Interstage Application Server J2EE ユーザーズガイド
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第3部 EJB編> 第14章 EJBアプリケーションの呼出し方法

14.4 Javaアプレットから呼び出す場合

 EJBクライアントを使用してクライアントアプリケーションをJavaアプレットとして開発する場合は、Javaアプリケーションと以下が違います。

 以下に、Javaアプレットでのlookup処理の記述例を示します。

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  // InitialContext獲得
  Hashtable env = new Hashtable();                                      ・・・・1
  env.put("java.naming.factory.initial",
          "com.fujitsu.interstage.ejb.jndi.FJCNCtxFactoryForClient");   ・・・・1
  env.put("java.naming.applet", this);                                  ・・・・1
  javax.naming.Context ic = new javax.naming.InitialContext( env);      ・・・・2
  // lookup
  java.lang.Object Obj = (java.lang.Object)ic.lookup("SampleBean");       ・・・3
  // homeのnarrow()
  h = (SampleHome)javax.rmi.PortableRemoteObject.narrow( Obj, SampleHome.class); ・・4
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  1. Contextを作成するときの環境情報を設定します。このとおりに記述してください。
  2. lookupするためのContextを作成します。このとおりに記述してください。
  3. lookupを行います。引数にEJBアプリケーション名を指定してください。lookupに失敗した場合、javax.naming.NameNotFoundException例外が発生します。
    失敗の理由は当例外の詳細メッセージとして通知されます。
    lookupに失敗したときの対処方法については、“メッセージ集”の“J2EE使用時に出力される例外”の“lookup処理で例外が発生した場合の対処”を参照してください。
  4. lookupしたオブジェクトをnarrowします。javax.rmi.PortableRemoteObject.narrowを発行してください。

 Javaアプレットの開発の詳細については、“CORBAアプリケーションの開発(Java言語)”を参照してください。

 Portable-ORBを使用する場合は、“Portable-ORBを使用する場合”を参照してください。

 Javaアプレットを実行する場合には、実行するマシンごとにJBKプラグインが使用するポリシーファイルへの設定が必要です。設定する情報は以下のとおりです。

 設定例を以下に記載します。JBKプラグインが使用するポリシーファイルについての詳細は、Apworksの“J Business Kit オンラインマニュアル”を参照してください。


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