PRIMECLUSTER Global File Services 説明書 4.2 (Solaris(TM) オペレーティング環境版)
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第3部 Global File Services 共用ファイルシステム> 第25章 性能とチューニング

25.2 チューニングパラメタ

 GFS 共用ファイルシステムの MDS用語説明(Meta Data Server) に対して、以下の項目についてチューニングを行うことが可能です。

 sfcadm(1M) で値を指定することも可能です。

 本設定値は、ファイルシステムごとにエクステント管理とディレクトリ情報キャッシュについては指定値× 1 キロバイトの領域を、i ノードキャッシュについては指定値× 4 キロバイトの領域を MDS用語説明のプロセス空間上に確保します。

 省略値では、エクステント管理情報キャッシュとして 2 メガバイト(2048KB)、ディレクトリ情報キャッシュとして 10 メガバイト(10240KB)、i ノードキャッシュとして 8 メガバイト(8192KB) のメモリを確保します。

 ディレクトリのサイズがディレクトリ情報キャッシュのサイズを超えると、そのディレクトリへのファイル作成や検索の性能が低下します。サイズの大きなディレクトリが作成される可能性がある場合には、ディレクトリ情報キャッシュ量を大きく設定することを強く推奨します。

 GFS 共用ファイルシステム専用の統計コマンド sfcstat(1M) を使用し、上記項目のキャッシュヒット率を調べ、チューニングしてください。

 sfcstat(1M) コマンドの詳細については、本書の“付録F.2.28 sfcstat(1M)"を参照してください。

 設定例

# sfcadm -o SFCFS_NCACHE_EXTENT=4096 /dev/sfdsk/gfs/rdsk/volume1
# sfcadm -o SFCFS_NCACNE_DIRECTORY=20480 /dev/sfdsk/gfs/rdsk/volume1
# sfcadm -o SFCFS_NCACHE_INODE=4096 /dev/sfdsk/gfs/rdsk/volume1


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