Interstage Shunsaku Data Manager トラブルシューティング集 - Microsoft(R) Windows(R) 2000/ Microsoft(R) Windows Server(TM) 2003 - - UNIX共通 - |
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第2章 トラブル対処の事例 | > 2.3 運用時の異常 |
Shunsakuのディスク資源での容量不足への、事前の対策を以下に示します。
ディレクタデータファイルの容量不足への事前の対策には、以下があります。
設計段階で、ディレクタデータファイルを格納するディスクとして、以下の考慮が必要です。
ディレクタデータファイルのサイズの見積りを行います。
ディレクタデータファイルのサイズの見積り結果から、ディレクタデータファイルの最大サイズおよび警戒値の見積りを行います。ディレクタデータファイルの格納先には最大サイズと同じサイズ以上の空き容量を確保してください。
ディレクタデータファイルを格納するディスクは、他のファイルを配置せず、専用ディスクとするように設計してください。
検索データの削除や更新処理が大量に発生した場合に、ディレクタデータファイルの中に無駄な領域が増え、検索性能の劣化につながることがあります。
また、無駄な領域が増えることによる、ディレクタデータファイルの格納先の空き領域が少なくなり、shundcdsコマンドによるディレクタデータファイルの最適化ができなくなる状態が発生します。
そうならないためにも、以下の措置を行ってください。
director用動作環境ファイルの以下のパラメタに、ディレクタデータファイルの最大サイズおよび警戒値を設定してください。
最大値を超えた場合、更新処理は行われず、更新処理を含むトランザクションはロールバックされます。
警戒値を超えた場合、システムのログに警告メッセージ(shn30395w)が出力されます。
モニタリング機能(shundstateコマンド)でディレクタデータの総量やフラグメンテーション率を監視し、shundcdsコマンドによる定期的なディレクタデータファイルの最適化を実施するように運用設計を行ってください。
詳細は、“導入・運用ガイド”の“director用動作環境ファイルの実行パラメタ”および“モニタリング・ロギング”を参照してください。
オペレーションログファイルの容量不足への事前の対策には、以下があります。
設計段階で、オペレーションログファイルを格納するディスクとして、以下の考慮が必要です。
更新ログデータのデータ量は、ディレクタデータファイルのバックアップ終了後、次回のバックアップまでにディレクタデータファイルに対して行われた更新のデータ量となります。
更新ログデータのデータ量からオペレーションログファイルのサイズの見積りを行い、更新ログデータが十分格納できるだけの領域を用意してください。
オペレーションログファイルのサイズの見積り結果から、オペレーションログファイルの最大サイズおよび警戒値の見積りを行います。オペレーションログファイルの格納先には最大サイズと同じサイズ以上の空き容量を確保してください。
以下の措置を行ってください。
director用動作環境ファイルの以下のパラメタで、オペレーションログファイルの最大サイズおよび警戒値を設定してください。
最大値を超えた場合、更新処理は行われず、更新処理を含むトランザクションはロールバックされます。
警戒値を超えた場合、システムのログに警告メッセージ(shn30397w)が出力されます。
運用後は、オペレーションログファイルを格納しているディスクの空き領域が不足しないように、モニタリング機能(shundstateコマンド)でオペレーションログファイルの使用中サイズを監視してください。
もし、更新ログデータのデータ量が設計時よりも増加し、ディスクの空き領域が不足した場合は、バックアップ周期を短くすることでオペレーションログファイルの領域不足の発生を避けることができます。
詳細は、“導入・運用ガイド”の“director用動作環境ファイルの実行パラメタ”および“モニタリング・ロギング”を参照してください。
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