PRIMECLUSTER Global File Services 説明書 4.2 (Solaris(TM) オペレーティング環境版)
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付録F リファレンスマニュアル> F.2 GFS 共用ファイルシステム専用管理コマンド

F.2.24 sfcrepquota(1M) 全ユーザのquota制限値と使用量の表示

◆形式

sfcrepquota [ -v ] filesystem ...

sfcrepquota [ -v ] -a

◆機能説明

 sfcrepquota は、指定された GFS 共用ファイルシステムの quota機能の制限値とディスク使用量を表示します。各ユーザの現在のファイル数とブロック数 (キロバイト単位) を、sfcedquota(1M) によって設定された quota 制限値とともに出力します。出力内容の詳細は以下のとおりです。

 なお、ディスクおよびファイル使用量が制限値に達しているかどうかを、それぞれ +, - で表示します。

 オペランドfilesystem で指定するファイルシステムは、ルート・ディレクトリに所有者が root の quotas ファイルを持っていなければなりません。

 スーパーユーザだけが他のユーザの情報を参照することができます。

◆オプション

 以下のオプションが指定できます。

-a

 現在 quota 機能が有効で、コマンド実行ノードでマウント中のすべての GFS 共用ファイルシステムについて表示します。

-v

 ユーザがたとえファイルシステム資源を使用していなくてもすべての quota 情報を表示します。

◆オペランド

 以下のオペランドが指定できます。

filesystem

 対象とするファイルシステムのマウントディレクトリまたは代表パーティションのブロック特殊ファイルを指定します。

◆使用例

# sfcrepquota /mnt
/dev/sfdsk/gfs/rdsk/volume1 (/sfcfs1):
                      Block limits                      File limits
User           used   soft   hard    timeleft    used   soft   hard    timeleft
user1     --   2258   3072   5120                  71     80    100
user2     --   1345   3072   5120                  38     80    100
user3     ++   3424   3072   5120    7.0 days      81     80    100    7.0 days

# sfcrepquota -v /mnt /dev/sfdsk/gfs/rdsk/volume1 (/sfcfs1): Block limits File limits User used soft hard timeleft used soft hard timeleft user1 -- 2258 3072 5120 71 80 100 user2 -- 1345 3072 5120 38 80 100 user3 ++ 3424 3072 5120 7.0 days 81 80 100 7.0 days user4 -- 0 3072 5120 0 80 100

# sfcrepquota -a


◆関連ファイル

quotas

 ファイルシステムのルート・ディレクトリにある quota 情報ファイル

/etc/mnttab

 マウント中のファイルシステムのテーブル

◆関連項目

sfcedquota(1M), sfcquota(1M), sfcquotadm(1M), sfcquotaon(1M).

◆注意事項


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