Apdesigner プログラマーズガイド |
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第2部 アプリケーション開発編 | > 第5章 アプレットを開発する | > 5.3 複数のJavaフォームを連携するアプレットを開発する |
個々の画面は、プロジェクトにJavaフォームを追加して作成します。
Javaフォームを新規作成するときは、[フォーム連携パネル]を選択します。
フォーム連携パネルは、ADPanelクラスまたはADJPanelクラスを継承しています。詳細については、"Apworksリファレンス Javaサービスクラス編"を参照してください。
フォーム連携パネルを使ったJavaフォームの作成方法を以下に示します。フォーム連携パネルを使う場合のユーザインタフェースやイベントは自由に設計できます。
Javaフォームでは、onShow()メソッドをオーバライドする必要があります。onShow()メソッドには、画面項目の設定など、画面が表示される直前に実行する内容を記述します。
onShow()メソッドをオーバライドした例を以下に示します。
// onShowは、画面が表示される直前にアプレット支援ライブラリから呼ばれます。 public void onShow(String prev) { // 画面が表示される前に、ラベルlabel_operに値を設定します。 // 共通データに設定されている"operator"の値を取り出します。 String opername = (String)getADProperty("operator"); // 見出しを付けて、ラベルのテキストに設定します。 label_oper.setText("担当:" + opername); }
Javaフォーム間で共通に使用するデータは、アプレット支援ライブラリを使用して参照および設定します。これらのメソッドは、ADPanelクラスおよびADJPanelクラスのメソッドとして準備されています。
共通データを参照する例を以下に示します。
// "operator"という名前の共通データを取り出します。 String opername = (String)getADProperty("operator");
共通データを設定する例を以下に示します。
// "operator"という名前の共通データにopernameを書きこみ、広範囲に共通とします。 setADProperty("operator", opername, true);
JavaフォームからほかのJavaフォームを表示する場合は、アプレット支援ライブラリのshowADComponent()メソッドを使用します。
"SCR1234"という識別名をもつ画面を表示する例を以下に示します。
// 画面"SCR1234"を表示します。 showADComponent("SCR1234");
また、callADComponent()メソッドとreturnADComponent()メソッドを組み合わせて使うことによって、ほかのJavaフォームを呼び出したあとに、元のJavaフォームに復帰することができます。
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