| PRIMECLUSTER Global File Services 説明書 4.2 (Solaris(TM) オペレーティング環境版) |
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| 第3部 Global File Services 共用ファイルシステム | > 第24章 ファイルシステムのバックアップとリストア |
ファイル単位にバックアップ/リストアを行う場合には、GFS 共用ファイルシステムごとにある quotas ファイルをバックアップ/リストアすることで、GFS 共用ファイルシステムの quota 機能のユーザ制限値をバックアップ/リストアできます。GFS 共用ファイルシステムでは、internal quotas と external quotasファイルと2つのファイルでユーザ制限値が管理されています。バックアップ・リストア時には、この2つの quotas ファイルの内容を整合させることも必要です。このためには、sfcquotadm(1M) を使用します。

sfcquotadm(1M) の詳細については、本書の“付録F.2.22 sfcquotadm(1M)”を参照してください。
/sfcfs にマウントされるファイルシステムの quota 機能のユーザ制限値を、cp(1) で他ファイルシステムに退避する手順を以下に示します。
# sfcquotadm -e /sfcfs # cp /sfcfs/quotas /work/quotas
以前にバックアップした quotas ファイル "/work/quotas" を /sfcfs にマウントされているファイルシステムにリストアし、ユーザ制限値を戻す手順を以下に示します。
# cp /work/quotas /sfcfs/quotas # sfcquotadm -i /sfcfs

quota 機能が無効化の状態でリストアを行う場合は、quota 機能を有効化することが必要です。
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