Apdesigner プログラマーズガイド
目次 索引 前ページ次ページ

第2部 アプリケーション開発編> 第3章 Enterprise JavaBeans (EJB)を開発する> 3.3 EJBのプログラミング

3.3.4 Enterprise Bean Environment

EJB1.1以降、異なるEJBサーバ間での可搬性を改善するため、Enterprise Bean Environmentが導入されました。これは、JNDIインタフェースを通じてEJBアプリケーションが、環境プロパティ、EJBアプリケーション、データソースなど、deployment descriptorに設定されている外部情報を取得する方法を規定したものです。ここでは、環境プロパティの取得と、データソースの取得について説明します。EJBアプリケーションの取得については、"Enterprise Beanの参照"を参照してください。

++環境プロパティの取得

環境プロパティの取得例を以下に示します。

  javax.naming.Context ic = new javax.naming.InitialContext(); ・・・(1)
  String name = (String)ic.lookup("java:comp/env/ENVNAME"); ・・・(2)
  1. lookupするためのContextを作成します。
  2. lookupを行います。引数にEnterprise Bean Environmentで規定された形式("java:comp/env/xxx")を指定してください。「xxx」には、deployment descriptorに設定されている環境プロパティ名を指定します。例では、「xxx」に「ENVNAME」を指定しています。

++データソースの取得

データソースの取得例を以下に示します。

  javax.naming.Context ic = new javax.naming.InitialContext(); ・・・(1)
  javax.sql.DataSource ds =
      (javax.sql.DataSource)ic.lookup("java:comp/env/jdbc/DATASOURCE1"); ・・・(2)
  1. lookupするためのContextを作成します。
  2. lookupを行います。引数にEnterprise Bean Environmentで規定された形式("java:comp/env/jdbc/xxx")を指定してください。「xxx」には、データソース名を指定します。例では、「xxx」に「DATASOURCE1」を指定しています。

目次 索引 前ページ次ページ

All Rights Reserved, Copyright (C) 富士通株式会社 1998-2006