Apdesigner プログラマーズガイド
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第2部 アプリケーション開発編> 第5章 アプレットを開発する> 5.3 複数のJavaフォームを連携するアプレットを開発する

5.3.1 複数のJavaフォームを連携するアプレットの開発の流れ

アプレット支援ライブラリを利用して、複数のJavaフォームを連携するアプレットを開発する場合の開発の流れは、以下のようになります。

  1. 画面遷移を設計する

    アプレットを作成する前に、画面遷移を設計します。このとき、各画面に"SCR1234"のような識別名を設定します。
    画面が少ない(10枚程度以下)場合は、すべての画面を1つのアプレットで表示できます。しかし、画面が多くなる場合は、機能単位でアプレットを分け、1アプレット内の画面が10枚以下になるようにします。

  2. プロジェクトを定義する

    プロジェクト定義時に、[新規プロジェクト]ダイアログボックスで、[アプレットプロジェクト]を指定します。
    アプレットの自動生成の延長でJavaフォーム定義が起動されますが、ここではユーザインタフェースの定義や処理手続きの記述は行わず、そのまま保存しておきます。

  3. 個々の画面を開発する

    個々の画面は、プロジェクトにJavaフォームを追加して作成します。
    メニューバーの[ファイル] > [新規] > [その他]で表示される[新規]ダイアログボックスで[Java] > [GUI] > [フォーム]を選択します。[Javaフォームの新規作成]ダイアログボックスから[フォーム連携パネル]を選択します。
    Javaフォーム定義を使用して、ユーザインタフェースを定義し、イベント処理を記述します。

  4. Javaフォームをアプレットにまとめる

    アプレットにJavaフォームを関連付ける処理手続きや、初期化や終了の処理手続きを記述します。
    アプレット支援ライブラリでは、アプレット上にJavaフォームを表示し、イベントはすべてJavaフォームで受け取ることになるので、アプレット自体のユーザインタフェースの定義やイベント処理の記述は不要です。

  5. ビルド・デバッグ・実行・サーバへの配置

    プロジェクトのビルド・デバッグ・実行と実行資産のサーバへの配置は、単一画面のアプレットと同様に行います。

大量の画面を1つのアプレットとしてビルドするためには、JBKの画面制御ライブラリを使用します。詳細については、"JDK ドキュメント"を参照してください。

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