PRIMECLUSTER Global File Services 説明書 4.2 (Solaris(TM) オペレーティング環境版）

25.1 アップデートログ

　ファイルシステムの高速回復のために、GFS 共用ファイルシステムでは、ファイルシステム構造の変更の内容を記録するアップデートログをディスクに書き出します。そのため、従来のファイルシステムよりも余分に I/O が発生するようにとらえがちです。しかし、メタデータ I/O の削減を行っているため、実際には、アップデートログを持たないファイルシステムと同等以上のファイルシステム性能を得ることが可能です。削減効果には、変更内容をまとめ書きすることと、更新データの実反映を遅延させることがあります。 また、これらのためには、アップデートログの性質と、実際のファイルシステムアクセスで、以下の点に注意してください。

• アップデートログ領域のサイズは十分であるか？
• アップデートログ領域のサイズは大きすぎないか？
• アップデートログ領域を別パーティションに分けたほうが良いか？

　以下にそれぞれについての考え方と確認の仕方を示します。

　アップデートログ領域への設定の変更を行う場合には、sfcadm(1M) によりサイズ変更を行うことが可能です。

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25.1.1 アップデートログ領域のサイズは十分であるか？

25.1.2 アップデートログ領域のサイズは大きすぎないか？

25.1.3 アップデートログ領域を別パーティションに分けたほうが良いか？