプレットを定義する> 10.7 Beanのプロパティを参照・設定する

10.7.1 プロパティの種類

プロパティには、以下の種類があります。

+標準プロパティ

JavaフォームおよびBeanの標準的プロパティです。標準プロパティの一覧を以下に示します。

[標準プロパティ一覧]

プロパティ英語名

プロパティ日本語名

機能

表示条件

プログラムからの参照/設定方法

beanName

Bean名

Javaフォームの場合は、Javaフォームのクラス名。Beanの場合は、イベント処理記述するときにBeanを識別する名前。名前の付け方については"Apdesignerユーザーズガイド"の"付録"を参照してください。

JavaフォームおよびすべてのBeanで表示します。

できません。

layout

レイアウトマネージャ

レイアウトマネージャ種別。以下の中から選択します。

  • なし
  • FlowLayout
  • BorderLayout
  • GridLayout
  • CardLayout
  • GridBagLayout

子コンポーネントをもつことができるBeanの場合、表示します。ただし、不可視Beanは除きます。

できます。

  • setLayout
  • getLayout

bounds

注1)

矩形

Beanの位置、高さおよび幅。

JavaフォームおよびすべてのBeanで表示します。ただし、不可視Beanは除きます。

できます。

  • setBounds
  • getBounds

border

境界線種別

Beanの周囲に表示する境界線の種類。

javax.swing.JComponentから派生したBeanの場合、表示します。

Swingだけできます。

  • setBorder
  • getBorder

constraints

注2)

配置条件

親コンテナに追加するときに指定する配置条件。

すべてのBeanで表示します。ただし、不可視Beanは除きます。

できません。

addIndex

注2)

重なり/並び順

親コンテナに追加する順序。

すべてのBeanで表示します。ただし、不可視Beanは除きます。

できません。

visible

表示

Beanを表示するかどうかのフラグ。

すべてのBeanで表示します。

できます。

  • setVisible
  • getVisible

background

注3)

背景色

背景色。

JavaフォームおよびすべてのBeanで表示します。ただし、不可視Beanは除きます。

できます。

  • setBackground
  • getBackground

foreground

注3)

前面色

前面色。

JavaフォームおよびすべてのBeanで表示します。ただし、不可視Beanは除きます。

できます。

  • setForeground
  • getForeground

font

注3)

フォント

フォント。

JavaフォームおよびすべてのBeanで表示します。ただし、不可視Beanは除きます。

できます。

  • setFont
  • getFont

toolTipText

ツールチップ文字列

ツールチップウィンドウに表示する文字列。

javax.swing.JComponentから派生したBeanの場合、表示します。

Swingだけできます。

  • setToolTipText
  • getToolTipText

attention

アテンション

ボタンを押したときに発生させるアテンションを設定します。

ボタンBeanの場合、表示します。

できます。

  • setActionCommand
  • getActionCommand
注1)
フレームやダイアログの場合は、プロパティ一覧にあるboundsプロパティの値とJavaソースコードにあるsetBounsメソッドの値が異なることがあります。
プロパティ一覧にあるboundsプロパティの値は、編集画面表示方式(メニューより[編集] > [実行イメージで編集]により切り替えることができる)により異なる値を表示します。
[実行イメージ方式]の場合は、ウィンドウの幅と高さの値を表示します。
[通常方式]の場合は、ウィンドウのクライアント域の幅と高さの値を表示します。

注2)
ポップアップメニューからも参照および設定することができます。

注3)
background、foregroundおよびfontプロパティにnullを設定した場合、親コンテナに設定した値が採用されます。

+固有プロパティ

Beanの固有プロパティを表示します。固有プロパティは、BeanInfo情報に指定された情報をもとに表示します。プロパティ属性による表示の有無について、以下に示します。

[固有プロパティの表示有無]

プロパティの属性

環境設定 注)

アクセスレベル

可視

専門家

通常モード

専門家モード

読取り/書込み可能プロパティ

可視

通常

専門家

×

不可視

×

×

読取り専用プロパティ

×

×

書込み専用プロパティ

×

×

○:表示します。 ×:表示しません。

注)
Javaフォーム定義のメニューバーから[環境設定] > [オプション]を選択します。[プロパティ]タブの[専門家向けのプロパティを表示する]がチェックされている場合は、専門家モードです。

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