PRIMECLUSTER Global File Services 説明書 4.2 (Solaris(TM) オペレーティング環境版) |
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第3部 Global File Services 共用ファイルシステム | > 第24章 ファイルシステムのバックアップとリストア | > 24.7 GFS 共用ファイルシステムの高速バックアップ・リストア |
GFS 共用ファイルシステムでは、媒体の内部にパーティション情報を記録しています。そのためバックアップ元の内容をバックアップ先にコピーした状態では、媒体上のパーティション情報とバックアップ先のパーティション構成が一致しないため、バックアップ先のファイルシステムは使用できません。
本機能を使用してファイルシステムのバックアップ (EC運用での切離し操作、OPC運用
での瞬時バックアップ操作) を行った場合は、バックアップ後に、バックアップ先ファイルシステムのパーティション情報を本機能が書き換えるため、バックアップ先のパーティション構成でマウントが行えるようになります。
また、本機能を使用してファイルシステムのリストアを行った場合も同様に、リストア後に、バックアップ元ファイルシステムのパーティション情報を本機能が書き換えるため、バックアップ元のパーティション構成でマウントが行えるようになります。
このように、バックアップ (切離し操作を含みます)・リストア時に媒体の内部にあるパーティション情報の書き換えが必要なため、バックアップ・リストアは本機能が提供するコマンド (バックアップは sfcproxyop backup、切離しは sfcproxyop part、リストアは sfcproxyrestore) を使用してください。
dd(1M) などによりパーティションのイメージをそのままテープなどからリストアする場合、バックアップ先にコピーを行った後、sfcproxyrestore コマンドによりバックアップ元に瞬時コピーを行ってください。
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