PRIMECLUSTER Global File Services 説明書 4.2 (Solaris(TM) オペレーティング環境版)
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付録F リファレンスマニュアル> F.2 GFS 共用ファイルシステム専用管理コマンド

F.2.27 sfcsetup(1M) 管理パーティションの初期化、構成ノード情報の登録、削除、表示および管理パーティションパスの表示

◆形式

sfcsetup -c [ -f ] raw_device_file

sfcsetup -a raw_devece_file

sfcsetup -a -r nodename

sfcsetup -d

sfcsetup -d -r hostid

sfcsetup -p

sfcsetup

◆機能説明

 sfcsetup は、管理パーティションの初期化、管理パーティションへのノード情報の登録、削除、表示および管理パーティションのパスの表示を行います。

 管理パーティションの初期化を行う場合は、-c オプションとキャラクタ特殊デバイスを指定します。指定したデバイスが管理パーティションとして利用された形跡がある場合は、誤操作を防ぐため、エラーとなります。この場合は、-f オプションを追加することで初期化を行うことができます。管理パーティションとして指定するボリュームのサイズは 40 メガバイト以上である必要があります。

 ノード情報を追加する場合は、-a オプションを指定します。初期化済の管理パーティションの特殊ファイルを指定して sfcsetup を実行してください。

 ノード情報の削除を行う場合は、-d オプションを指定します。クラスタ内のすべてのノードで sfcfrmd デーモンを停止した後、sfcsetup を実行してください。

 sfcsetup を実行するノード以外のノード情報を登録または削除する場合には、-r オプションと、対象となるノードを nodename または hostid で指定します。sfcsetupを実行するノード以外のノード情報を削除する指定は、当該ノードが起動できない場合に使用します。

 オプションを指定しないでコマンドを実行した場合は、管理パーティションに登録されているノード情報の一覧を表示します。

 sfcsetup により、ノード情報の登録、削除が行われると sfcfsrm.conf ファイル内の管理パーティションのエントリの追加、削除が行われます。

◆オプション

 以下のオペランドを指定できます。

-c

 raw_device_file で指定されたパーティションを管理パーティション用に初期化を行います。

-a

 ノード情報の登録を行います。

-d

 ノード情報の削除を行います。

-f

 以前に管理パーティションとして利用していたパーティションを初期化する場合に指定します。

-p

 管理パーティションのパス名を表示します。

-r

 他ノードのノード情報の追加、削除を行います。
 他ノードのノード情報追加は、構成ノード内で sfcfrmd デーモンが起動済みの場合のみ実施可能です。追加するノードのクラスタの設定が完了し、かつ、ノードが再起動済みの状態である必要があります。
 他ノードのノード情報削除は、構成ノード内で sfcfrmd デーモンが未起動の場合のみ実施可能です。ノード情報を削除するノードが起動できない場合に使用します。

◆オペランド

 以下のオペランドを指定できます。

raw_device_file

 管理パーティションとして利用するパーティションのキャラクタ特殊デバイスを指定します。

nodename

 ノード情報の追加対象であるノードの CF ノード名を指定します。

hostid

 ノード情報の削除対象であるノードのホスト ID を指定します。

◆使用例

 管理パーティションを初期化する場合

# sfcsetup -c /dev/sfdsk/gfs/rdsk/control

 管理パーティションに登録されているノード情報を表示する場合

# sfcsetup
HOSTID          CIPNAME         MP_PATH
80f1ab32        host1RMS        yes
80f1ab33        host2RMS        yes

 以前に管理パーティションとして利用していたパーティションを初期化する場合

# sfcsetup -c -f /dev/sfdsk/gfs/rdsk/control

 クラスタ内のすべてのノードで sfcfrmd デーモンを停止した状態で、ノードの情報を登録する場合

# sfcsetup -a /dev/sfdsk/gfs/rdsk/control

 クラスタ内のすべてのノードで sfcfrmd デーモンを停止した状態で、ノードの情報を削除する場合

# sfcsetup -d

 sfcfrmd デーモンが起動済みの状態で、CF ノード名 sunny の構成ノード情報を追加する場合

# sfcsetup -a -r sunny

◆関連ファイル

/var/opt/FJSVsfcfs/sfcfsrm.conf

sfcfrmd デーモンの環境ファイル

◆関連項目

sfcadm(1M), sfcfrmstop(1M).

"PRIMECLUSTER Cluster Foundation Reference Manual" の clexec(1M), cip.cf(4).

◆注意事項


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